ローリング・ストーンズ アナログ盤蒐集生活!

1972年から集めてきたローリング・ストーンズのオリジナル盤、各国盤や珍しいレコードを紹介しています。

ローリング・ストーンズ カナダ盤 WINNING UGLY 12インチ・シングル いろいろ!!

ローリング・ストーンズのカナダ盤12インチ・シングル「Uinning Ugly」です。1986年12月に発売され、規格番号は12CPX 7191です。この曲はアルバム『DIRTY WORK』からカナダのみでシングル・カットされ、この12インチ・シングルには「London Mix」と「NY Mix」の2つのヴァージョンが収録されています。ジャケットはアルバムに封入されていた漫画の主人公がストーンズのメンバーのヨーヨーをやっているという図柄です。このジャケットはこの図柄の下方に背表紙があり、タイトル等が書かれていてレコードの取り出し口は主人公の頭側というデザインが横向きの変則的なジャケットです。要するに写真の左側が上部になります。

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このストーンズのメンバーの写真は『DIRTY WORK』のラベルにも使われていましたね。

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裏ジャケです。漫画の主人公を表側の姿勢のまま背中側から描いた構図になっています。

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曲目の部分です。A面に「London Mix」、B面に「NY Mix」が収録されています。

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裏ジャケの右下にストーンズ・レーベルの著作権表示やカナダのCBSのクレジットがあります。

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ラベルです。こちらは「London Mix」です。プロデューサーのスティーブ・リリーホワイトによるもので、ベースを派手にして前半はアコギを加えてエレキの音は全部オフにしています。ベースの音は雷のようです。後半にエレキのフレーズが出てきます。

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こちらは「NY Mix」です。こちらはフランスワ・ケヴォーキアンという人のミックスでニューヨークのSigma Studioで作られました。原曲をあまり崩さず各楽器を派手にしてあります。特に後半はベースが目立ちます。

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この12インチ・シングルはプロモ盤が作られました。白いスリーヴに四角いステッカーが貼られた簡易的なジャケットです。規格番号は12 CDN 297とプロモ独自の番号となっています。

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ステッカーの部分です。タイトルの下にradio samplerとあります。

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ラベルです。レギュラー盤と違いこちらにはそれぞれのミックスの名前が書かれていません。A面には「London Mix」が収録されています。ラベルの下部にFOR PROMOTIONAL USE ONLY NOT FOR SALEがあります。

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FOR PROMOTIONAL ONLY NOT FOR SALEの部分です。

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B面のラベルです。こちらは「NY Mix」が収録されています。

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この曲は何といっても跳ねるようなベースといかにも80年代っぽいキーボードが基本となっています。この12インチのミックスでもベースを前面に出しています。歌に入る直前の一気に下るギターはキースによるものだと思います。コーラスはジャニス・ペンダ―ヴィスとドレッド・マクドナルドによるものです。『DIRTY WORK』全般に言えますが、この頃のミックの怒鳴るような歌い方は力が入りすぎていてあまり好きではありません。この12インチ・ミックスはカナダだけなので特別感がありますよね!カナダでは7インチ・シングルも出ていますが、それはまた別の機会に紹介したいと思います。

ローリング・ストーンズ UK盤 GOATS HEAD SOUP② EMI以降の再発盤!! 

前回に引き続きローリング・ストーンズのUK盤『GOATS HEAD SOUP』です。今回は配給元がEMI以降の再発盤を紹介します。また、後で触れますがアンディ・ジョンズの写真もレーベルによって違ったものとなっています。最初はEMI盤です。EMI盤は1980年3月14日に発売され、規格番号はCUN 59101です。ジャケットはWEA盤と同じく見開き仕様です。基本的なデザインは一緒なのでここではWEA盤と違う部分の写真を載せておきます。裏ジャケです。WEA盤はベロマークがあるだけでクレジットは一切ありませんでしたが、EMI盤は規格番号などが追加されています。それらのクレジットもデザインを損なわないように3か所の隅に小さな文字で書かれています。

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右上にCUN 59101とSTEREO、そしてEMIの独特の長い番号のOC 064-63 076があります。UK盤は一番最初の文字がOとなっています。

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右下にベロマークとカセットテープも同時に発売されたのでAvailable on cassetteとあります。

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左下にEMI Records Ltd.と住所があります。

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WEA盤ではシートでしたが、こちらは各国と同じようにインナーとなっています。角が丸くカットされています。こちらは各クレジット側です。

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右下にCUN 59101とベロマークがあります。

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写真側です。アンディ・ジョンズはこちらを向いているショットです。

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山羊の頭のスープのシートも付けられています。

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シートの右下にもCUN 59101とあります。

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ラベルです。ストーンズ・レーベルのイエロー・ラベルです。出版社表記が「Angie」を除きEMI Musicとなっています。マトリクスは機械打ちでCUN 59101 A-1/CUN 59101 B-1です。

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 1988年1月11日にはCBSから再発されています。規格番号は450207 1です。ジャケットは見開きではなく、シートやインナーも付いていない一番つまらないアイテムとなっています。インナーが付いていないせいか裏ジャケに曲目や各クレジットがいろいろと印刷されています。

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左上に担当楽器と参加ミュージシャンのクレジットがあります。

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上部中央に曲目があります。過去盤と同じように曲ごとのキーボードのクレジットがあります。

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右上に規格番号450207 1とバーコードがあります。何度も書いていますがこのバーコード、ホントにデザインを損ねて嫌ですね~。

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右下にプロデューサーやアルバムのデザイナーなどのクレジットがあります。

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左下に配給元のCBSのクレジットがあります。

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インナーはただの白い袋なので省略します。ラベルです。上部にタイトルとグループ名が、右側に規格番号の450207 1があります。曲名は左揃いになっています。リムの最後にMADE IN ENGLANDがあります。 マトリクスは手書きで450207-1 A1/450207-1 B2です。

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2011年10月22日にはユニバーサルからストーンズ・レーベルのアルバムがボックスセットで発売されました。正確にはこれ以降はMade in UKではありませんが、ジャケットやシート、ラベルの流れを見るために取り上げてみました。規格番号は0602527142876です。ジャケットやシートはオリジナルに準じた作りですが印刷が粗く、紙質も安っぽくてオリジナルの味のある手触りは再現出来ていません。裏ジャケ右上にバーコードがあります。

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裏ジャケ右下にベロマークとポリドールのロゴがあります。

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シートも2枚付けられていますがオリジナルと比べると薄いペラペラな紙です。

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下部に規格番号06062527142876があります。

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シートの反対側です。ナント!アンディ・ジョンズの写真が下向きに戻っています。

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山羊のスープのシートです。オリジナルのような厚紙でないのが惜しいです。

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ラベルです。左側に面表記が、右側にポリドールのロゴがあります。レコードは結構厚い重量盤です。ユニバーサルに変わってからCDでは「Star Star」がセンサード・ヴァージョンに差し替えられていたのでレコードももしや、と思いましたがレコードは通常ヴァージョンのままでした。マトリクスは機械打ちで2714287 A  88477E1/B//2714287 B  88477E2/Bです。途中にスラッシュがあるのでAB面の境は//です。また、A面にwww.gzvinyl.comと刻まれています。

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2018年にはユニバーサルからストーンズ・レーベルのカタログが新たにボックスセットで発売されました。全アルバムアビーロード・スタジオでハーフ・スピード・カッティングされたもので再発の中では最も音がいいです。規格番号はオリジナルと同じCOC 59101です。ジャケットは裏ジャケにベロマークがあるだけのオリジナルと全く同じ仕様です。ジャケットの印刷は先の再発よりこちらの方が良く、表面はツルツルした手触りになっています。シートが2枚付けられています。先のユニバーサル盤同様アンディ・ジョンズが下を向いている写真になっています。シートの大きさはオリジナル盤のものとは違いLP大の大きさとなっています。

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シートの反対側です。

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クレジットはオリジナル盤と同じですが、Distribution by WEA RECORDS LTD. Ⓟ1973の部分が消されています。上がユニバーサル盤、下がオリジナル盤です。

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山羊のスープのシートも付いています。

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山羊のシートの右下にCOC 59101と印刷されています。オリジナル盤ではこの部分は何も印刷されていませんでした。

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ラベルです。オリジナル盤と似たラベルとなっています。右側の規格番号の下にⓅ2018とあります。マトリクスは手書きで0602557974553 A/060255797455 Bです。両面にABBEY ROAD 1/2SPEEDの手書きの刻印があります。

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ユニバーサルに変ってからシートのアンディ・ジョンズの写真が下向きになってしまいましたが、CDもレーベルによって変化があります。CBS:前向き→Virgin:下向き→ユニバーサル:(2009年)下向き→(2011年)前向きと変わっています。これは5年ほど前にhot stuffの掲示板でatsu-yさんに教えて頂いたもので、私はそれまでレコード、CD共にこの違いに全く気付いていなかったという失敗をやらかしました!atsu-yさん、その節はありがとうございました!いやしかしそれから今まで気がつかなかった事や忘れていた事をまとめなくてはいけないなぁ~とブログを始めるきっかけになりましたが。ストーンズ・レーベルになってからはあまりジャケットなどの違いはありませんが、「GOATS HEAD SOUP」はアンディ・ジョンズの写真といい、「Star Star」は国によってセンサード・ヴァージョンだったり、以前も紹介しましたがUSA盤のプレス工場の数も異常に多いレコードでコレクター的にもマストなアイテムだと思います。もちろん内容も素晴らしいですよね!

ローリング・ストーンズ UK盤 GOATS HEAD SOUP① WEAオリジナル盤いろいろ!!

ローリング・ストーンズの『GOATS HEAD SOUP』UK盤です。今回はオリジナル盤を紹介します。ストーンズ・レーベルからの3枚目のスタジオ録音盤として1973年8月31日に発売され、規格番号はCOC 59101です。このアルバムは72年11月~12月にジャマイカで録音され、プロデューサーはジミー・ミラー、エンジニアはアンディ・ジョンズです。ジャマイカで録音されたのにレゲエが全く感じられないのがストーンズらしいですよね(笑)。英米で1位を記録しています。このレコードもシートの写真や、ラベルの違いなどが存在します。ジャケットはメンバーが布を被ったものを下から風を当てた不思議な写真で、撮影とデザインはデヴィッド・ベイリーという人によるものです。表側はミックでメンバーの中でも特に不思議な雰囲気を醸し出していますね!タイトルはなく、右上にThe Rolling Stonesとだけあります。

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裏ジャケです。こちらはキースで相変わらずジャンキーな感じですね(笑)。曲目やアルバムのクレジットなど一切なく写真だけのジャケットです。

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裏ジャケ右下にベロマークがあります。

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見開きの内側です。ビル、チャーリー、テイラーの3人が同じく布を被っています。他の国では見開きの下にクレジットがありますが、UK盤は写真だけで何も書かれていません。

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UK盤は2枚のシートが付けられています。一枚は山羊のスープの写真です。ホントにこんなスープがあるのか知りませんが、グロテスクですよね~。45年前にこの写真を見た時は衝撃的でした!以前紹介したマレーシア盤はこれがジャケット表側になっていましたね。

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2枚目のシートです。他国ではこれがインナーとして使われていましたが、UK盤はシートとなっています。片側はビリー・プレストンら参加ミュージシャンの写真が載っています。こちらは初回のアンディ・ジョンズが下を向いている写真が使われた方です。

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アンディ・ジョンズの写真が下を向いていてグラム・パーソンズに間違えやすいという事から、こちらを向いている写真に差し替えられた後のシートです。

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アンディ・ジョンズの写真の部分です。こちらは下を向いている写真です。確かにグラム・パーソンズと言われれば似てるような気もしますが…。

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こちらは差し替え後のこちらを向いている写真です。

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シートの反対側です。こちらは曲名や各クレジットが書かれています。

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一番下に規格番号COC 59101や配給元のWEAのクレジットがあります。印刷所はRichard Davis Ltd.という会社です。

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ラベルです。ストーンズ・レーベルのイエロー・ラベルです。左側に面表記SIDE ONEとマトリクスがあります。右側にCOC 59101とⓅ1973があります。マトリクスは機械打ちでCOC 59101 A2/COC 59101 B1です。両面に手書きでROLLING STONES RECORDSとあります。これが初回マトです。他にはA3/B1なども確認しています。

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こちらは左側のSIDE ONEの上にMade in U.K.とあるラベルです。こちらの方が後期型と言われています。その他のクレジットは上のラベルと全く同じです。マトリクスは機械打ちでCOC 59101 A3/COC 59101 B3です。両面に手書きでROLLING STONES RECORDSとあります。これは私の持っているレコードのマトですので末尾がもっと若い番号があるかも知れません。

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このアルバムは『EXILE ON MAIN STREET』での南部志向からニュー・ソウル、ファンクへと変貌を遂げていますが、これはビリー・プレストンによる影響が大きいと思います。特に「Doo Doo Doo Doo Doo」や「100 Years Ago」のようにキーボードが主に曲を引っ張っていくタイプの曲に顕著で、特に「Doo Doo Doo…」はジム・プライスのアレンジによるホーンも素晴らしいです。また、テイラーのギターソロが目立つ曲も多いです。バラードの「Angie」と「Winter」のストリングス・アレンジはニッキー・ハリスンによるものです。また誰でも知っている事ですが「Star Star」は原題を「Starfucker」といいアトランティックによりタイトルを変えさせられました。UK盤は通常のミックスですが、USA盤や南アフリカ盤はセンサード・ヴァージョンが収録されています。録音はよく言われるようにこのアルバムは何だかベールを被せたようにもやっとした音質ですよね。特に「Star Star」はひどい音ですよね(笑)。そんな中でもこのUK盤は輪郭がはっきりしていていい音だと思います。ストーンズのアルバムの中では聞く頻度が多く、ホントに名作ですよね!

ローリング・ストーンズ UK盤シングル ANGIE いろいろ!!

ローリング・ストーンズのUKシングル盤「Angie/Sliver Train」です。1973年8月20日に発売され、規格番号はRS 19105です。このシングルに収録された2曲はアルバム『GOATS HEAD SOUP』にも収録されていますがアルバムより10日早くリリースされました。説明不要当時日本でも大ヒットしたバラードですよね!イギリスではストーンズ・レーベルのベロのカンパニー・スリーヴに入れられて発売されました。

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ラベルです。このシングルもソリッド・センターとプッシュ・アウト・センターの2種類あります。こちらはソリッド・センターの方です。こちらの方が最初に発売されたと言われています。左側にMade in UKがあり、その下に曲を管理していたEssex Musicのクレジットがあります。ストーンズ・レーベルになってからシングル盤にMade in UKのクレジットはこのシングルが初めてです。右側に規格番号とマトリクス、タイム表記があります。マトリクスは機械打ちでRS 19105 A1/RS 19105 B1です。

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B面のラベルです。

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こちらはプッシュ・アウト・センターのラベルです。印刷の加減かも知れませんが上と比べて文字が細いような感じがします。また、下部のA Promotone B.V. Recordingの下に1973が追加されています。マトリクスは機械打ちでRS 19105 A2/RS 19105 B1です。A面だけ枝番の数字が進んでいます。

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B面のラベルです。

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何となくマトの枝番がA1の方がアコギの音が美しく響いているような気がします。以前も書きましたが、この曲が発売された時は中学2年で1学年10クラスもあったマンモス校に在籍していましたがストーンズを聞いている人は皆無で、この曲のヒットでやっとストーンズの名前が知れ渡った、と胸をなでおろした記憶があります。当時はデビットボウイの奥さんのことを歌った曲だなんて言われていて、本気で信じていましたね(笑)。印象的なイントロはキースによるものです。ピアノはニッキー・ホプキンス、バックに流れる美しいストリングスのアレンジはニッキー・ハリスンという人によるものです。ミックの歌い方もいい感じでストーンズを代表するバラードです!初めてストーンズを体験した89年のロスでこの曲を演ってくれて泣きましたね~。その後日本公演でも何度か聞きましたがこのロスで体験した「Angie」の感動は今でも忘れられません。B面の「Silver Train」は2014年の東京ドームでミック・テイラーを加えて演奏してくれましたね!こちらはノリのいい走るような曲調が心地よく2曲共名曲のカップリングですね!

ローリング・ストーンズ ドイツ盤ファースト②再発ミック・カヴァ― いろいろ+スイス盤!!

前回に引き続きローリング・ストーンズのドイツ盤『ファースト』です。73年2月にジャケットをミックのステージ写真に変えて再発されました。左側にTHE ROLLING STONESの文字があり、ミックの左側にポスター付きのクレジットがあります。以前紹介したオランダの再発盤にもこれと同じジャケットでしたがポスターの部分は曲目になっていましたね!このドイツの再発盤もジャケット、ラベル共に年代によって色々と変化していくので順を追って紹介したいと思います。また、このレコードはスイス盤が存在しますがジャケットはドイツ製のものを使っているので、ラベルの時にスイス盤も一緒に紹介します。

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INCLUDING MICK JAGGER POSTERの部分です。ナチスの鷹に似たデザインですね。同時期に発売されたドイツ盤の『ROCK'N ROLLING STONES』でもこの鷹が使われていますがヨーロッパの他の国で問題にならなかったんでしょうか?

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こちらは後期型のミック・ジャガーのポスターのクレジットが無いジャケットです。

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裏ジャケです。この写真は70年のヨーロッパ・ツアーの写真でドイツのクラブ・エディション盤などいろいろなレコードで使われていますね。

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裏ジャケは発売時期によってクレジットが異なり5種類存在します。

①表側にポスター表記があり、裏側右上の規格番号はS 17 000 P、左上にSTEREOのクレジットがあります。ミック・テイラー、ボビー・キーズ、ジム・プライスの3人が写っています。

②表側にポスター表記があり、裏側右上の規格番号はS 17 005 P、左上のSTEREOのクレジットはありません。ミック・テイラーら3人が消されています。

③表側にポスター表記があり、裏側の規格番号はS 17 005 Pと6.21695の両方が書かれています。ミック・テイラーら3人が消されています。

④表側にポスター表記があり、規格番号は6.21695。ミック・テイラーら3人が消されています。

⑤表側のポスター表記はありません。規格番号は6.21695でミック・テイラーら3人が消されています。

裏ジャケ右上の部分です。左から①②の規格番号がS 17 005 Pのジャケット。2番目が③の規格番号が中央にずれて規格番号がS 17 005 Pと6.21695の両方が書かれているタイプ。3番目が④規格番号が6.21695のジャケット。真ん中の2枚は右上にうっすらとS 17 005 Pが残っています。右側は⑤後期プレスで右上に6.21695 AFとあります。これだけ表側にポスター表記がありません。

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①②のS 17 005 Pのジャケットでは表側の左上にSTEREOとあるものと無いものがあります。上が初期型で①のSTEREOとある方で裏ジャケにミック・テイラーら3人が載っています。下は②のSTEREOのクレジットがなく裏側からミック・テイラーが消された方のジャケットです。結局ステレオではなかったのでこのクレジットは消されてしまいこれ以降はこのクレジットはありません。

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左側はジム・プライス、ボビー・キーズ、ミック・テイラーがいますが、右側では消されています。75ツアー以降その3人がいなくなってしまったので消したのか、ミック・ジャガーの両側にくっつき過ぎてデザイン的に良くなかったのか分かりませんが、やめたために消したとしたら2006年の編集盤『RARITIES 1971-2003』のジャケットでビルを消しているのでストーンズってやめた人には容赦ないですよね(笑)。まあ、STEREOとクレジットされたジャケットが早々に姿を消したとしたらミックの陰になってテイラーの顔が見えなかったり、ボビーがマイクスタンドにかかっていたりと3人を消した方がスッキリしているのでデザイン的に良くなかったんでしょうね。

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③④の6.21695のジャケットの右側の部分です。左側はS 17 005 Pと6.21695の両方クレジットされています。おそらく規格番号が変わる過渡期のジャケだと思います。右側はうっすらとカセットの番号を消した跡が見えます。

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右下のクレジットの部分です。上から①S 17 005 PでSTEREOとあるジャケット、②STEREOが無いジャケット、③④6.21695で表側にポスター表示があるジャケット、⑤6.21695でポスター表示が無いジャケットです。

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また、①のジャケットの下には例のHartungのクレジットがありますが前回書いたように印刷所なのか不明です。

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ポスターです。LPジャケット6枚分の大きなポスターで、ジャケットと同じミックの写真が使われています。

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ポスターの右上にデッカのロゴと規格番号がありますが、その部分も初期型と後期型で変わっています。

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ポスターの裏側にはストーンズのレコードのカタログがあります。初期型と後期型はレコードの位置は全く同じですが規格番号だけその時発売されていたレコードのS規格と6で始まる番号に変わっています。

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ラベルです。右側に規格番号S 17 005 Pと面表記があります。面表記はseite 1/seite 2です。右上にSTEREOのクレジットがありますが疑似ステでもなくモノラルのままです。このラベルはあまり見かけないのでおそらくステレオではないことに気付きすぐに下のSTEREO無しのラベルの変わったと思います。曲目の部分は前回のオリジナル・カヴァーの最後のラベルと全く同じです。このラベルは①の裏ジャケにミック・テイラーら3人がいるジャケットに見られます。ジャケットにもSTEREOとあったのでこちらも同時に修正されたと思います。マトリクスは機械打ちでXARL-6271-Ⅱ X/XARL-6272-Ⅰ Xです。Munufactured in Germanyの刻印があります。

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上のラベルからSTEREOのクレジットがなくなったラベルです。その他の文字の配置は上と全く同じです。このラベルは②③のジャケットに入っているのを確認しました。このラベルと②のジャケットの組み合わせが一番多く出回っているように思います。また、少数ですが①との組み合わせもあるようです。マトリクスはXARL-6271-Ⅱ X/XARL-6272-Ⅱ Xです。B面のマトだけⅡに進んでいます。両面Munufactured in Germanyの刻印があります。

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上のラベルとほぼ同じですが、右側のS 17 005-Pの上にあったBestell-Nr.iの文字がありません。その他は文字の配置等全く同じです。マトリクスは機械打ちでXARL-6271-Ⅱ X/XARL-6272-Ⅰ Xです。両面にMunufactured in Germanyの刻印があります。B面のマトの枝番がⅠですが、このラベルは次の6.21695のラベルに繋がると思うのでここに入れました。②のテイラーらが消されているジャケットに入っていました。上のラベルよりこちらの方が見かけません。

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78年頃からの規格番号が6.21695に変更になったラベルです。規格番号の部分が変更になっただけでその他の文字の配置は上と同じです。このラベルは③④⑤のジャケットに入っているのを確認しました。マトリクスは機械打ちでXARL-6271-Ⅱ-X//6.21695-01-2/2または、6.21695-01-1/3//6.21695-01-2/3です。マトの途中でスラッシュがあるのでAB面の境は//です。最初のマトはA面が上と同じXARLで始まり、B面が6から始まる変則的なマトで③の規格番号が2つ書かれているジャケットに入っていました。ジャケットも過渡期なのでマトも過渡期なのかも知れません。下のスイス盤のマトから考えてもしかしたら両面XARLで始まるマトもあるかも知れません。後者は両方6から始まるマトで④⑤のジャケットに入っています。Munufactured in Germanyの刻印はありません。

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スイス盤のラベルです。上の6.21695のラベルと似ていますが、左側のドイツ音楽著作権団体を表すGEMAのクレジットの部分がMLとなっています。リムがドイツ盤とは全く違います。リムにチューリッヒとドイツ語でスイスを表す略称のSCHWIZのクレジットがあります。また、下の33の文字も黒枠に白ではなく、黒枠に赤となっています。③のS 17 005 Pと6.21695の両方クレジットがあるジャケットに入っていました。マトリクスは機械打ちでXARL-6271-Ⅱ X/XARL-6272-Ⅰ Xです。Munufactured in Germanyの刻印があります。これはドイツ盤のS 17 005 Pのラベルと同じマトです。それから考えると規格番号が切り替わる頃にプレスされたのかも知れません。

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ドイツ盤に戻りますが、ドイツではこの後80年代に規格番号を820 047-1に変えオリジナルのジャケットで発売されました。80年代の再発盤はあまり取り上げないんですが、ジャケットが珍しいので取り上げます。ジャケット表側はオリジナルと同じ写真を使っていますが、ナント右上にDECCAのロゴがありません!左上のMONOや規格番号のクレジットもないジャケットです。同時期に発売されたオランダ製でヨーロッパに流通したジャケットは左上にDIGITALLY RE-MASTEREDと書かれた赤いストライプがありましたね。

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裏ジャケはドイツ盤で初めて解説が入ったUK仕様になります。レーベルはLONDON、ABKCOになっています。

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ラベルです。80年代のシルバーのラベルです。左側にMade in West Germanyがあります。この再発盤はCDのマスターが使われたため「Tell Me」がフェイドアウトしないで最後までいってしまうヴァージョンが収録されています。マトリクスは機械打ちでC-6.25912-01-1/C-6.25912-01-2です。

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以前紹介したしオランダ盤ほどドイツ盤のジャケットの移り変わりはありませんが、再発盤はオランダ盤と同じデザインのジャケットというのも面白いですね。当たり前ですがファーストは何処の国でも歴史が一番古いのでヴァリエーションが多いですがその変遷をたどっていくと面白いですよね!再発盤に付けられたポスターの規格番号や裏のレコードの広告の規格番号も時期によって作り直しているのも芸が細かくさすがにドイツって感じです!ドイツ盤は後期盤でも音が安定していて落ち着いて聞けていいと思います。