jukeboy’s diary

ローリング・ストーンズの珍しいレコードを紹介しています。

ローリング・ストーンズ ドイツ・クラブ・エディション⑩BIG HITS VOLUME 3!!

ローリング・ストーンズのドイツ・クラブ・エディション『BIG HITS VOLUME 3』です。『VOLUME 1』は『BIG HITS』、『VOLUME 2』は『THROUGH THE PAST DARKLY』とベスト盤だったのに対して、『VOLUME 3』は何故か『LET IT BLEED』と同じ内容です。規格番号は66 230 4で、1977年10月に発売されました。発売元はCLUB-SONDERAUFLAGEです。ジャケットは前回と同じデザインで、枠の色が違っています。

f:id:jukeboy:20170819200228j:plain

右上にVOLUME 3があります。

f:id:jukeboy:20170819200357j:plain

右下にDECCAのロゴと、Club-Sonderauflage、S R Internationalのクレジットがあります。

f:id:jukeboy:20170819200709j:plain

裏ジャケです。前回まであった写真がなくなりグループ名と曲目だけのシンプルなデザインです。『LET IT BLEED』の文字はどこにもありません。

f:id:jukeboy:20170819200927j:plain

裏ジャケの右上の部分です。規格番号66 230 4とStereoがあります。

f:id:jukeboy:20170819201024j:plain

裏ジャケ中央下部にDECCAのロゴと、Club-Sonderauflage、S R Internationalのクレジットがあります。

f:id:jukeboy:20170819201151j:plain

ラベルです。ドイツ・デッカの赤ラベルです。左側にSonderauflageとGEMA、マトリクス表示があります。ドイツではオリジナルの『LET IT BLEED』が1970年1月に発売されたためP1970となっています。右側に規格番号の66 230 4と面表示、STEREOがあります。タイトルの表記は『BIG HITS VOL.Ⅲ』となっています。マトリクスはXZAL-9363  6.21417-00-1//6.21417-00-2/1です。A面の6,21417-00-1だけ手書きであとは機械打ちです。A面のXZAL-9363はドイツの『LET IT BLEED』のオリジナル盤のマトと同じです。B面にもこのマトが残っていますが、XXXXXXXと消してあります。A面はおそらく後で気付いて手書きでマトを付け足したと思います。両面共Munufactured in Germanyの刻印があります。

f:id:jukeboy:20170819202619j:plain

B面のラベルです。

f:id:jukeboy:20170819202642j:plain

このレコードはプレス時期が短かったのでラベルの種類はおそらくこれだけだと思います。内容は『LET IT BLEED』ですがジャケットにも、ラベルにもクレジットがないのが面白いですね!名曲揃いで現在でもライヴで演奏している曲ばかりなので重要なレコードですが、オリジナル・アルバムをBIG HITSと言い切るとはチョット意外な感じがしました。一連の『BIG HITS』関連のクラブ・エディション盤はこれで最後になります。この後もまだ何枚か発売されますがドイツのクラブ・エディションの数の多さには驚かされますね!

ローリング・ストーンズ ドイツ・クラブ・エディション⑨BIG HITS 2 いろいろ!!

ローリング・ストーンズのドイツ・クラブ・エディション盤『BIG HITS 2』です。内容はUK盤『THROUGH THE PAST DARKLY』と同じで、前回のドイツ・クラブ・エディションとは別のDEUTSCHER SCHALLPLATTEN CLUBというところから75年4月にリリースされました。規格番号は28339-0です。ジャケットの写真はClub Sonderauflage盤とは別ショットで、ミックがマイクから手を放し、ビルが左上を見つめています。ジャケットは両面コーティングされていますが、このコーティングはサランラップのように薄くポロポロ剥がれてきてしまいます。剥がれたところをそのままにしておくと線が付いたりしてしまうので私はそっと剥がしてしまいました。コーティングを全部剥がしても結構艶のあるジャケットです。

f:id:jukeboy:20170806131614j:plain

表側左上の部分です。規格番号28339-0とStereo、The Rolling stones・Big Hits 2とあります。

f:id:jukeboy:20170806131916j:plain

表側左下の部分です。DECCAのロゴとSONDERAUFLAGEと発売元のDEUTSCHER SCHALLPLATTEN CLUBのクレジットがあります。

f:id:jukeboy:20170806132328j:plain

裏ジャケです。ハイド・パークの時の写真と曲目が大きくクレジットされています。

f:id:jukeboy:20170806131720j:plain

裏側右上にStereo, auch Mono abspielbarと規格番号、タイトルなどがあります。

f:id:jukeboy:20170806133600j:plain

裏側の下部中央です。ドイツのレコード・レーベルTELDEC(ワーナーの傘下、現在は消滅)と印刷所のクレジットがあります。印刷所のクレジットが小さな文字で書かれていて分かりずらいですが、Printed in Germany by Druckhaus Maack KG, 5880 Ludenscheidと書かれています。

f:id:jukeboy:20170806132445j:plain

裏側左下にDECCAのロゴとレコード・クラブのロゴがあります。

f:id:jukeboy:20170806133341j:plain

ラベルです。左側にSonderauflageと販売元のDeutscher Schallplatlen-Clubが、その下にGEMA、マトリクスのXZAL 9067、P1969があります。右側に規格番号28 339-0と面表示、STEREOがあります。マトリクスは機械打ちでX-ZAL-9067-Ⅴ/X-ZAL-9068-Ⅰです。このマトはドイツのオリジナル盤と同じです。両面共Manufactured in Germanyの刻印があります。前回のレコード・クラブ盤『BIG HITS VOLUME 2』とはマトのA面の末尾がⅣとⅤの違いだけです。また、ラベルのタイトル表記は前回は『THROUGH THE PAST DARKLY』でしたが、こちらは『BIG HITS-Nr. 2』となっています。

f:id:jukeboy:20170806203757j:plain

B面のラベルです。

f:id:jukeboy:20170806203821j:plain

上のラベルと似ていますがセカンド・プレスです。左側のGEMAの下のマトリクス表示が6.22 156-01.1と変わり、右側の規格番号28 339-0の後ろにあった(BA)がなくなっています。マトリクスは機械打ちで6.22156-00-1/6.22156-00-2/1に変更されています。両面共Manufactured in Germanyの刻印があります。

f:id:jukeboy:20170806203106j:plain

B面のラベルです。

f:id:jukeboy:20170806203133j:plain

上のラベルの左側にあったSonderauflageとDeutscher Schallplatlen-Clubの部分がClub-Sonderauflageと変わっています。以前紹介したDeutscher Schallplatten-Club製の『BIG HITS』の再発盤(28493-5)の方もラベルだけClub-Sonderauflageと変わっていましたがレコードだけ別会社なのか不明です。プレス工場でのラベルの印刷ミスなのかもしれませんがよくわかりません。上部のDECCAのロゴの横にLC 0171とあります。その他の部分は上のレコードと同じです。マトリクスは機械打ちで6.22156-00-1/1//6.22156-00-2/1と上のレコードのA面の末尾に/1が追加されています。両面共Manufactured in Germanyの刻印があります。

f:id:jukeboy:20170806204447j:plain

B面のラベルです。

f:id:jukeboy:20170806204519j:plain

このアルバムは前回取り上げたclub-Sonderauflageの『BIG HITS VOLUME 2』から数ヶ月遅れで発売されたのですがマトリクスに共通点があることからレコードは同じ工場で同時期にプレスされていたと思います。この当時の西ドイツではジャケットの写真やタイトル、内容が似ているアルバムが乱発されていますが、このアルバムも良く売れたのか中古で多数出回っています。先にも書きましたが、3番目のラベルに別会社のClub-Sonderauflageのクレジットがあるのがよく分かりません。この点はまだまだ調べる余地があると思います。

ローリング・ストーンズ ドイツ・クラブ・エディション⑧BIG HITS VOLUME 2 いろいろ!!

ローリング・ストーンズのドイツ・クラブ・エディション『BIG HITS VOLUME 2』です。内容はUK盤の『THROUTH THE PAST DARKLY』と同じです。75年1月にClub-Sonderauflageから発売され、規格番号は63 212です。ジャケットはクラブ・エディションの『BIG HITS』同様70年のドイツでのライヴ写真が使われ、外枠の3色の色が変更となっています。右上にVOLUME 2とあります。

f:id:jukeboy:20170622212452j:plain

裏ジャケです。前作と同じ写真が使われています。前作は黒地でしたが、こちらは白地になっただけで曲目やクレジットの部分のレイアウトは全く同じです。

f:id:jukeboy:20170622212638j:plain

表側右上の部分です。VOLUME 2とあります。『THROUTH THE PAST DARKLY』のクレジットはどこにもありません。

f:id:jukeboy:20170622213134j:plain

表側右下の部分です。Club-SonderauflageとS R Internationalのクレジットがあります。

f:id:jukeboy:20170622212939j:plain

裏ジャケ右上の部分です。規格番号63 512とStereoのクレジットがあります。

f:id:jukeboy:20170622213236j:plain

裏ジャケ下部の部分です。DECCAのロゴと、Club-SonderauflageとS R Internationalのクレジットがあります。

f:id:jukeboy:20170622213350j:plain

ラベルです。左側にSonderauflageのクレジットがあります。右側に規格番号の63 512と面表示、STEREOがあります。レコードのタイトルは『BIG HITS VOLUME 2』ではなく 『THROUTH THE PAST DARKLY』となっています。マトリクスは機械打ちでX-ZAL-9067-Ⅳ/X-ZAL-9068-Ⅰです。このマトはドイツのオリジナル盤でも使われています。Munufactured in Germanyの刻印があります。なお、こちらのラベルのジャケットは表面がコーティングされています。

f:id:jukeboy:20170622214247j:plain

B面のラベルです。

f:id:jukeboy:20170622214340j:plain

再発のラベルです。Sonderauflageのクレジットが右側へ移動しています。DECCAのロゴの右側にLC 017のクレジットがあります。マトリクスは機械打ちで6.22156-00-1/1//6.22156-00-2/1に変り、Munufactured in Germanyの刻印があります。こちらのジャケットはコーティングがありません。

f:id:jukeboy:20170622214904j:plain

B面のラベルです。

f:id:jukeboy:20170622214922j:plain

『BIG HITS』のクラブ・エディションの一番最初に紹介した会社の続編で、こちらはジャケットの色違いでデザインは同じですが内容は『THROUGH THE PAST DARKLY』になります。『VOLUME 2』として発売されたこのレコードも中古で結構見かけるのでやっぱり相当数売れたと思います。 ジャケットが前回の『BIG HITS』と統一感があるので並べるとベスト2枚でいい感じです。この2枚でデッカ時代のヒット曲は大体把握出来るので当時は重宝したんでしょうね。この会社からはこの後色違いのジャケで『BIG HITS VOLUME 3』というアルバムが発売されます。  

ローリング・ストーンズ UK盤 LET IT BLEED ステレオいろいろ!!

ローリング・ストーンズのUK盤『LT IT BLEED』ステレオ盤です。規格番号はSKL 5023で、モノラルと同じ1969年12月5日に発売されました。初期盤のジャケットはモノラル兼用の裏の穴でモノラルかステレオを見分けるようになっています。ジャケットは表側がコーティングされて、ポスター付きのステッカーが貼られています。ポスターはモノラルと同じものです。モノラルの時にステッカー付きのジャケットを載せたのでここではステッカーなしのジャケットを載せます。

f:id:jukeboy:20170712205023j:plain

裏ジャケです。右上の穴から中のインナーの青い色でステレオと見分けるようになっています。

f:id:jukeboy:20170712205235j:plain

ステレオは80年代まで発売されたので穴の部分も変化していきます。最初は穴で見分けるタイプ、次はSKL 5025の下に(POSTER INCLUDED)のクレジットがあるタイプ、最後はSKL 5025だけになり表側のコーティングがありません。最後の2つは規格番号の横にStereoと縦にクレジットされています。 

f:id:jukeboy:20170712205820j:plain

印刷所は裏ジャケに穴あきのものがUpton Printing Group、Senol Printing Limited、Sleeve Printed in Englandのみの3種あります。後期になるとClout & Baker Ltd.に変り、上の(POSTER INCLUDED)のクレジットのものと、最後の規格番号だけのものになります。

f:id:jukeboy:20170712210425j:plain

後期の盤はコーティングが無いのでラミネートの会社のクレジットも消されています。

f:id:jukeboy:20170712211103j:plain

表側に貼られていたポスター付きのステッカーは通常は角が丸くなっていますが、一部に角が直角になっているものがあります。これは文字の色とフォントも違うので全くの別物だと思います。2種類を並べてみました。左が角が直角のもの、左が通常の角が丸いものです。文字の形の違いがよく分かると思います。角が直角の方はあまり見たことが無いので、最初はどこかの国のものを第三者が貼ったのかと思いましたがこの形に該当する国はありませんでした。USA盤のスリックの上から貼られていたのは文字の形が右側と同じでNPS-4と規格番号があります。おそらくごく少数作られたステッカーだと思います。

f:id:jukeboy:20170806193429j:plain

また、モノラル同様一部にはケーキの表紙の小冊子も付けられました。後期の盤には写真のような『ROCK'N ROLLING STONES』に付けられた12ページの小冊子が付けられたレコードもあります。中は『ROCK'N ROLLING STONES』まで載っているので72年10月以降のプレスに付けられたと思います。裏表紙はケーキの小冊子と同じなのでここでは省略します。

f:id:jukeboy:20170712211751j:plain

インナーです。ステレオを表す青い囲いとモノラル同様曲目と演奏楽器がクレジットされています。中のクレジットは文字が青いだけでモノラルと全く同じです。

f:id:jukeboy:20170712212038j:plain

「You Can't Always Get What You Want」の部分で一番最初のインナーはWith The London Bach Choirのクレジットがあります。

f:id:jukeboy:20170712212358j:plain

2番目のインナーはこの部分が黒く塗られています。これはモノラルと同じです。

f:id:jukeboy:20170712212445j:plain

3番目のインナーはこの部分が最初からなかったかのように消されてしまっています。その分次の行が上にずれています。

f:id:jukeboy:20170712212531j:plain

ラベルです。ステレオ専用の青いラベルが使われています。オープン・デッカはこのタイトルで最後になります。マトリクスはXZAL-9363-P-1W/XZAL-9364-P-1Wです。印刷所のクレジットはSleeve Printed In Englandのみでポスター付きのステッカーがあります。インナーは最初のWith The London Bach Choirのクレジットがあるものです。 

f:id:jukeboy:20170712204903j:plain

グループ名の下のプロデューサー・クレジットが2行に渡ってクレジットされています。左側にSPEED 33-1とレコードの回転数が追加されています。マトリクスはXZAL-9363-P-3W/XZAL-9364-P-3Wです。印刷所はUpton Printing Groupでポスター付きのステッカーがあります。インナーは2番目の黒塗りのものです。

f:id:jukeboy:20170730140025j:plain

ここからボックスト・デッカのラベルです。マトリクスの逆さ文字にカッコはありません。マトリクスはXZAL-9363-P-1W/XZAL-9364-P-5Wです。印刷所のクレジットはSenol Printing Limitedでポスター付きのステッカーがあります。この印刷所はあまり見かけないような気がします。インナーは3番目のクレジットそのものが無いタイプです。このラベルでは他にXZAL-9363-P-2W/XZAL-9364-P-2Wを確認しました。

f:id:jukeboy:20170730195557j:plain

上のラベルとほぼ同じですが、マトリクスの逆さ文字に{}カッコがあります。また、一番下のMANUFACTUED BY THE DECCA RECORD CO. LID.のクレジットが上のラベルではTHEで改行されていますが、こちらはBYで改行されています。マトリクスはXZAL-9363-P-6W/XZAL-9364-P-4Wです。印刷所はUpton Printing Groupでポスター付きのステッカーはありませんがポスターは付属しています。インナーは他のレコードと共有の普通の青いインナーです。

f:id:jukeboy:20170730200651j:plain

GEMAのクレジットが上に移動して、5曲目の「Let It Bleed」出版社のクレジットだけが何故か次の行にあります。グループ名の下のクレジットが全部大文字から先頭文字だけ大文字でその後は小文字に変更になっています。こちらもByで改行されています。マトリクスはXZAL-9363-P-2W/XZAL-9364-P-4Wです。印刷所のクレジットはSleeve Printed In Englandのみでポスター付きのステッカーはありません。インナーは他のレコードと共有の普通の青いインナーです。

f:id:jukeboy:20170730201821j:plain

BIEM/NCBのクレジットが右側へ移動しています。出版社のクレジットが左側へまとめてあり、曲名の後へは記号でクレジットされています。規格番号の文字が大きくなっています。グループ名の下のクレジットはこちらも先頭文字だけ大文字で、こちらはtheで改行されています。マトリクスはXZAL-9363-P-6W/XZAL-9364-P-1Wです。印刷所のクレジットはSleeve Printed In Englandのみでポスター付きのステッカーはありませんがポスターは付いています。インナーは他のレコードと共有の普通の青いインナーです。「ROCK'N ROLLING STONES」に付いていた小冊子が入っているので73年頃のプレスかも知れません。

f:id:jukeboy:20170730202715j:plain

上のラベルと殆ど同じデザインですが、左側にあったSPEED 33 3/1のクレジットが無くなっています。その他は全く同じです。マトリクスがXZAL-9363-P-5W/XZAL-9364-P-1Wです。裏ジャケが穴あきではなくなりステレオ専用のジャケットになります。表側にポスター付きのステッカーはありませんが、裏ジャケの規格番号の下に(POSTER INCLUDED)があり、印刷所のクレジットもSleeve Printed in England by Clout & Baker Ltd.に変ります。このジャケットまで表面がコーティングされています。ポスターが付属して、インナーは他のレコードと共有の普通の青いものです。マトリクスの枝番が上より若いですが、ジャケットが穴あきからSTEREO表記への過渡期に当たるのでここで取り上げました。

f:id:jukeboy:20170818143502j:plain

裏ジャケの規格番号の下に(POSTER INCLUDED)があり、印刷所のクレジットがSleeve Printed in England by Clout & Baker Ltd.のジャケットです。モノラルの生産が終わりステレオだけになった時期のジャケットです。こうやって考えるとずいぶん長い間ポスターが付けられていたんですね!裏ジャケにこの表示があるので表側にはポスター付きのステッカーはありません。

f:id:jukeboy:20170806194028j:plain

80年代に入ってからのラベルです。マトリクスは逆さ文字は無くなり、P1969がその上に移動しています。BIEM/NCBの枠がなくなり、GEMAと横一列にクレジットされています。マトリクスはXZAL 9363/XZAL 9364 8G ∇E Dです。A面は手書きです。裏ジャケは規格番号のみで、印刷所はSleeve Printed in England by Clout & Baker Ltd.です。表面のコーティングは無く、ポスターも付属していません。コーティングが無いので裏ジャケからコーティングの会社のクレジットが消えています。インナーは80年代によく見られたImportant Noticeと書かれたものです。

f:id:jukeboy:20170730210134j:plain

『LET IT BLEED』のラベルで面白いのがMUNUFACTUED BY THE DECCA RECORD CO., LTDのクレジットがBYで改行されているのと、THEで改行されているものがあることです。大文字、小文字問わずに存在するのでどうしてこうなったのか分かりませんね!また、オープン・デッカとボックスト・デッカの過渡期にあたるので同じレコードでも片面はオープン・デッカ、片面はボックスト・デッカという変則的な組み合わせもあるようです。ヴァリエーションがたくさんあるタイトルなのでまだまだ新しい発見があるかもしれません。

また、インナーの担当楽器のクレジットはイギリスではレコード袋に印刷されていましたが、オーストラリア盤はポスターの裏側に印刷されているので、その部分を内側に折りたたんでしまうと気づかないという欠点があります。ニュージーランドは何故か白黒コピーしたような印刷の紙が入っています。何枚か確認しましたが全部そうなのでそれで発売されていたんですね。アメリカやドイツはレコード袋に印刷ですが、UK盤とはデザインが違います。日本はゲイトフォールド・カヴァーで見開きの内側にクレジットがありましたね。また、日本ではポスターは付いていなくてメンバーの写真が載っている長ーい歌詞カードが付いていましたね。これはいろいろなヴァージョンがあるのでまたの機会に『LET IT BLEED』各国盤も取り上げてみようと思います。 

ローリング・ストーンズ UK盤 LET IT BLEED モノラルいろいろ!!

ローリング・ストーンズのイギリスでの8枚目のスタジオ・アルバム『LET IT BLEED』です。1969年12月5日に発売され、規格番号はモノラルLK 5025、ステレオはSKL 5025です。このアルバムはジャケットやラベルのヴァリエーションが多いのでモノラルとステレオを分けて取り上げます。今回はモノラルです。イギリスでは最後のモノラル盤となりました。ジャケットのケーキはデリア・スミスという料理家が制作したらしいです。ジャケットにはポスター付きのステッカーが貼られています。プロデューサーは前作からのジミー・ミラーです。

f:id:jukeboy:20170709195545j:plain

裏ジャケです。ステレオ兼用のジャケットになっていて右上の穴から中のモノラル用のインナーの赤い色で見分けるようになっています。

f:id:jukeboy:20170709195749j:plain

右上の穴の部分です。中のインナーの色からRED-MONO、BLUE-STEREOのクレジットがあります。 

f:id:jukeboy:20170709195830j:plain

モノラルのジャケットの印刷所の部分です。ステレオは穴あきだけではなくSTEREOとクレジットされた他の印刷所のジャケットがありますが、モノラルは穴あきだけなのでUpton Printing Groupと印刷所の記述がないものの2種類です。

f:id:jukeboy:20170709200018j:plain

左下にDECCAのロゴと住所等のクレジットがあります。

f:id:jukeboy:20170709201903j:plain

初期盤に付けられていたポスターです。

f:id:jukeboy:20170709200336j:plain

UK盤はポスターの右下にDECCAのロゴがあります。

f:id:jukeboy:20170709200434j:plain

左下にポスターをデザインしたVictor Kahnという人のクレジットがあります。

f:id:jukeboy:20170709200517j:plain

一部の盤にはストーンズのレコードを紹介した12ページの小冊子が付けられていました。カタログには『ファースト』から『LET IT BLEED』まで載っています。

f:id:jukeboy:20170709201703j:plain

冊子の裏表紙です。

f:id:jukeboy:20170709201745j:plain

インナーです。モノラルは赤い淵に囲まれて全体にMONO・MONO…と書かれています。曲名と各曲の担当楽器のクレジットがあります。右下にTHIS RECORD SHOULD BE PLAYED LOUDと書かれています。これは当時の日本盤のライナーにも説明があったので有名ですよね!

f:id:jukeboy:20170709200756j:plain

「You Can't Always Get What You Want」のWith The London Bach Choriの部分を黒塗りにしたセカンドのインナーです。

f:id:jukeboy:20170709200851j:plain

最初のインナーのWith The London Bach Choriのクレジットがある部分です。

f:id:jukeboy:20170709201017j:plain

With The London Bach Choriのクレジットがある部分を黒塗りにしたインナーです。なお、ステレオのインナーにはこの部分を消して修正した3番目のインナーが存在しますがモノラルは製造期間が短かったのかこの2種だけで、この部分が修正されたインナーはありません。

f:id:jukeboy:20170709201426j:plain

インナーの反対側です。

f:id:jukeboy:20170709200940j:plain

ラベルです。オープン・デッカとボックスト・デッカのラベルがありますがマトの若いレコードから行きます。Side 1が右側にあります。出版社のクレジットは左側にまとめてあり、各曲の後に記号でクレジットされています。マトリクスはXARL-9363-1A/XARL-9364-1Aです。印刷所の部分はSleeve Printed In Englandのみで、表側にポスター付きのステッカーが貼ってあります。インナーは最初のものです。

f:id:jukeboy:20170712140148j:plain

上のラベルと同じくSide 1が右側にありますが文字のサイズが小さくなっています。また、上では記号だった出版社のクレジットが各曲の後にフルでクレジットされています。また、プロデューサー・クレジットが2行になっています。マトリクスはXARL-9363-1A/XARL-9364-2Aです。印刷所はUpton Printing Groupで、表側のポスター付きのステッカーは無いですがポスターは付いています。インナーは2番目の黒塗りのものです。

f:id:jukeboy:20170712133254j:plain

上のラベルでは右側にあったSide 1が左側へ移動しています。文字のサイズも多きくなり、プロデューサー・クレジットが1行になっています。こちらも出版社のクレジットは各曲の後にクレジットされています。マトリクスはXARL-9363-1A/XARL-9364-2Aです。印刷所はUpton Printing Groupで、表側にポスター付きのステッカーが貼ってあります。インナーは専用のものではなく、他のレコードと共通のモノラル用の周りが赤いものです。

f:id:jukeboy:20170712133616j:plain

ここからボックスト・デッカのラベルです。Side 1が左側にあります。規格番号の上のマトリクスは逆さ文字ではありません。全体にオープン・デッカの2番目のラべルに似ています。マトリクスはXARL-9363-2A/XARL-9364-1Aと両面共上と順番が変動しています。印刷所の部分はSleeve Printed In Englandのみで、表側のポスター付きのステッカーはありません。インナーは他のレコードと共通の周りが赤いものです。

f:id:jukeboy:20170712135525j:plain

上のラベルと殆ど同じですが、規格番号の上のマトリクスに括弧がありません。また、今までのラベルと違いラベル下部のMANUFACTURED BY THE DECCA RECORD CO. LTD.の部分が今まではBYで改行されていましたが、これだけTHEで改行されています。マトの括弧が無いのでこちらが最初かと思いましたが、この改行のクレジットで後にしました。マトリクスはXARL-9363-2A/XARL-9364-1Aです。印刷所の部分はSleeve Printed In Englandのみで、表側にポスター付きのステッカーがあります。インナーは他のレコードと共通の周りが赤いものです。

f:id:jukeboy:20170712141142j:plain

モノラルは70年1月までの生産されたという資料がありますが、ホントだとしたらプレス時期は2ヶ月だけと短かったですね。ラベルの変遷を考えると少し疑問が残りますが…。このレコードはA面にミック・テイラーが2曲、B面にブライアン・ジョーンズが2曲参加している過渡期のレコードです。殆どのギターはキースが担当していて珍しいスライドも聞けますね。「You Got The Silver」ではキースがヴォーカルも担当しています。名曲揃いで、ライヴで演奏する曲が多数収録されていてホントに名盤ですよね!ステレオは次回紹介します。

ローリング・ストーンズ オーストラリア・クラブ・エディション②THE ROLLING STONES SONG BOOK!!

オーストラリア・クラブ・エディション盤の『THE ROLLING STONES SONG BOOK』です。THE ANDREW OLDHAM ORCHESTRAの演奏でストーンズの演奏ではないので本来ならば取り上げないところですが、オーストラリアのクラブ・エディション盤ということとジャケットが独自のデザインなので取り上げました。規格番号はS/T 4337で、1967年に発売されました。UK/USAではモノラルも発売されましたが、オーストラリアではステレオのみの発売でした。ジャケットはサイケ調のデザインでキースの周りにタイトルその他いろいろな文字がコラージュされています。キースの顔の左側にタイトルと、THE ANDREW OLDHAM ORCHESTRAのクレジットがあります。ジャケットの表側だけコーティングされています。

f:id:jukeboy:20170721204340j:plain

タイトルの部分です。PLAYED BY THE ANDREW OLDHAM ORCHESTRAが小さくクレジットされています。

f:id:jukeboy:20170721204913j:plain

左下にワールド・レコード・クラブのロゴがあります。

f:id:jukeboy:20170721205015j:plain

裏ジャケです。こちらに他のメンバーがいます。フリップバック仕様で、写真は『BIG HITS』のブックレットのものをコラージュしたものです。ビルの写真だけ何故か『BIG HITS』にないものが使われています。解説はUKやUSA盤と違いレコード・クラブ独自の文です。 

f:id:jukeboy:20170721204603j:plain

曲目の部分です。UK、USA盤と同じ内容です。B面3曲目に「Theme For A Rolling Stone」というアンドリューが作った曲が収録されています。

f:id:jukeboy:20170721205234j:plain

下部にワールド・レコード・クラブの住所などのクレジットとワールド・レコード・クラブのロゴがあります。A Decca recording, issued exclusively in Australia by World Record Clubのクレジットがあります。DECCAの名前が出てくるのはこの部分だけです。

f:id:jukeboy:20170721205645j:plain

解説の下にメンバー紹介がありますが、チャーリー以外が年齢をサバ読んでいた初期のものが使われています(笑)。

f:id:jukeboy:20170721205839j:plain

ラベルです。オーストラリアのワールド・レコード・クラブのステレオのラベルになります。裏ジャケにはDECCAの文字がありましたが、ラベルにはありません。マトリクスは機械打ちでZAL-7075-1W/ZAL-7076-4Wです。UK盤にもこのマトは存在します。

f:id:jukeboy:20170721210214j:plain

B面のラベルです。 

f:id:jukeboy:20170721210242j:plain

こちらはUK盤のジャケットです。USA盤もDECCAのロゴの部分がLONDONに変わっただけで同じデザインです。UK盤はモノラルLK 4796、ステレオSKL 4796で、USA盤はモノラルLL 3457、ステレオPS 457で共に1966年6月に発売されています。

f:id:jukeboy:20170722200253j:plain

裏ジャケです。CDで紙ジャケ化されいるのでお馴染みですね!

f:id:jukeboy:20170722200327j:plain

マネージャーが自身のプロデュースするバンドの曲をオーケストラで演奏したアルバムはジョージ・マーティンの『OFF THE BEATLE TRACK』がありますが、アンドリューはそれを真似したのかも知れませんね!この中から『チャーリー・イズ・マイ・ダーリン』で何曲か使われています。「Time Is On My Side」は最初何の曲か分かりませんでした。「Tell Me」のイントロも凝ったものになっています。こうして演奏だけ聞いていると「As Tears Go By」などはメロディがきれいですね。他のアンドリュー・オーケストラのアルバムと違ってストーンズの曲だけなので時々聞くといい感じです。オーストラリアでのワールド・レコード・クラブがリリースしたストーンズ関係のレコードは前回の『OUT OF OUR HEADS』とこれだけです。

(追記)

ビートルズのオーストラリアでのリリースを調べたら、当時オーストラリアで発売されていなかった『MAGICAL MYSTERY TOUR』が70年にこのワールド・レコード・クラブから独自のジャケットでリリースされていました。ストーンズの2枚もレギュラーでは発売されていなかったので、ワールド・レコード・クラブは未発売のレコードを選んで発売していたのかも知れません。

ローリング・ストーンズ オーストラリア・クラブ・エディション①OUT OF OUR HEADS!!

ローリング・ストーンズのオーストラリア・クラブ・エディション盤の『OUT OF OUR HEADS』です。1970年に発売され、規格番号はS-4656です。内容はUK盤の『OUT OF OUR HEADS』と同じです。60年代のオーストラリアのDECCAのリリースは偶然なのか分りませんが日本のキング盤と全く同じで、『ファースト(UK)』→『12X5(USA)』→『NOW(USA)』→『OUT OF OUR HEADS(USA)』そして『AFTERMATH』『BIG HITS』『BETWEEN THE BUTTONS』とUK仕様が続きます。『DECEMBER'S CHILDREN』も発売されず日本と全く同じ形態での発売というのが面白いですね!そしてこのクラブ・エディション盤はUK仕様の『OUT OF OUR HEADS』という事でオーストラリアでは70年になって初めてこの内容で発売されました。ジャケットはクラブ・エディション独自のデザインで66年頃のメンバーの写真が使われています。グループ名とタイトルの他には何もクレジットが無いシンプルなデザインです。表側だけコーティングされています。 

f:id:jukeboy:20170624200909j:plain

裏ジャケです。曲目とアンドリュー・ルーグ・オールダムの文が載っています。アンドリューの文はUK盤『OUT OF OUR HEADS』の裏ジャケに載っていたものと全く同じです。メンバーの担当楽器やレコーディングした場所、エンジニアのクレジットも順番もUK盤と全く同じです。

f:id:jukeboy:20170624200943j:plain

曲目とメンバーのクレジットの間にA DECCA recording, released exclusively in Austlalia by World Record Clubのクレジットがあります。DECCAの文字があるのはこの部分だけで、ジャケットの他の部分やラベルにDECCAのロゴはありません。

f:id:jukeboy:20170626141731j:plain

裏ジャケ左上にWorld Record Clubのクレジットがあります。

f:id:jukeboy:20170624202209j:plain

裏ジャケ右上にW.R.C.と規格番号のS/4656があります。ステレオとありますが疑似ステです。

f:id:jukeboy:20170624202429j:plain

右下にWorld Record Clubのロゴがあります。

f:id:jukeboy:20170624202543j:plain

裏ジャケ下部にWorld Record Clubの住所があります。メルボルンシドニーブリスベン、パースの4ヶ所の住所が書かれています。拡大すると空白が多くシンプルなデザインですね!

f:id:jukeboy:20170624202750j:plain

ラベルです。通常のオーストラリア盤のラベルはDECCAでUK盤と似ていますが、こちらはWorld Record Club専用のステレオのラベルです。上部にWorld Record Clubのロゴ、ラベル全体にステレオを表すSの文字があります。マトリクスは機械打ちでZAL-6973-1W/ZAL-6974-1WとUK盤のステレオと全く同じです。

f:id:jukeboy:20170624203708j:plain

B面のラベルです。「Heart Of Stone」だけRichard-Jaggerと順番が逆になっていますが、これもUK盤と同じですね!

f:id:jukeboy:20170624204022j:plain

ちなみにオーストラリア盤オリジナルの『OUT OF OUR HEADS』(USA仕様)です。この頃のオーストラリア盤は何故か写真のトリミングが他国よりも大きく全体に暗いです。

f:id:jukeboy:20170624205349j:plain

裏ジャケです。タイトル、グループ名の文字の形や細かいクレジットを除けば基本的にはUSA盤と同じデザインです。表側がコーティングされ、フリップバック仕様です。

f:id:jukeboy:20170624205513j:plain

オーストラリアでまだ発売されていないということでUK仕様を選んだのか不明ですが、当時US仕様が当たり前だったオーストラリアの人はこのWorld Record Club盤を聞いてなんだか馴染みのない内容だと驚いたと思います。しかしこのクラブ・エディション盤はジャケットもラベルも独自のデザインでいいですね~。どの位プレスされたのか分かりませんが、レア・レコードの本に載っています。音もUK盤と同じで疑似ステですがほぼモノラルに近く安定していてギターの音が迫力があります。私はこのジャケットの写真が好きで一時期携帯の待ち受けに使っていました。カッコいいですよね!