ローリング・ストーンズ アナログ盤蒐集生活!

1972年から集めてきたローリング・ストーンズのオリジナル盤、各国盤や珍しいレコードを紹介しています。

ローリング・ストーンズ オーストラリア盤12X5 いろいろ!!

ローリング・ストーンズのオーストラリア盤『12X5』です。1964年11月に発売され、規格番号はモノラルLKA 7591、ステレオSKLA 7591です。オーストラリアでは初回に例のUK Export仕様の『12X5』と同じデザインのジャケットが使われています。2年前にUK輸出仕様ともUSA初版とも言われているこのジャケットの時に、オーストラリア盤も一緒に紹介しましたが簡単に紹介しただけなので今回は細かい部分も見ていきたいと思います。当時のオーストラリアではこのジャケットは発売から6週間しか流通していなかったという資料もあります。Made in Australia等のクレジットはどこにもなくアメリカ同様謎のジャケットです。こちらはモノラルのジャケットになります。日本盤のぺらジャケのような紙質です。USA盤とは左上の規格番号だけ違います。

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こちらはステレオのジャケットです。

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左上にMONO、STEREOとそれぞれの規格番号があります。LKA 7591、SKLA 7591はオーストラリア独自の番号です。

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裏ジャケです。USA盤の『12X5』と同じデザインです。真ん中が凹んだフリップバックとなっています。USA盤と同じように「Congratulations」は「Congradulations」とミスっています。

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裏ジャケの右下の部分です。上がモノラル、下がステレオです。フリップバックの折り返しの上にUSA盤と同じCPL 1917という謎の記号があります。

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裏ジャケの左下の部分です。モノラル、ステレオ共に規格番号と、also available in~のクレジットがあります。

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ステレオの下部中央にPLAY THIS RECORD ONLY ON STEREOPHONIC EQUIPMENTとあります。

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オーストラリア盤の通常盤のジャケットです。資料が正しいとすると発売から6ヶ月後にこのジャケットに変わったことになります。モノラル、ステレオは共通のジャケットでステレオはSTEREOのステッカーが貼られていました。こちらもぺらジャケです。

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初期オーストラリア盤に見られるSTEREOのステッカーです。貼ってない方はモノラルになります。

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裏ジャケです。各国と同じデザインですが、写真を含め全部青になっており、真ん中が凹んでいないフリップバックとなっています。こちらも「Conlatulations」のスペルをミスっています。

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裏ジャケ右上の部分です。モノラル、ステレオ共通のジャケットなので両方の規格番号が書かれています。

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下部はオーストラリア独自のクレジットとなっています。当時のオーストラリアではDECCAの配給元はEMIだったようです。上のジャケットではMade in Australiaがありませんでしたが、こちらにはあります。

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モノラルのラベルです。ファーストの写真を使ったジャケットと、通常のジャケットの両方にこのラベルのレコードが入っていました。この赤いモノラルのラベルはオーストラリアで1964年から70年まで使われていました。ラベルの両側に面表記の1があるのが特徴です。マトリクスは機械打ちでARL 6493  XDECX 84/ARL 6494  XDECX 85です。

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ステレオのラベルです。この赤いステレオのラベルは1964年(65年としている資料もあり)から1972年まで使われていました。真ん中に太いラインがあり、FULL FREQUENCY STEREOPHONIC SOUNDとあります。マトリクスは機械打ちでZAL 6493-1A/ZAL 6494-1Aです。このZAL 6493、ZAL 6494のマトはUK輸出仕様で使われていましたね。こちらのラベルは初回の別ジャケットの方に入っていました。

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こちらは通常のジャケットに入っていた方です。上のラベルとほぼ同じですが、規格番号のすぐ左側にあったLEEDS MUSICがラベルの一番左側へ移動しています。マトリクスは同じでZAL 6493-1A/ZAL 6494-1Aです。 

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73年頃にはステレオだけ再発されます。ジャケットは硬めの紙になり表側だけコーテイングされています。ジャケットの表側は写真がコピーしたような感じでメンバーが薄暗い所にいるようです。裏ジャケはフリップバックがありません。右下にあったDECCAのロゴが中央に移動しています。右上の規格番号の部分もステレオの番号だけとなっています。写真や文字の色は青です。

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裏ジャケ右上の規格番号の部分です。モノラルが生産されなくなったためかステレオの番号しかありません。

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DECCAのロゴが中央に寄ったため、左下のクレジットもコンパクトにまとめられています。「Conglatulations」のスペルは間違ったままです。

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ラベルです。オーストラリアで1973年から75年まで使われたボックスト・デッカです。ラベルの色も青に変更となっています。曲目は左揃いになっています。リムのクレジットは同じです。おそらくこれ以降のラベルもあるかと思いますが未確認です。マトリクスは機械打ちでZAL 6493-1A/ZAL 6494-1Aとオリジナル盤と同じです。 

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オーストラリアではこの後80年代に配給元がポリグラムと変わりますが、その時に発売されたボックス・セットでは全タイトルがUK仕様となり『12X5』はカタログから消えてしまいました。そして最初に取り上げたUK ExportのUSA盤と同じデザインのジャケットがオーストラリアでもあったとは驚きでしたが、このジャケット、USA盤といい謎の多いジャケットですね!規格番号はオーストラリアのものですが明らかにオーストラリアの別のタイトルとはジャケットの作りが違います。これはUSA盤にも言えますよね。両方の裏ジャケにあるCPL 1917も何を表しているのかも不明です。USA盤の方は2年前にこのブログでも取り上げましたがその後分かったことはなく、このジャケットについてはまだまだ研究の余地がありそうです。USA盤の記事はこちらです。↓

jukeboy.hatenablog.com

 

ブライアン・ジョーンズ JOUJOUKA④ イタリア、オーストラリア、その他各国盤いろいろ!!

前回に引き続きブライアン・ジョーンズの『JOUJOUKA』です。今回は英米日以外の国を取り上げてみようと思います。厳密にいうと英米日以外でジャケット、レコードが独自に作られた国はイタリアとオーストラリアだけでヨーロッパ各国ではUK盤にシールを貼って発売されています。最初はイタリア盤です。イタリアではジャケット、レコード共に自国で作っています。タイトルはBrian Jones plays with~と間違っています。紙質はUK盤と似た感じです。

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タイトルの部分です。

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裏ジャケです。イラストの上にクレジットがあります。

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裏ジャケのクレジットの部分です。DISTRIBUZIONE DISCHI RICORDI S.P.A. VIA BERCHET 2 - MILANOとあります。これは現地の配給元のDISCHI RICORDIのクレジットです。その下に小さくMADE IN ITALYとあります。

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英米盤は背にタイトル等は書かれていませんが、イタリア盤はJOUJOUKA ROLLING STONESと書かれています。THEが無いのでおそらくROLLING STONES RECORDSのRECORDSを印刷するのを忘れてしまったんだと思いますが、これだとローリング・ストーンズの『JOUJOUKA』というアルバムみたいですね!

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他国ではシートとなっていましたがイタリアではレコードを入れるインナーとなっています。各国盤と比べるとかなり大きく感じ、紙も厚くしっかりとしています。ブライアンのサインがないタイプです。

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インナーの解説側です。下部はイタリア独自のクレジットとなっています。こちらもタイトルがBrian Jones plays with~となっています。

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インナーの右下の部分です。裏ジャケにあった配給元の会社名が書かれています。その下に小さくMADE IN ITALYがあります。

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ラベルです。ラベルもBrian Jones plays with~となっています。イタリア盤はジャケット、インナー、ラベルが全部plays with~と間違ったままですがこの部分が後で修正されたかは不明です。リムの最後にMADE IN ITALYがあります。マトリクスは機械打ちでCOC-49100-1 2-9-71/COC-49100-2です。A面にだけ手書きで2-9-71と日付が書かれています。

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リムのMADE IN ITALYの部分です。

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B面のラベルです。

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オーストラリア盤です。ジャケットはコーティングされているような感じです。オーストラリア盤はジャケット、ラベル共にタイトルはpresents~となっています。また、このオーストラリア盤は薄い紙を使っているため他国と比べると背の幅が狭いです。

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裏ジャケです。

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見開き内側の右側の白いラインのところにManufactured and Distributed under licenceとあります。

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シートはUK盤の2番目のサインあり+クレジットなしのもので紙質も全く同じなのでここでは省略します。以前も書きましたがシートはイギリス、アメリカ、オーストラリア共通で使われていたと思います。ラベルです。リムがラベル下部にあります。リムの中央にMANUFACTURED IN AUSTRALIAとあります。マトリクスは機械打ちでA  MX  165615  COC 49100-1/A  MX  165616  COC 49100-2です。

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リムのMANUFACTURED IN AUSTRALIAの部分です。

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B面のラベルです。

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ここからはUK盤を使って発売していた国のレコードです。ジャケット、レコードはUK盤なので、その国独自の部分の写真だけを載せておきます。最初はベルギー、オランダ、ルクセンブルクで発売されていたレコードです。裏ジャケ右上の規格番号の下にBという丸いシールが貼られています。このシールはベネルクス(Benelux)を表していて上の3国で発売されていたことを表します。

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次はフランスです。裏ジャケ右下にDISTRIBUTION KENNY FILIPACCHI MUSIC SA.のシールが貼られています。このシールは1971年7月1日に設立されたフランスの音楽出版の販売会社のシールで、このシールが貼られているものはフランス国内で発売されたことを表します。

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次はドイツ盤です。ドイツではレコードを自国でプレスしていますが、これが一番分かりずらくやっかいです。ジャケットはUK製のものを使っていて外側からはUK盤なのかドイツ盤なのか全く分かりません。ラベルはUK盤と全く同じでMade in Germanyなどのクレジットはありません。見分け方はマトにManufactured in Germanyの刻印があるかないかです。マトだけでしか見分けがつかないなんてファーストの「Tell Me」や『サタニック』のラウドカットを探すみたいな感覚ですね!マトリクスは機械打ちでCOC 49100 A2/COC 49100 B1です。これはUK盤のマトと同じです。私の持っているのはジャケットにタイトルを修正したステッカーが貼られているもので、シートは最初のブライアンのサインが無いものですが、おそらく他の組み合わせもあると思います。

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ヨーロッパ各国の外からシールで見分ける国はいいとして、ドイツ盤のランナウトグルーヴの刻印でしか分からないレコードはホントに探すのが困難ですよね!私は偶然ドイツのeBayを見ていたらこれが出品されていて肝心の刻印の写真がなく説明文だけだったので半信半疑で買いましたが届いてからManufactured in Germanyの刻印があったのでホッとしたなんてことがありました。これだとレコード店の店員さんが気が付かなくてUK盤として売っているかもしれませんね。面白いのはイタリア盤で、ジャケット、インナー、ラベル全部がBrian Jones plays~とタイトルが間違っています。ここまで来ると後で訂正はなかったような気がします。今回までいろいろな国の『JOUJOUKA』を紹介してきましたが、私の持っているのはこれで全部です。まだ他の国からも出ているかも知れませんので、また何か入手しましたら追記します。しかし、ブライアンが亡くなってから50年とはビックリですね。もし存命だったらどんな活躍をしたのか時々考えますがこれは永遠の謎ですよね!

ブライアン・ジョーンズ JOUJOUKA③ 日本盤いろいろ!!

ブライアン・ジョーンズの『JOUJOUKA』第3回目です。今回は日本盤を紹介します。日本では71年にワーナー・パイオニアから、79年には東芝EMIから発売されています。最初はワーナー・パイオニア盤からいきます。ワーナー・パイオニア盤は1971年12月に発売され、規格番号はP-8176Sです。ジャケットは英米と同じデザインで見開きです。ジャケットはUSA盤と似た感じでツヤツヤしています。『ブライアン・ジョーンズ/イン・マジカル・モロッコ』と邦題が書かれた帯が付いています。キャッチコピーは「400年の伝統を誇るロック・バンド????ストーンズの亡きギタリストが残した貴重なる遺産」という面白いものです。確かにジャジューカの音楽は15世紀から続いているらしいですが、それをロック・バンドに当てはめるとは…?この頃はまだワールド・ミュージックっていう言葉もなかったですよね!

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裏ジャケです。

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裏ジャケ右上の部分です。ベロマークとP-8176S STEEREOがあります。

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右下に当時の値段2000円があります。

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見開きの内側は英米と同じデザインです。見開き右側の白いラインのところにWARNER BROS-PIONEER CORPORATION. Made in JAPANとあります。

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上の続きに1971・12とあります。

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解説書は英米ではジャケットよりも一回り小さかったですが、日本盤はLP大の大きさです。UK盤の最初のシートのようにブライアンのサインが無いタイプです。

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見開きの内側は日本語の解説があります。

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解説の最後に曲名が載っています。この曲名どこかの資料で見たような記憶がありますが、どこで見たのか記憶にありません。

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解説書の最後のページです。

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ラベルです。他国同様ベージュのラベルです。タイトル、ベロマーク、面表記やSTEREOなどの文字の配置はUK盤と全く同じです。右側に規格番号P-8176Sがあります。マトリクスは機械打ちでP-8176S1  1-A-?  (1)/P-8176S2  1-A-?  (1)です。?の部分は判読不能です。両面にJISマークがあります。

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B面のラベルです。

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こちらはプロモ盤の青ラベルです。右側の規格番号の上に大きく見本盤とあります。マトリクスはレギュラー盤と同じです。

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B面のラベルです。

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ここから東芝EMI盤です。ストーンズ・レーベルの過去のカタログが一斉に再発された後の79年10月5日に、『JUMMING WITH THE EDWARD』(ESS-63006)、ビルの『MONKEY GRIP』(ESS-63007)『STONE ALONE』(ESS=63008)と一緒に発売されました。規格番号はESS-63009です。ジャケットはオリジナルと同じデザインです。当時のEMIのストーンズのレコードと共通の緑色の帯が付けられています。邦題はワーナー・パイオニア盤と同じで『イン・マジカル・モロッコ(ジャジュカ)』です。

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表側のタイトルの上に規格番号とSTEREOがあります。この場所にクレジットがあるのは各国盤の中でも珍しいです。

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裏ジャケです。

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裏ジャケ右上に東芝EMI株式会社とMADE IN JAPAN、そして当時の値段の¥2000があります。

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シートです。EMI盤は見開きではなく一枚の紙になっています。表側は池田裕司氏のライナーがあります。

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シートの裏側です。東芝盤はブライアンの写真はありません。

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ラベルです。他のストーンズ・レーベル同様イエロー・ラベルとなっています。基本的な文字の位置は各国盤と同じです。マトリクスは機械打ちでESS-63009-A 1S/ESS-63009-B 1Sです。両面共JISマークがあります。

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B面のラベルです。

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東芝EMI盤は白ラベルのプロモ盤もあります。プロモは帯の値段のところに「見本(非売品)」のシールが貼られています。

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裏ジャケ右上にも見本のシールが貼られています。

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白ラベルの見本盤です。ラベルの右側に見本と非売品があります。左側に10/5発売とあります。レギュラー盤にあったリムがなくなっています。

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B面のラベルです。日本盤はワーナー時代からレギュラー、プロモ合わせてラベルの色が4色もあるとはビックリですね!

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当時この日本盤はどのくらい売れたのか分かりませんが、ブライアンのソロアルバムだと思って買った人も多かったのではと思います。私の地元では73年頃には店頭からこのレコードは消えていて、79年に東芝EMI盤が出た時にやっと買いましたが初めて聞いた時はなんじゃこりゃ?とぶっ飛びましたね(笑)。当時はモロッコ民族音楽というよりも、訳が分からないけど何だかすごいものだな、と思って聞いていました。ちょうど同じ頃柏木公園のすぐ横にあった時の新宿レコードでジョンとヨーコの『TWO VIRGINS』やジョージの『ELECTRONIC SOUND』を入手したのでアバンギャルドものと一緒にして当時は訳の分からなかった音楽を喜んで聞いていましたね!特に『JOUJOUKA』はロック好きの友人にも聞かせたりして当時よく聞いたアルバムです。

ブライアン・ジョーンズ JOUJOUKA② USA盤いろいろ!!

前回に引き続きブライアン・ジョーンズの『JOUJOUKA』です。今回はUSA盤を紹介します。規格番号はUK盤と同じCOC 49100です。発売日は1971年10月とされていますが、UK盤よりも1ヶ月遅れの71年11月に発売されたという資料もあります。USA盤のジャケットは背が厚く、表面は艶がある感じです。写真は丸いプロモ・シールが貼られたプロモ用のジャケットです。

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UK盤は最初タイトルが間違っていましたが、USA盤は最初から『Brian Jones presents the Pipes Of Pan at JOUJOUKA』となっています。 

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裏ジャケです。

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裏ジャケ右上にベロマークとCOC 49100 STEREOがあります。この部分はUK盤と全く同じです。

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見開きの内側です。UK盤や各国盤と同じデザインです。

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見開き右側の縦の白いラインにストーンズ・レコードの配給元のアトコ・レコードのニュー・ヨークの住所が書かれています。

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上の続きにPrinted in U.S.A.があります。

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シートはUK盤で紹介した2番目のブライアンのサインが有り+見開き内側のクレジット無しのものが入っています。UK盤と全く同じ内容、同じ紙質なのでここでは表側だけを載せておきます。オーストラリア盤も同じくサインあり+クレジット無しのシートで同じサイズ、同じ紙質なのでこのシートは一部の国を除き世界共通なのかも知れませんね。

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ラベルです。タイトルは最初からpresents~となっています。リムはATCOのニュー・ヨークの住所になっています。マトリクスは手書きでST-RS-712309 A  A+/GP  △16356//ST-RS-712310 A  A+/GP  △16356-Xです。途中でスラッシュがあるので盤面の境は//です。両面に手書きでROLLING STONES RECORDSがあります。

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B面のラベルです。

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プロモ白ラベルです。曲が7つのパートに分かれていてそれぞれのタイムが書かれています。内容はステレオでレギュラー盤と同じです。右側にSAMPLE COPY、NOT FOR SALEがあります。マトリクスは手書きでST-RS-712309 DJ A+/GP △16356//ST-RS-712310 DJ A+/GP △16356-Xです。これはプロモ専用のマトで、レギュラー盤のマトの枝番のAの部分がここではDJとなっています。途中でスラッシュがあるので盤面の境は//です。両面に手書きでROLLING STONES RECORDSがあります。

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プロモのB面のラベルです。こちらは曲が6つのパートに分かれていてそれぞれのタイムが書かれています。

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ストーンズ・レーベルのプロモ白ラベルは『STICKY FINGERS』『JUMMING WITH EDWARD』共にモノラル、ステレオがあり、ステレオのラベルは数種確認していますが、『JOUJOUKA』はこれだけしか確認していません。これとは別のラベルをお持ちの方がいらっしゃいましたらご連絡願います。『EXILE ON MAIN STREET』もネットで画像がありプロモ白ラベルがあるようですが未確認です。レコードの音質はあくまで私の感想ですが、USA盤の方がUK盤よりもわずかに音がはっきりしているような気がします。最初に入っている笛のような音も響いていて壮絶な感じに聞こえます。この音楽を演奏するスリフ族というのはモロッコのリフ山脈の南側に住んでいるらしいですが、68年にこの村を訪れたブライアンはこの演奏を聞き永遠に続く笛のような音と打楽器や歌に衝撃を受けたと思います!レコードでもこれだけ迫ってくるので、これを生で聞いたらすごい迫力だと思います。

ブライアン・ジョーンズ JOUJOUKA① UK盤いろいろ!!

早いものでブライアン・ジョーンズが亡くなってから今年の7月3日で50年ですね。何回かに分けてブライアン・ジョーンズが世に残した唯一のアルバム『JOUJOUKA』を紹介しようと思います。このアルバムはブライアンが実際に演奏しているわけではなく、68年にモロッコに渡り現地の民族音楽を録音してそれに電気的な処理を施したものです。正式なタイトルは『BRIAN JONES PRESENTS THE PIPES OF PAN AT JOUJOUKA』です。今回はUK盤を紹介します。このレコードはブライアンが亡くなった後、1971年10月にストーンズ・レーベルから発売されました。規格番号はCOC 49100です。UK盤はジャケットの細かい違いが3種類、付属のシートの組み合わせが3通り、ラベル違いが2種類ありますので順を追って紹介したいと思います。ジャケットです。各国同じデザインですが、UK盤は柔らかい紙質で手触りも良く何だか高級な感じがします。

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UK盤は最初タイトルを間違えてリリースしてしまったため、タイトル部分が修正されていきます。こちらは最初に発売されたタイトル部分が『Brian Jones Plays With tha~』となっているジャケットです。

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間違いに気づいたのか上のタイトルの部分に『Brina Jones Presents the~』のシールを貼って応急処置的に発売された2番目のジャケットです。応急処置的と書きましたが結構このタイプがよく出回っているような気がします。

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正式なタイトルの『Brian Jones presents the~』が印刷されている3番目のジャケットです。

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裏ジャケです。

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裏ジャケ右上に規格番号のCOC 49100とSTEREOのクレジットがあります。

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ジャケットは見開きになっており、中央にモロッコのミュージシャンの写真が載っています。

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見開きの左側の縦の白いラインの部分に印刷所Howards Printers (Slough) Ltd.のクレジットがあります。

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見開きの右側の縦の白いラインの部分にRolling Stones Records distributed by Kinney Record Groupのクレジットがあります。

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ジャケットより一回り小さい専用のシートが付けられています。このシートもいくつかの違いがあります。シートの表側です。こちらは文の最後にBrian Jonesのサインが無いシートです。

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こちらはタイトルがステッカーで修正された後のジャケットに入っていたシートで文の最後にBrian jonesのサインのようなものが書かれています。

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サインの部分です。左側がサインなし、右側がサインありです。

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シートの裏側です。

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シートの見開きの内側です。

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見開きの一番最後のクレジットの下の部分にステレオをモノラルで再生するときの注意点が書かれていますが、このクレジットと表のサイン有り無しの組み合わせは3種類あります。最初のジャケットに入っていたシートはサイン無し+クレジット有りです。2番目のジャケットに入っていたシートはサイン有り+クレジット無しです。3番目のジャケットに入っていたシートはサイン有り+クレジット有りです。なんでこんなに違う組み合わせが生まれたのか謎ですよね!また、このジャケットとシートの組み合わせは私のレコードのものなので違うパターンもあると思います。また、アメリカ、オーストラリアでは2番目のサイン有り+クレジット無しの同じシートが使われています。

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ラベルです。タイトルがBrian Jones plays with~と間違っているラベルです。マトリクスは機械打ちでCOC 49100 A2/COC 49100 B1です。他に手書きでROLLING STONES RECORDSと書かれています。このレコードはジャケットのタイトルは訂正前のもので、シートはブライアンのサインが無いものと一緒に入っていたので最初期のプレスだと思います。

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B面のラベルです。

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タイトルがBrian Jones presents~と訂正後のラベルです。ラベルの色は黄色に変更されています。面表示や規格番号の位置は上と全く同じです。このレコードはジャケットが訂正され、シートにブライアンのサインが有るものに入っていました。マトリクスは機械打ちでCOC 49100 A2/COC 49100 B1です。両面に手書きでROLLING STONES RECORDSと書かれています。マトは上と同じです。

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B面のラベルです。

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上で紹介したジャケットとラベルの組み合わせはあくまでも私の持っているもので、訂正後のジャケットでラベルは訂正前だったりと違う組み合わせも確認しています。『スティッキー』もそうですが初期のストーンズ・レーベルではジャケ、シート、レコードの組み合わせのパターンが数多くありどの組み合わせが正しいという事はないと思います。ブライアンはモロッコに何度も訪れていたようで、この音楽を録音し自分でも音を加えたようです。特にA面中盤で電子音で作った風のような音が逆回転でどこかに吸い込まれていくような部分は、ジャジューカの演奏と一体になって不思議な雰囲気を醸し出しています。今となってはワールド・ミュージックの分野で片付けられそうですが、当時としては最先端を行ってましたね!アフリカという未知の世界に目を付けたブライアンの先を見通す眼力は素晴らしいと思います。次回はUSA盤を紹介します。