jukeboy’s diary

ローリング・ストーンズの珍しいレコードを紹介しています。

ローリング・ストーンズ メキシコ盤 THEIR SATANIC MAJESTIES REQUEST いろいろ!!

ローリング・ストーンズのメキシコ盤『THEIR SATANIC MAJESTIES REQUEST』です。これは以前ジャケットだけDiff.カヴァーの時に紹介しましたが、このレコードはカヴァーだけではなく音源も面白いです。タイトルは『サタニック』ではなく「2000光年~」をスペイン語にした『A 2000 ANOS LUZ DE LA TIERRA』となっています。メキシコでは1968年に入ってから発売され、規格番号はモノラルM 1348、ステレオ1348です。ジャケットはモノラル、ステレオ共通でクレジットがないため外からはモノラルかステレオかは判別できません。以前紹介したアルゼンチン盤の『GET YER YA-YA'S OUT』のようにジャケットは同じでシールドの上からステレオのステッカーが貼ってあったんでしょうか?レーベルはLONDONとメキシコでの発売元Peerlessです。ジャケットはアメリカ盤のように段ボールを紙で巻いた作りになっています。

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右上の部分です。Peerlessのロゴと規格番号の1348があります。

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左上にLONDONのロゴがあります。

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裏ジャケです。タイトルと曲目だけのシンプルなデザインです。

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裏ジャケ右上にPeerlessと規格番号の1348があります。

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曲目の部分です。全てスペイン語で書かれています。その下に英語でクレジットがあります。曲目の左側にLONDONのロゴがあります。

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ラベルです。メキシコのLONDONモノラルの赤ラベルになります。LONDONのロゴの上にffrrの耳のマークがあります。面表示はなく、規格番号の後にA/Bとあります。マトリクスは手書きでLD-1348-A M/LD-1348-B Mです。

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B面のラベルです。

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ステレオのラベルですが、これが聞いてみるとなんとステレオではなく疑似ステです!けっこう音の広がりはあるので何気なく聞いているとステレオかな、と思ってしまいますが楽器の音は左右に分かれていません。これって世界初、そして唯一のサタニック疑似ステ・ヴァージョンではないでしょうか~!驚きです!規格番号からモノラルにあったMが消えています。オープン・ロンドンで、下半分の曲目などの文字の配置は上のモノラルのラベルと同じです。マトリクスは手書きでMS-1348-A/MS-1348-Bです。

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B面のラベルです。

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最初にジャケットだけではなく音源も面白いと書きましたが、このメキシコ盤は曲間が異常に長く、たとえば「Sing This All Together」が終わり聞きなれた感覚で「Citadel」のイントロを待っていると全然出てこないので調子が狂ってしまいます(笑)。面白いのは曲間があるため隠しトラックの「コズミック・クリスマス」が独立している事。そして「She's A Rainbow」はストリート・ノイズの後無音になり少したってからイントロのピアノが始まります。そしてシングルのようにフェードアウトしてしまい、「The Lantern」は鐘の音からフェイドインで始まります。その他全部の曲の曲間が通常の2倍以上はあるので聞きなれたサタニックとはなんだか違う感覚で楽しめます。この曲間が長いのはモノラル、ステレオ共同じです。また、鐘の音が数えられないので疑似ステはモノラルのマスターから作ったのか分かりませんが、何らかの事情でメキシコにはステレオのマスターが届かなくて仕方がなく疑似ステを作って発売したのではないでしょうか。そうだとしたらかなりテキトーですがこの時代はそんなものだったのかもしれませんね。このレコードはジャケットが独自のもので面白いですが、内容も長い曲間や疑似ステで珍品ともいえるレコードですね!

ローリング・ストーンズ ウルグアイ盤レア・カヴァーVOLUMEN 2!!

ローリング・ストーンズウルグアイ盤では『AFTERMATH』の別カヴァーが有名ですが、こちらもユニークなデザインの『LOS ROLLING STONES VOLUMEN 2』です。内容はUK盤の『No.2』と同じです。順番が前後してしまいますがウルグアイでは最初にメンバーの写真を使ったジャケットで発売されていましたが70年代にこの珍品ともいえるイラストのジャケットに切り替わっています。規格番号はLLU 14402です。ジャケットの紙質はアメリカ盤のような段ボールを挟んだ作りになっています。音はモノラルです。なお、ジャケットのタイトル表記は表裏共何故か『Volumen No.2』となっています。

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左上にLONDONのロゴがあります。

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右上に規格番号のLLU 14402があります。

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裏ジャケです。曲目や解説は全て現地語で書かれています。

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裏ジャケ左上に規格番号のLLU 14402があります。

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裏ジャケ右上にLONDONのロゴがあります。

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裏ジャケ右下にUruguayのクレジットがあります。

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ラベルです。これはウルグアイで71年から75年にかけて使われていたボックスのLONDON ffrrのラベルです。このラベルが使われていることでこのイラストのジャケットは70年代に出たものだと分かります。ラベルではVolumen 2ではなくVol.2表記になっています。面表示はLado 1、タイトルは現地語です。マトリクスは機械打ちでXARL 6619/XARL 6620です。

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B面のラベルです。

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順番が後になりましたが、こちらがウルグアイのオリジナル盤です。1965年に発売され、規格番号も同じLLU 14402です。表側にはLOS ROLLING STONESとグループ名だけしか書かれていません。このオリジナル盤にも番号違いのミスがあります。

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左上にLONDONのロゴがあります。

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右上に規格番号がありますが、何故かLLM 17268となっています。裏ジャケが番号違いで2種あり、中のレコードはLLU 14402なのでこれは後で詳しく触れますがミス・クレジットだと思います。

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おそらく最初に出たと思われるLLM-17268とクレジットされた方の裏ジャケです。

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左上にLLM-17268とあります。

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右上にもLLM-17268とあります。

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こちらは規格番号がLLU 14402と訂正された方の裏ジャケです。表側は上のメンバーの写真のものと全く同じです。裏ジャケの方はイラストのジャケットの裏側とわずかなクレジットを除き殆ど同じです。左上の規格番号LLU 14402の部分や、LONDONのロゴの部分、右下のウルグアイのクレジット等はイラストのジャケットの方の拡大写真と同じです。ただ、表側の右上にはLLM-17268と残っているので先のジャケットがミス・クレジットだったと分かります。(上のジャケットの表側右上の拡大写真と同じです。)

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ラベルです。こちらは60年代のウルグアイ盤に使われていたオープン・ロンドンのラベルです。こちらもタイトル表記がVol.2となっています。マトリクスは機械打ちでXARL 6619/XARL 6620と上のボックス・ロンドンのラベルのマトと同じです。

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B面のラベルです。

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ウルグアイ・ロンドン盤の規格番号はモノラルがLLまたはLLU、ステレオはSLLUが使われています。最初のLLM-17268というのはアルゼンチン盤の『VOLUMEN 2』に使われている番号なので間違って使われてしまったのでは、と思います。2つのジャケットにウルグアイのクレジットがあり、裏ジャケを修正した後にも表側にLLM-17268が残っていることや、アルゼンチン盤のジャケットの方にはアルゼンチンのクレジットがある事からレコードの中身違いでもなさそうです。本題のレア・カヴァーに戻りますが、最初はメンバーの写真が使われていたのに何でイラストのジャケットに替わってしまったのか不思議ですね。イラストの中央にいる男はミックに似ていますがなんか違うし、左側には映画のシーンのようなイラストが使われていておかしいですよね!グループ名が大きくROLLING STONESと書かれているのでストーンズのレコードだと分かりますがこれがなかったらなんのレコードなのか分かりませんよね(笑)。

ローリング・ストーンズ USA盤シングルMOTHER'S LITTLE HELPERいろいろ!!

ローリング・ストーンズのアメリカでの12枚目のシングル「Mother's Little Helper/Lady Jane」です。1966年7月2日発売され、規格番号は45-902です。アルバム『AFTERMATH』と同時発売されています。(アルバムは6月20日発売説もあります。)ジャケットはアルバムと同じ写真が使われ、両A面を意識したのか当時のUSA盤シングルとしては珍しくB面の「Lady Jane」もジャケットに表記されています。

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裏ジャケです。表側と同じデザインで、上部レコード取り出し口がカットされています。

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裏ジャケ右下にPRINTED IN U.S.A.があります。このクレジットは意外と「Satisfaction」以来です。

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ラベルです。最初はオレンジ・スワルのプロモです。規格番号の表記が45 LON 902となっています。左下にPROMOTIONAL COPYのクレジットがあります。マトリクスは手書きでDR 37895-1F/DR 37897-1Dです。A面とB面の番号が順番でなく1つ飛んでいるのが特徴です。なお、マトリクスはこれ以降全て手書きです。

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規格番号は45-902、その上にMade in U.S.A.があります。左下にPROMOTIONAL、右下にNOT FOR SALEがあります。またLONDONのロゴの下にDistributed By London Records, Inc.があります。マトリクスはDR 37895-1J  △62137/DR 37897-1H  △62133です。

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ここからブルー・スワルのレギュラー盤です。最初のプロモと同じデザインです。マトリクスはプロモよりも若くDR 37895-1C/DR 37897-1Bです。また、これと同じデザインで-1F/-1Dも確認しています。

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上のラベルと配置は同じですが文字のフォントが全く違います。また、Made in U.S.A.のクレジットがありません。マトリクスはDR 37895-1K/DR 37897-1Lです。

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規格番号の表記は45-902です。その上にMade in U.S.A.があります。全体に文字が大きくなっています。マトリクスはDR 37895-1J △62132/DR 37897-1J △62133です。

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規格番号は45-902です。その上にMade in U.S.A.があり、LONDONのロゴの下にDistributed By London Records, Inc.があり文字の配置は2番目のプロモと同じです。マトリクスは上と同じDR 37895-1J  △62132/DR 37897-1J  △62133でB面がプロモより枝番のアルファベットが進んでいます。

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規格番号の表記は45-902です。左側のマトリクスの表記の後にBWがあります。これはプレス工場コードでニュー・ジャージーのBestway Products,Inc.のことです。マトが他のラベルと違うのでここに入れましたが、LONDONのロゴの下にDistributed By~のクレジットがないので上のラベルよりもこちらの方が先かもしれません。Made in U.S.A.のクレジットはありません。マトリクスはDR 37895-BW1/DR 37897-BW2です。その他に-BW2/-BW1と末尾の数字が逆になっているものも確認しました。

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75年からの規格番号の表記が5N-902となったラベルです。こちらもMade in U.S.A.のクレジットがありません。マトリクスはDR 37895-1F/DR 37897-1Dと一番最初のラベルにあったマトが使われています。

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78年からのサンセット・ラベルです。おそらく文字のフォントや配置の違いのものもあると思いますがこれしか発見していません。マトリクスはDR 37895-1F/DR 37897-1Fです。

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80年代の白ラベルです。マトリクスは5N-902-A/5N-902-Bです。このラベルからA面だけリアル・ステレオに変わりB面は何故かモノラルのままです。

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このシングルはメチャクチャ音圧が高くギターやベースがすごく硬い音で聞こえます。ビルボードでは8位まで上がっています。B面の「Lady Jane」も24位まで上がるヒットでこりゃ両A面といってもいいかもしれませんね。イギリスではシングル・カットされずUK仕様の『AFTERMATH』の1曲目に収録されています。私は今までアコギはキースで、シタールはブライアンだと思っていましたが、最近の資料を見るとアコギはブライアンで、シタールのような音はキースが12弦ギターで出しているとありますがどうなんでしょうね。ベースのフレーズも素晴らしく私の好きな曲です!この曲のライヴや映像はありませんが、ブートで聞ける66年ホノルルのライヴではミックの歌い方がパンクで演奏も凄まじいです。60年代中期のストーンズの名曲ですね!

ローリング・ストーンズ USA盤シングルPAINT IT, BLACKいろいろ!!

あけましておめでとうございます。昨年はたくさんの方にアクセスして頂きましてありがとうございました。今年もストーンズのレコードを1枚でも多く紹介出来たらと思っています。USA盤もやっと66年まで行きましたが今年中にはストーンズ・レーベルに行けたらと思っておりますので気長にお付き合い願います。

ロ-リング・ストーンズのアメリカでの11枚目のシングル「Paint It, Black/Stupid Girl」です。1966年5月6日に発売され、規格番号は45-901です。今までの規格番号と違いこのシングルからストーンズ専用の900番台の番号が付けられました。それまでのストーンズのサウンドと違いブライアンがシタールを弾いて東洋的でサイケデリックな感じになっています。AB面共この後の7月に発売されるUSA盤の『AFTERMATH』に収録されています。初期盤にはピクチャースリーヴが付けられ、未発売アルバム『COULD YOU WALK ON THE WATER?』用のフォト・セッションで撮られた写真が使われています。下にLONDONのロゴと規格番号の45-901があります。なおアメリカでは表記が「Paint It, Black」となっています。

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裏ジャケです。上部にレコード取り出し用の切り込みがある以外は表側と同じデザインです。

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ラベルです。最初はプロモ用のオレンジ・スワルです。規格番号の表示が45 LON 901となっています。左側にPROMOTIONAL COPYのクレジットがあります。マトリクスは手書きでDR 38032-1E/DR 38033-1Fです。

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規格番号の表示が45-901となっています。上のラベルでグループ名の下にあったMade in U.S.A.とエンジニアのクレジットが規格番号の上と下へ移動しています。左側にPROMOTIONAL COPY、右側にNOT FOR SALEがあります。マトリクスは手書きでDR 38032-1L  △61543/DR 38033-1L  △61543-Xです。

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ここからレギュラー盤のブルー・スワルのラベルです。これは最初のプロモと文字の配置が同じです。マトリクスは手書きでDR 38032-1E/DR 38033-1EとB面の末尾のアルファベットがプロモのFより若くなってEです。

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規格番号の表記が45 LON 901から45-901に変わっています。規格番号の上にMade in U.S.A.があります。マトリクスは手書きでDR 38032-1M  △61543/DR 38033-1J  △61543-Xです。

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規格番号が45-901です。上のラベルと文字の配置は同じですが文字のフォントが違います。LONDONのロゴの下にDistributed by London Records, Inc.のクレジットがあります。マトリクスは手書きでDR 38032-1K  △61543/DR 38033-1K  △61543-Xです。

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規格番号は45-901です。規格番号の上にMade in U.S.A.が、下にエンジニアのクレジットがあります。プロデューサー・クレジットは左側へ移動しています。LONDONのロゴの下にDistributed by London Records, Inc.のクレジットがあります。マトリクスは手書きでDR 38032-1L  △61543/DR 38033-1L  △61543-Xと2番目のプロモと同じです。

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今までと文字のフォントが違い、細い字体になっています。規格番号の下にMade in U.S.A.があります。LONDONのロゴの下のDistributed by London Records, Inc.のクレジットはありません。マトリクスは手書きでDR 38032-1N/DR 38033-1Nです。

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規格番号の文字のフォントが違います。Made in U.S.A.が無く、左側のマトリクスの後ろにBWのクレジットがあります。BWはプレス工場コードでニュー・ジャージーのBestway Products,Inc.です。マトリクスは手書きでDR 38032-BW-4/DR 38033-BW-3と今までのマトとは末尾が別のものになっています。

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78年からのカラード・サンセット・ラベルです。Time 3:19が右側にあります。タイトル文字が大きいです。マトリクスは手書きでDR 38032-1R/DR 38033-1Rです。なお、初めからここまではAB面共モノラルです。

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こちらもサンセット・ラベルですがTime 3:19が左側へ移動しています。タイトル文字が小さいです。マトリクスは手書きで5N-901-A/5N-901-Bです。このラベルからマスターが変わりAB面共リアル・ステレオが収録されています。

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86年からの白いラベルです。右側にSTEREO表記があります。上と同じでAB面共ステレオが収録されています。マトリクスは手書きで5N-901-A/5N-901-Bです。

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エド・サリバン・ショーでこの曲を演奏する姿が見れますがブライアンは座ってシタールを弾いていてカッコいいですね!エンディングのビルの上下するベースも雰囲気を出していて素晴らしいです。このUSA盤シングルは70年代後半まではモノラルで高音と低音が一体となった迫力のある音が楽しめます。イギリスではこの時点で『AFTERMATH』が発売されていたのでB面は「Long Long While」でしたが、アメリカ盤の『AFTERMATH』は7月に発売されたので「Stupid Girl」は先行発売として登場しましたが、この曲はイアン・スチュワートのオルガンが印象的なロック・ナンバーです。「Paint It Black」は89年ツアーで復活してからステージでの重要なレパートリーですがタイムマシーンで60年代に行ってブライアンのシタール演奏を生で見てみたいですね!

ローリング・ストーンズ フィンランド盤 BEST OF THE ROLLING STONES !!

ローリング・ストーンズフィンランド盤の編集アルバム『BEST OF THE ROLLING STONES』です。フィンランドでは80年以前はイギリスからレコードを輸入しており、80年以降は先日紹介したノルウェー・プレスのデッカ・シリーズを輸入して発売していたのでこれはフィンランド唯一のアルバムになります。1980年に発売され、規格番号はRSTV 1です。ジャケットの写真は「Jumpin' Jack Flash」のシングルに使われていた写真が使われています。なお、シングル盤は60年代にフィンランド・プレスのレコードが存在しています。

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裏ジャケです。デッカ時代の選曲なのに78年頃のグループの写真が使われているので何となく違和感を感じますね(笑)。

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表側のキースの横にTUTTU TV:STAと書かれていますが、色々調べましたがTUTTUテレビ局なのか通販の会社なのかよく分かりません。

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解説は全部現地語で書かれています。裏ジャケ右下のDECCAのロゴの部分です。規格番号RSTV 1とカセットの番号RSMC 1が書かれています。

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A面の曲目です。「As Tears Go By」を除いてヨーロッパでA面で発売された曲です。

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B面の曲目です。「Lady Jane」を除いてヨーロッパでA面で発売された曲です。「Lady Jane」は『BIG HITS』にも収録されているのでヨーロッパでは人気が高いのかも知れませんね。

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A面のラベルです。青のボックスト・デッカで、左側にノルウェースカンジナビア全体の著作権協会ncbと面表示Side 1、その下にMade in Finlandとあります。左側に規格番号RSTV 1とSTEREO/MONOのクレジットがあります。マトリクスは手書きでRSTV-1A/RSTV-1Bです。両面共離れたところに手書きでCRとあります。

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B面のラベルです。

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フィンランドではシングル盤は自国でプレスしていたのにアルバムは輸入していたのが不思議ですが、ノルウェーでも同様なので当時のスカンジナビア周辺ではアルバムは輸入というのが一般的だったのではないかと思います。いやしかしこのアルバムは何といっても裏ジャケが面白いですね!そういえば70年代に乱発された日本のキング盤のベストでもよく70年代の写真が使われていましたね。また、フィンランド唯一のアルバムという事でも貴重なアルバムだと思います。

ローリング・ストーンズ ノルウェー・デッカ盤!!

ローリング・ストーンズノルウェー・デッカ盤です。ノルウェーでは60年代にシングル盤はノルウェー・プレスのレコードがありますが、アルバムはイギリスから輸入して発売していました。純粋なノルウェー・プレスのアルバムは81年にまとめて発売されています。この時に発売されたタイトルは下記になります。

LK 4605    THE ROLLING STONES

LK 4661    THE ROLLING STONES No.2

SKL 4733  OUT OF OUR HEADS (UK version)

SKL 4786  AFTERMATH (UK version)

SKL 4852  BETWEEN THE BUTTONS (UK version)

SKL 4888  FLOWERS

TXL 103    THEIR SATANIC MAJESTIES REQUEST

SKL 4955  BEGGAR'S BANQUET

SKL 5025  LET IT BLEED

SKL 5065  GET YER YA-YA'S OUT

SKL 5084  STONE AGE

SKL 5101  GIMME SHELTER

SKL 5098  MILESTONES

SKL 5149  ROCK'N ROLLING STONES

SKL 5173  NO STONE UNTURNED

SKL 5212  METAMORPHOSIS (UK version)

以上の15タイトルが1981年に発売されました。規格番号やジャケットの仕様は全てUK盤と同じです。UK輸出仕様にあった『FLOWERS』が加えられているのが特徴です。この『FLOWERS』とジャケットの色が緑色の『MILESTONES』、そしてUK盤と比べるためにファーストの3枚を取り上げました。最初は『THE ROLLING STONES』です。ジャケットはUK盤とほぼ同じなので最初にラベルからいきます。このシリーズのラベルは全部こんな感じです。ボックスト・デッカで、生産国のクレジットは一切ありません。面表示は数字の1だけです。「Mona」がUK盤同様「I Need You Baby」となっています。ラベル左側にノルウェー、又はスカンジナビア全体の著作権の管理団体を表すncbの記号があります。

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ジャケットです。コーティングはされていませんがUK盤と全く同じです。

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裏ジャケです。こちらもUK盤と同じです。これと『No.2』はUK盤同様モノラルしか発売されていません。他のタイトルはモノラルは発売されずステレオだけです。

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このシリーズは全部裏ジャケの右上に4という数字がありますが、これは何を指しているのか分かりません。シリーズ物で他のアーティストには他の数字が使われていてストーンズは4だったんでしょうか?

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裏ジャケ右下にノルウェーの首都オスロの文字が。TEAM-TRYKKというのはどうやらオスロでレコードやCDを企画、制作している会社らしいがよくわかりません。レコードにはノルウェーのクレジットが無かったのでここでノルウェー盤と判断できます。

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イギリス国内では発売されず輸出仕様だけだった『FLOWERS』です。こちらもジャケットはコーティングされていませんがUK輸出仕様と全く同じです。

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裏ジャケです。こちらもUK輸出仕様と同じです。

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右上にやはり4の数字があります。

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裏ジャケ右下に同じくTEAM-TRYKK, OSLOのクレジットがあります。

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ラベルです。おそらくこのレコードが発売されるまでノルウェー国内ではUK輸出仕様の『FLOWERS』が発売されていたと思います。

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あと、このシリーズでUK盤と違うのが『MILESTONES』です。UK盤の方はミックの髪が赤いライトを浴びているようになっていますが、こちらは緑色のライトを浴びているように髪が緑色になっています。裏ジャケには他のアルバム同様4の数字とTEAM-TRYKK, OSLOのクレジットがあります。

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UK盤と並べてみました。左がUK盤、右がノルウェー盤です。光の加減で分かりづらいですが髪以外でも衣装やバックの微妙な色違いが分かるかと思います。裏ジャケの色合いはUK盤と同じです。

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ラベルです。こちらもこのシリーズのデザインです。

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この他のタイトルもジャケットはUK盤に準じて見開きのものは見開きで作られ裏ジャケに4の数字とTEAM-TRYKK, OSLOのクレジットがあります。またラベルのデザインも上の3枚と全て同じです。MADE IN ~というクレジットが無いので最初はどこの国のレコードか分かりませんでしたが、裏ジャケのOSLOの文字とラベルのncbという記号からノルウェー盤と判断しました。発売日は81年と書きましたが資料によっては70年代後半から段階的に数タイトルずつ発売されたとしているものもあります。今回は先日紹介したUK輸出仕様の『FLOWERS』繋がりでノルウェーの再発盤LPを紹介しましたがノルウェー独自のシングル盤はジャケットのデザインが珍しいのでまたの機会に紹介します。

ローリング・ストーンズ USA盤BIG HITS ステレオいろいろ!!

ローリング・ストーンズのUSA盤『BIG HITS』のステレオ盤です。ステレオといっても疑似ステでリアル・ステレオではありません。モノラルと同じ1966年4月2日に発売され、規格番号はNPS-1です。ジャケットはモノラル同様写真付きの豪華な作りです。また、シールドの上から曲目ステッカーが貼られています。ジャケットの写真はモノラルの時の写真が全体に下へずれているのでミックの靴の先端が途切れています。

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ジャケットの左上にSTEREO NPS-1 ERECTRONICALLY RE-PROSESSEDのクレジットがあります。

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右下にLONDONのロゴがあります。

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また、ステレオ用のジャケットの生産が間に合わなかったのか一部のジャケットではモノラル用が使われ、モノラルのクレジットがあった場所に応急処置(?)か上からステレオのステッカーが貼られています。

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ステッカーです。これはモノラルと全く同じです。当時の最新曲「19th Nervous Breakdown」が一番最初に書かれています。

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裏ジャケです。モノラルと同じく写真だけで何のクレジットもありません。

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中の写真はモノラルと全く同じなのでここでは省略しますが、エラーで一番最後のページの次にさらにページがあるものがありました。これは両面真っ白で何も印刷されていません。

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その空白のページの左下にPRINTED IN U.S.A.と印刷されています。

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ラベルです。ロンドン・ステレオ用のブルーラベルになります。面表示はSide 1が2行に渡ってクレジットされています。NPS-1も他のラベルと比べると大きな文字で書かれています。曲目は左揃いになっています。マトリクスは機械打ちでZAL 7167-5/ZAL 7168-5です。

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右側にNPS-1、SIDE 1があります。下のマトリクス表示はZAL 7167/8と両面のものが書かれています。リムはありません。マトリクスは機械打ちでZAL 7167-6/ZAL 7168-6です。

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右側にNPS-1、SIDE ONEとあります。一番下にMade in U.S.A.があります。リムはありません。マトリクスは機械打ちでZAL 7167-6/ZAL 7168-6です。

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上のラベルと似ていますが、タイトル文字が大きくなっています。また、マトリクスの表示がZAL 7167/8からZAL 7167 BWと変わっています。リムはありません。マトリクスは機械打ちでZAL 7167-8  BW/ZAL 7168-8です。A面のBWだけ手書きです。BWはプレス工場コードでニュー・ジャージー州のBestway Products,Inc.です。

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やや濃いブルーのラベルです。右側にNPS-1、side oneとあります。曲目の文字が小さくなっています。マトリクスは機械打ちでZAL 7167/ZAL 7168と枝番がありません。

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上のラベルと似ていますが、プロデューサー・クレジットが2列になっています。曲目の間隔が空いています。また、上のラベルにあったマトリクスの括弧はありません。マトリクスは機械打ちでZAL 7167-2 △8924/ZAL 7168-5  △8924-Xです。△以降は手書きです。

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面表示はside oneです。こちらも上の2枚と似ていますが曲目が左揃いになっています。マトリクスはA面が機械打ち、B面が手書きでZAL 7167-4/ZAL-7168  T11です。

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文字のフォントが今までと違い縦長となっています。面表示はside oneです。マトリクスは機械打ちでNPS 1-A  ZAL--7167-1F/NPS-1-B  ZAL 7168-1Aです。A面のZALの後のハイフンが2つあります。NPSで始まる部分は両面共手書きです。

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左側にside one、ZAL 7167 PHが、右側にNPS-1があります。マトリクスは手書きでZAL 7167-13/ZAL 7168-13です。マトリクスはこれ以降全部手書きになります。PHはプレス工場コードでインディアナ州のPRC Recording Corp.です。

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面表示はSIDE 1です。マトリクス表示はZAL 7167 BWとなっています。マトリクスはZAL 7167-14  8.23.71/ZAL 7168-14  8.25.71です。マトリクスの後の数字はおそらく日付だと思います。また、B面のマトに8.23.71を線で消して訂正した跡があります。

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上のラベルからリムがなくなったタイプです。マトリクスはZAL 7167-14 8.23.71/ZAL 7168-14 8.25.71と上と全く同じです。B面の日付の訂正した部分も同じです。

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面表示はSIDE 1です。タイトルとグループ名が大文字になっています。マトリクスはZAL 7167-14 8.23.71/ZAL 7168-14 8.25.71と上と全く同じです。B面の日付の訂正した部分も同じです。

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左側にSTEREO、SIDE 1が、右側にNPS-1、(ZAL 7167-A)とあります。タイトル、グループ名は大文字です。マトリクスはZAL 7167-14  8.25.71  NPS-1-A-PRC-C-1-1-/ZAL 7168-14  8.25.71  NPA-1-B-PRC-1-1です。B面に8.23.71を線で消して訂正した跡があります。

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面表示はside oneです。プロデューサー・クレジットが2行になっています。マトリクスZAL 7167 Wと最後にWが追加されています。リムはありません。マトリクスはZAL 7167-15-REPL  W  △16697/ZAL 7168-15-REPL △16697-Xです。

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上のラベルと同じですがリムがありません。これは6番目のラベルとほぼ同じですが、マトリクスがZAL 7167 Wと最後にWが追加されています。マトリクスはZAL 7167-19 W/ZAL 7168-15-REPL △16697-Xです。上のラベルとこのラベルはその前の71年の日付が入った4枚のラベルよりももっと先かもしれませんがマトの枝番が進んでいるのでここへ入れました。 

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左側にNPS 1、ZAL 7167が、右側にSIDE ONE、MADE IN U.S.A.とあります。タイトル、グループ名は大文字です。マトリクスはB-1 ⇔ ZAL 7167  TR  SR 1081/D-1 ⇔ ZAL 7168-1  TR  SR 1081です。最後の1081はもしかしたら81年10月という日付のことかも知れません。

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アメリカではチャートで最高3位まで上がり2年間もチャート圏内にいたので相当売れたアルバムだと思います。そのためかこのステレオ盤は結構ラベルのヴァリエーションが多いですね。UK盤は70年代に一部の曲がリアル・ステレオに差し替えられましたが、アメリカ盤は最後までずっと疑似ステのままです。UK盤の方は一度CD化されただけで、現在はこちらのUSA盤の方が身近になってしまいましたね。ヒット曲をずらりと並べた選曲が当時のストーンズの快進撃を思わせます。ジャケットも含め当時の人も特別な思いでこのアルバムを聞いていたんでしょうね!そして今日はキースの74歳の誕生日!まだまだ元気で活躍してくれることを願っています。