jukeboy’s diary

ストーンズ大好き人間です。1972年から集めてきたローリング・ストーンズの各国盤や珍しいレコードを紹介しています。

ローリング・ストーンズ 日本盤デビュー・アルバム これがリヴァプール・サウンドの決定盤!!

ローリング・ストーンズの日本でのデビュー・アルバム『ザ・ローリング・ストーンズ』です。1965年(昭和40年)1月に発売され、規格番号はMH-190です。発売元はキングレコードでレーベルはLONDONです。帯と裏ジャケに「これがリヴァプールサウンドの決定盤!!」とキャッチコピーが付けられています。おそらくアメリカ盤の「ENGLAND'S NEWEST HIT MAKERS」というのもこれと同じくキャッチコピーで付けられたんでしょうけど、今ではタイトル扱いになっていますね。そう考えれば日本盤のタイトルも「これがリヴァプールサウンドの決定盤!!」でもいいんじゃないかとはいきませんよね(笑)。当時はリヴァプール出身でなくともイギリス出身のグループはリヴァプールサウンドと呼ばれていました。ジャケットは日本独自に左上に大きくTHE ROLLING STONESと印刷されています。UK盤と比べると写真がややぼやけています。ジャケットは俗に言うペラ・ジャケで両面艶があり、意外と高級感のある感じです。値段は1,500円です。当時の公務員の初任給は19,610円、ラーメンが70円、喫茶店のコーヒーが80円と比べるととんでもなく高く、レコードって相当高級品だったんでしょうね!

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左上のグループ名の部分です。

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右上にLONDONのロゴとその下にMH-190があります。

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裏ジャケです。解説が印刷されており、中心がくぼんだフリップバック仕様になっています。解説は朝妻一郎さんで、グループの結成のいきさつや、メンバー紹介、曲紹介が書かれています。この頃のLPは裏は曲目や解説というのが一般的です。

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上部に「これがリヴァプールサウンドの決定盤!!」とあります。

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右上に規格番号のMH-190と¥1500があります。

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下部中央に発売元のキングレコードのクレジットがあります。

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右下に©1965とJISマークがあります。

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歌詞カードが付属しています。

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歌詞カードの裏側です。

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ラベルです。このアルバムのラベルは初期型と後期型の2種類存在します。こちらは初期型です。おそらく当時のキングのモノラル用のラベルだと思います。「Mona」の曲名は「I Need You Baby」となっています。「Honest I Do」の作者も初期のUK盤同様、ReedではなくHurran, Calvertとなっています。 マトリクスは機械打ちでDLBT 221-9/DLBT 222-1-1-9です。

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 こちらは後期型です。いつ頃このラベルに変わったのか分かりませんが、中央に太いラインが入り『BIG HITS』のラベルのデザインに近いので66年頃に変わったのでは?と思います。マトリクスはDLBT 221 B-2/DLBT 222 B-3です。

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内容はUK盤と同じですが日本盤の曲順は当時のヒット曲「Tell Me」をA面1曲目に持って来て、「Route 66」はB面3曲目に移動しています。80年代にポリドールへ移籍するまで日本ではこの曲順で私はそれまでずっとこの曲順がホントだと思っていました。この後の『OUT OF OUR HEADS』も当時の日本盤は「Satisfaction」を1曲目に持ってきたりして勝手に曲順を入れ替えたりしていますね!日本盤の帯付きは今や高値で取引されていますが、私がレコードを買い始めた昭和47年頃、帯は「タスキ」と呼ばれていて周りの大抵の人が破り捨てると言っていました。また、付けたままだといつの間にか破れてしまったり、友人に貸すと帯だけどこかへ行ってしまったりしたので私は帯は外して別の場所に保管していました。80年代に入ってから帯のブームが来ましたが、丁寧に取っておいてよかったと思います。帯は日本独自の文化ですが、キャッチ・コピーやデザインが当時の空気感を感じられていいものだと思います。また、ファーストはこの紺帯だけですが『AFTERMATH』の頃になると同じ規格番号でも紺や金などいろいろな帯があって面白いです。いやしかし、このアルバムが発売された昭和40年1月というと私は幼稚園の年中組で駅前から有名なお寺の前までのメインストリートをバスで通っていた頃です。今では信じられないですが牛の荷車を押している人もいました。そんな時代に発売されたストーンズのファースト。この帯にあったリヴァプールサウンドのたくさんのグループの中で今も現役のストーンズってすごいですよね!!

ローリング・ストーンズ 日本盤シングル ノット・フェイド・アウェイ!!

ローリング・ストーンズの日本での2枚目のシングル「ノット・フェイド・アウェイ/リトル・バイ・リトル」です。1964年(昭和39年)5月に発売され、規格番号はHIT-346です。ジャケットには英語、日本語のタイトルの他に作者の名前も大きくクレジットされています。この作者クレジットが何だかデザインの一部になっていてカッコいいですね!前作の「彼氏になりたい」のジャケットと同じ写真を使っています。

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裏側は当時のレコードの広告が載っています。私のは印で370円に訂正されていますが、元の値段は330円です。

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内側には朝妻春昭さんの解説と歌詞が載っています。キースの名前がケイス・リチャードとなっています。

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レコード袋は65年まで使われたピンクのものです。

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ラベルです。キングのイエロー・ラベルです。左側に45 R.P.M.と回転数が、右側にHIT-346があります。マトリクスは機械打ちでDSt 859-1/DSt 860-1-1-3です。両面共その他にJISマークがあります。

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B面のラベルです。

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このレコードはセカンド・ジャケがないので、おそらく裏側の広告だけが違う400円のものがあると思いますが未確認です。この頃のストーンズのレコードがどの位売れたのか分かりませんが、このレコードはあまり見かけないですね。「ノット・フェイド・アウェイ」はバディ・ホリーのカヴァーですが、ストーンズが白人の曲をカヴァーするのは珍しいですよね!バディの方は軽めの感じだったのに対して、ボ・ディドリーのリズムを取り入れて重く黒っぽいサウンドに仕上げたのはさすがだと思います。アメリカではこれがデビュー曲でしたね。B面の「リトル・バイ・リトル」はストーンズフィル・スペクターの共作ですが、オリジナルというよりジミー・リードの曲を演奏していたらこんなのが出来ちゃったよ、という感じですね(笑)。前回の「彼氏になりたい」の時にも同じことを書きましたが、昭和39年の日本でこのレコードを買った人のセンスはいいですよね~!

ローリング・ストーンズ USA盤シングル IN ANOTHER LAND いろいろ!!

ローリング・ストーンズアメリカでの17枚目のシングル「In Another Land/The Lantern」です。『サタニック』からのシングル・カットで1967年12月22日に発売され、規格番号は45-907です。A面はビル・ワイマン名義になっており、ビルの作詞作曲で歌っているのもビルです。『サタニック』の中でも最もサイケ色が強い曲で、結構名曲です。シングルでは最後のいびきがカットされています。ビル名義のためかピクチャースリーヴもビルしかいません。タイトル表記は「BILL WYMAN'S IN ANOTHER LAND WITH THE LANTERN BY THE ROLLING STONES」となっています。 

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左下にLONDONのロゴと45-907があります。

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裏ジャケです。こちらは表にあったLONDONのロゴが無くその部分にロンドン・レコードの住所があります。上部レコード取り出し口に切り込みがあります。

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左下のロンドン・レコードの住所の部分です。

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右下にPRINTED IN U.S.A.があります。

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ラベルです。最初はオレンジ・スワルのプロモ盤です。右側に45-LON-907があり、その下にMade in U.S.A.があります。左側にPROMOTIONAL COPYがあります。マトリクスは手書きでXDR 41716-1B/XDR-41717-1Bです。B面のXDRの後にハイフンがありますがハイフンの有無は刻まれている通りに記載しています。これ以降全てのマトリクスは手書きです。

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右側に45 LON 907があります。文字のフォントが違います。Made in U.S.A.は一番下へ移動しています。プロデューサーとアレンジのクレジットが一行になっています。マトリクスはXDR 41716-1C/XDR 41717-1Dです。

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右側に45-907があります。その上にMade in U.S.A.が、下にNOT FOR SALEがあります。左側にPROMOTINALがあります。LONDONのロゴの下にDistributed by London Records, Inc.があります。マトリクスはXDR 41716-1E  △69286/XDR 41717-1F  △69286-Xです。

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ここからレギュラー盤のブルースワルです。右側に45-LON-907があり、その下にMade in U.S.A.があります。一番最初のプロモと文字の配置が同じです。マトリクスはXDR 41716-1A/XDR-41717-1Bです。最初のプロモ同様、B面のXDRの後にハイフンがあります。

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右側に45 LON 907があります。Made in U.S.A.は下へ移動しています。文字の配置は2番目のプロモと同じです。マトリクスも同じでXDR 41716-1C/XDR 41717-1Dです。

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45-907が大きな文字です。その下にタイム表記とプロデュースとアレンジのクレジットがある変則的なラベルです。このラベルを一番見かけるような気がします。マトリクスはXDR 41716-(SH-1)/XDR 41717-SH-2です。マトも変則的です。SHというのはプレス工場コードで『HOT ROCKS』のShelley盤で有名なニュー・ヨークのShelley Products, Ltd.の事です。

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右側に45-907があり、その上にMade in U.S.A.があります。LONDONのロゴの下にDistributed by London Records, Inc.があります。文字の配置は3番目のプロモと同じです。マトリクスはXDR 41716-1F  △69286/XDR 41717-1G  △69286-Xとプロモと枝番違いです。

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78年からのカラード・サンセット・ラベルです。ナント、他のタイトルのサンセット・ラベルと違い規格番号が5Nではなく45-LON-907から始まっています。そういえばこのシングルではブルースワルでも5N-907というのを見た事がありません。また、80年代の白ラベルも見た事がありません。サンセット・ラベルで45で始まっているという事はもしかしたら5Nの番号は存在しないのかも知れませんが見つかりましたら追記します。マトリクスはXDR 41716 X-1/XDR 41717-X-1です。

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「In Another Land」の最初のタイトルは「Acid In The Grass」だったそうです。この曲はレコーディングの時ミックとキースがいなかったので、隣のスタジオでレコーディングしていたスモール・フェイセスのスティーブ・マリオットとロニー・レインをビルが連れて来てレコーディングしたそうです。ギターとコーラスを担当したようですが、コーラスの声はミックなのかスティーブ・マリオットなのか似ていてよく分かりません。電気を通したビルのヴォーカルは今考えると時代の一歩先を行っていたのかも知れませんね。「The Lantern」は最初のタイトルは「Flying As A Kite」といったそうでストーンズとしては異色のメロディーの曲です。ファズを効かせたギターが効果的に入っています。遠くで聞こえるオルガンはブライアンです。このカップリングのシングルはアメリカの他に日本、カナダ、ニュージーランド、アルゼンチンで発売されていますが、日本とアルゼンチンでは、AB面逆で発売されました。ストーンズの全シングルの中では異色のシングルかも知れませんね。

ローリング・ストーンズ USA盤シングル SHE'S A RAINBOW いろいろ!!

ローリング・ストーンズアメリカでの16枚目のシングル「She's A Rainbow/2000 Light Years From Home」です。1967年12月2日に発売され、規格番号は45-906です。以前も紹介しましたが、このシングルには2曲共2種類の違ったエデイット・ヴァージョンが存在します。初期盤にはアルバム『TEHIR SATNIC MAJESTIES REQUEST』をコラージュした色鮮やかなサイケ調のピクチャースリーヴが付けられました。上にタイトルの「She's A Rainbow」、下にグループ名があります。左下にLONDONのロゴと45-906があります。ストーンズのUSロンドン盤のピクチャースリーヴは暗い色のものが多いですが、このピクチャースリーヴはサイケ時代のせいか派手な配色ですね!

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裏ジャケです。こちらはタイトルが「2000 Light Years From Home」となっています。上部レコード取り出し口に切り込みがあります。裏側にはLONDONのロゴがなくなっています。

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裏ジャケ左下の部分です。表側でLONDONのロゴがあった部分にロンドン・レコードの住所があります。

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裏ジャケ右下にPRINTED IN U.S.A.があります。

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ラベルです。最初はオレンジ・スワルのプロモから行きます。右側に45-906 DJとあります。その下にMade in U.S.A.と、左側にはPROMOTIONAL COPYのクレジットがあります。タイム表記は2:48です。「2000 Light Years From Home」の方は2:52でプロモ盤全てに両面共モノラルのエデイット・ヴァージョンが収録されています。このエデイット・ヴァージョンはUSA盤のプロモでしか聞けません。またラベルのマトリクス表記がAP-1-41714となっています。このAP-1というのはこのプロモだけに付けられた専用の記号だと思います。B面の方はAP-2となっています。マトリクスは手書きでAP-1 XDR 41714-1A/AP-2 XDR 41715-1Bです。マトリクスはこれ以降全て手書きです。

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上と同じ45-906-DJですが、こちらの方が文字が大きいです。規格番号の上にMade in U.S.A.が、下にNOT FOR SALEがあります。左下にPROMOTIONALとあります。LONDONのロゴの下にDistributed by London Records, Inc.があります。マトリクスはAP-1-XDR-41714-1E △67507/AP-2-XDR 41715-1E △67507-Xです。

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右側に45 LON 906とあります。左下にPROMOTIONAL COPYがあります。プロデュースとアレンジのクレジットが左側のタイム表記の下へ移動しています。マトリクスはAP-1  41714-1F/AP-2  41715-1Fです。各面ともAP-1、AP-2の後のXDRを線で消してあります。

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ここからレギュラー盤のブルースワルです。レギュラー盤はプロモと違って通常のヴァージョンが収録されています。右側に45-906があり、その下にタイム表記、プロデュース、アレンジのクレジットがあります。左側にマトリクスがあります。マトリクスはXDR 41714-SH 2/XDR 41715-SH-6です。他にはSH 4/SH-5を確認しました。SHというのはプレス工場コードでニュー・ヨークのShelley Products, Ltd.のことです。

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右側に45-906があります。プロデューサー・クレジットが下部に、タイム表記が左側にあります。タイム表記の上にマトリクスがあり、末尾にBWが付けられています。BWというのはプレス工場コードでニュー・ジャージー州のBestway Products,Inc.のことです。マトリクスはXDR 41714-BW-3/XDR 41715 BWです。B面のマトにハイフンがありませんが、盤に刻まれている通りに書いています。

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右側に45-LON-906とMade in U.S.A.があります。左側にタイム表記とマトリクスがあります。全体に文字が小さいです。マトリクスはXDR 41714-1B/XDR 41715-1Gです。

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上と同じで右側に45 LON 906がありますが、文字のフォントが全く違います。左側にタイム表記とマトリクスがあります。マトリクスはXDR 41714-1H/XDR 41715-1Hです。

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右側に45-906とMade in U.S.A.があります。左側にタイム表記とマトリクスがあります。LONDONのロゴの下にDistributed by London Records, Inc.があります。マトリクスはXDR 41714-1L  △69507/XDR 41715-1J  △69507-Xです。

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75年頃からの規格番号が5N-906となっているラベルです。マトリクスはXDR-41714-X-1/XDR 41715-1Hです。

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78年からのカラード・サンセット・ラベルです。規格番号は5N-906で曲目や、クレジット等の文字、配置は上のラベルと全く同じです。マトリクスも同じで、XDR-41714-X-1/XDR 41715-1Hです。

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サンセット・ラベルですが上と違い規格番号の下にMade in U.S.A.がありません。左側にタイム表記、下部に曲目とグループ名しかありません。タイム表記は4:10になっていますが、このシングルにはAB面共になんとステレオのエディット・ヴァージョンが収録されています。しかもプロモのモノラルのエディット・ヴァージョンとは全く違う過所にハサミが入れられています!発売は80年頃でしょうか?何故マスターが替わってしまったのか不明ですが、このエデイット・ヴァージョンはこの時期のUSA盤でしか聞くことが出来ません。マトリクスは5N-906-A/5N-906-Bです。

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80年代中期からの白ラベルです。2年前は見落としていましたがナント!こちらにもステレオのエデイット・ヴァージョンが収録されています。マトリクスは上と同じ5N-906-A/5N-906-Bです。

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各曲2種類のエディット・ヴァージョンがある事は2年前の記事で紹介しましたが、ここでもう一度詳しく説明します。まず「She's A Rainbow」です。60年代のプロモ盤に収録されたモノラルのエデイット・ヴァージョンの方は2番目のコーラスと間奏を丸々カット、後半は「The Lantern」へ繋がる音の部分まで収録されている2:48のヴァージョンです。70年代後半からのサンセット・ラベルに収録されたステレオの方は2:50のエディット・ヴァージョンで1コーラス目が終わるといきなり間奏へ入ってしまいます。モノラルのエデイットでは間奏はカットされていましたが、こちらでは残してあります。エンディングも一部カット、フェイドアウトが早く、「The Lantern」へ繋がる音は聞けません。次は「2000 Light Years From Home」です。60年代のプロモ盤に収録されたモノラルのエディット・ヴァージョンはイントロのメロトロンをカット、ギターの音の前にメロトロンの最後の音が残っています。間奏部分をカット、フェイドアウトが早い2:52のヴァージョンです。一方のステレオのエデイットの方はイントロのメロトロンの音がカットされていますが、こちらはメロトロンの最後の音がきれいにカットされギターが始まります。こちらは間奏部分は残っており間奏直後のコーラスの部分からいきなり最後の歌の部分へ飛ぶという雑な編集が施されています。こちらのタイムは3:05です。各曲2ヴァージョンあるとは珍しいですが、70年代に何故新たにステレオのエディット・ヴァージョンが作られたのか謎ですね!『サタニック』の中でもこの2曲はライヴでも演奏されていてサイケ期ストーンズの名曲ですよね。『STICKY FINGERS LIVE』の中でミックが「次はサタニックを全曲演るよ。」なんて冗談で言っていましたがホントに演ったら面白いですね。2年前の記事はこちら↓です。

jukeboy.hatenablog.com

ローリング・ストーンズ マレーシア盤 LET'S GO!!

ローリング・ストーンズのマレーシアの編集盤『LET'S GO』です。東南アジア諸国ストーンズのレコードは正規盤なのにまるでブートレグか、と思うようなレコードがたくさんありますがこれもその中の1枚です。VIVA RECORDSという会社から1967年に発売され、規格番号はPV 108です。このレコードは2000年前後に出たイギリスのグループのレアなレコードばかりを集めた『RARE RECORD COVER BOOK』という本でも紹介されていたレコードなのでマニアの方にはお馴染みのレコードかと思います。その本ではタイトルが『LET'S ROLL』となっていましたが、裏ジャケやラベルでは『LET'S GO』となっています。ジャケットは『BIG HITS』に使われていたメンバーの写真で構成されています。

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右上に規格番号のPV 108があります。

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下部中央にレコード会社のVIVAのロゴがあります。このレコードにはジャケ、ラベルにDECCAやLONDONなどのロゴやクレジットは全くありません。

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裏ジャケです。タイトルと曲目だけのシンプルなデザインです。

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右上に規格番号のPV 108があります。

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A面の曲目です。「Off The Hook」でオープニングというなかなか奇抜な選曲です。続く5曲が有名曲なのでなんでこの曲が収録されているのか不思議ですね~。6曲目の「Lady Jane」は『GOT LIVE IF YOU WANT IT』からのライヴ・ヴァージョンです。全曲モノラルです。

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B面の曲目です。「Susie Q」のQが抜けています。「Under My Thumb」と「Get Off Of My Cloud」は『GOT LIVE IF YOU WANT IT』からのライヴ・ヴァージョンです。こちらも全曲モノラルです。

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裏ジャケの左下にこのレコード会社のロゴなのか分かりませんがマンガチックな人の顔が書かれています。

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ラベルです。VIVAの専用のラベルが使われています。左側にVIVAのロゴとPV 108があります。右側に面表示のSIDE 1と、裏ジャケにもあった人の顔のロゴがあります。リムのクレジットを見るとVIVAレコードというのはアメリカのハリウッドにあるようですね。そこで制作されたものがDot Records, Inc.という会社によって配布されたという記述があります。マトリクスは手書きでPV-108-A/PV-108-Bです。

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B面のラベルです。ここでも「Susie Q」がただの「Susie」となっています。

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2年位前に紹介しましたがマレーシア盤は『STICKY FINGERS』や『EXILE ON MAIN STREET』の別カヴァーもありましたね。このレコードは本で見る前に入手したのか後だったか記憶が曖昧ですが、90年代後半~2000年頃に西新宿で買いました。見たのは後にも先にもこの時1度だけです。ジャケットもいいですし、選曲もシングル曲を中心にマニアックな曲やライヴが混ざっていて60年代中期のストーンズを楽しめる面白いレコードだと思います。