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jukeboy’s diary

ローリング・ストーンズを中心にいろいろな珍しいレコードを紹介しています。

ローリング・ストーンズ USA盤NOW! モノラルいろいろ!!

ローリング・ストーンズのアメリカでの3枚目のアルバム『THE ROLLING STONES, NOW!』です。モノラルLL 3420、ステレオPS 420として1965年2月13日(19日、22日説もあり)に発売されました。今回はモノラル盤を取り上げます。このアルバムはUK盤の『No.2』と内容が似ていますが何といっても「Everybody Needs Somebody To Love」の2:57のリハーサル・ヴァージョンが収録されていることだと思います。日本ではUK仕様の『No.2』が発売されず、80年年代まで『NOW!』だけだったのでこちらの方が馴染みがあると思います。ジャケットはメンバーのオフの写真をちりばめたものになっています。

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モノラル盤はジャケットの下部にMONO LL 3420、そしてLONDONのロゴがあります。左下のMONO LL 3420の部分です。

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右下のLONDONのロゴの部分です。

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裏ジャケです。こちらもメンバーのオフの写真が使われています。

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裏ジャケ右上に規格番号のLL 3420とalso available in Stereo, PS 420のクレジットがあります。

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また、UK盤『No.2』同様アンドリューの文の「blind man」があるジャケットと後に修正されてその個所全体がカットされたジャケットがあります。左がblind manあり、右がblind manなしのジャケットです。USA盤はblind manなしの方が圧倒的に少ないです。

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曲目の部分です。UK盤『No. 2』の曲を中心にUSA盤に間違って収録された「Everybody Needs Somebody To Love」とファーストから外された「Mona」、そしてイギリスでのシングル「Little Red Rooster」のAB面、オムニバス・アルバムに収録されていた「Surprise, Surprise」で水増しされた内容です。

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また、初期盤のシュリンクの上にはシングル曲の「 Heart Of Stone」と「Little Red Rooster」が収録されていることを表したステッカーが貼られています。これはモノラル、ステレオ共に同じものが貼られていました。 

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ラベルです。USAのモノラル盤は一般にffrr→マルーン→赤と変遷していったといわれていますがマトから見るとこのアルバムには当てはまりません。また、マト-1C/-1Cと末尾がAではなくCのものが初版としている資料もあります。初期盤は同じマト(AからDで)マルーンと赤が入り混じっています。ここではマトの順番ではなくラベルの違いを見るためにMade in England→マルーン→赤の順で挙げてみました。

最初はMade in Englandのラベルです。マトリクスは機械打ちでXARL-6691-1K/XARL-6692-1Kです。

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-1C/-1Cを初回盤としている資料があると先に書きましたが、確かにこの横線が入ったラベルが初回盤としてよく紹介されています。ここでもマルーンのCのラベルを先に挙げます。こちらは耳のffrrのマークがなくミスプリラベルと言われている方です。マトリクスは手書きでARL-6691-1C/ARL-6692-1C ARCです。ARCというのはペンシルベニア州にあるAllentown Rec. Pressing Co. Inc.という工場でプレスされた事を表します。ステレオ盤によくあるALもこの工場です。

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こちらはラベルにffrrの耳のマークがある通常のものです。中央の2本線の中のクレジットもあります。マトリクスは上と同じでARL-6691-1C/ARL-6692-1C ですがB面の-1Cの後に判別不明の文字があります。こちらも上と同じAllentown Rec. Pressing Co. Inc.でプレスされたようです。このタイプのラベルは『NOW!』と『ENGLAND NEWEST HIT MAKERS』にありますが何故か『12X5』で見たことはありません。

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マルーンのボックス・ロンドンですが上のラベル同様Side 1が縦書きになっており曲目も左揃い、マトもCなのでここで取り上げました。マトリクスは上と同じでARL-6691-1C/ARL-6692-1CですがB面の後にあったARCや判読不明の文字はありません。また余談ですが赤でA、B、Dは確認しましたがCは未確認です。という事は赤でSide 1が縦書きのものがないという事でしょうか?

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マルーンのオープン・ロンドンで面表示がSide 1とSが大文字になっています。マトリクスは手書きでARL-6691-1A/ARL-6692-1Aです。

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マルーンのオープン・ロンドンで面表示がSIDE 1となっています。A-1のタイトルと作者のクレジットが横一列になっています。マトリクスは手書きでARL-6691-1B/ARL-6692-1Bです。

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マルーンのオープン・ロンドンで面表示がside 1と全部小文字になっています。A-1とA-6がタイトル、作者と2行に渡ってクレジットされています。マトリクスは手書きでARL-6691-1D △7763/ARL-6692-1B △7763-Xです。 

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マルーンのオープン・ロンドンで面表示が上と同じでside 1と全部小文字になっていますがラベルの下部にMade in U.S.A.が追加されています。マトリクスも上と同じARL-6691-1D △7763/ARL-6692-1B △7763-Xです。ジャケットはblind manがカットされたものです。   

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ここから赤ラベルです。マルーンのオープン・ロンドンの面表示がSide 1のものと文字の配置が全く同じです。マトリクスも同じでARL-6691-1A/ARL-6692-1Aです。ジャケットはblind manがカットされたものです。   

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赤ラベルで、マルーンのオープン・ロンドンで面表示がSIDE 1のものと文字の配置が全く同じです。A-1のタイトルと作者のクレジットが横一列になっています。マトリクスも同じでARL-6691-1B/ARL-6692-1Bです。

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赤ラベルで、マルーンのオープン・ロンドンで面表示がside 1と全部小文字になっているものと文字の配置が同じです。A-1とA-6がタイトル、作者と2行に渡ってクレジットされています。マトリクスも同じでARL-6691-1D △7763/ARL-6692-1B △7763-Xです。マルーンの流れから見るとこのラベルにもMade in U.S.A.がカットされたラベルが存在するかもしれません。 

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明るい赤でSide 1と縦長のフォントです。タイトルや曲名など全て縦長のフォントです。マトリクスはここで全く変わり機械打ちでLL 3420A-1A/LL 3420B-1Aとなっています。

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『NOW!』のモノラル盤は66年12月か67年初頭で生産を終えたようです。ステレオはCD時代になってから何曲かリアル・ステレオになりましたがこの時点では全曲疑似ステなのでやはりこのアルバムはモノラルで聞くといいと思います。うるさく鳴る音が凄まじいです!特に「Down Home Girl」での切れのあるギターのカッティングや響くベースがなんとも心地いいですね!カヴァー曲の出来がすごく良くて時々聞きたくなるアルバムです。『NOW!』のステレオ盤は次回触れます。

ローリング・ストーンズ EMOTIONAL RESCUEからの幻の第3弾シングル??

ローリング・ストーンズのUSA盤のシングルで謎のテスト・プレス盤があります。アメリカのSpecialty Records Corporationというところでプレスされたテスト盤ですが、ストーンズ関係ではキースの78年のシングル「Run Rudolph Run」から81年の「Start Me Up」まで確認しました。(それ以外もあるかも知れません。)その中に1枚正規で発売されていないシングルのテスト・プレスがあります。「Dance Pt.1/Dance Pt. 2」で規格番号は21002となっています。規格番号から考えてこれはアメリカでアルバム『EMOTIONAL RESCUE』から「Emotional Rescue」「She's So Cold」に続く第3弾シングルとしてこのカップリングで発売される予定だったのではないでしょうか?Specialty Records Corporationはアメリカのペンシルバニア州にあるレコード工場です。このラベルはそのレコード工場のテスト・プレス用のラベルになります。

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上のラベルはタイトルが「Dance Pt.1」、アーティストはRolling Stonesとペンで書かれています。マトリクスはST RS 38678-1/ST RS 39278-1 RSです。両面にSTERLINGの刻印があります。ラベルにはマトの他に規格番号の21002が書かれていますが当時のストーンズのUSA盤シングルを順番に規格番号を見てみると、

RS-20001 Emotional Rescue/Down In The Hole (1980.6.20)

RS-21001 She's So Cold/Send It To Me (1980.9.19)

RS-21003 Start Me Up/No Use In Crying (1981.8.14)

RS-21004 Waiting On A Friend/Little T&A (1981.12.1)

と21002が抜けています。またアメリカではストーンズ・レーベルになってからイギリスよりも1枚多くシングル・カットする習慣がありこの時にも第3弾シングルとして発売する予定だったのではと思います。このテスト盤にはプレスした日付がありNOV. 18. 1980とありますので発売日は8月の「She's So Cold」に続き「Dance」が11月か12月に発売される予定だったと考えられます。B面のラベルです。

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これはそのひとつ前の「She's So Cold」のテスト・プレスです。同じようにペンで書かれています。プレスされたのは発売前の1980年8月29日となっています。

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「Dance Pt.2」を収録した『SUCKING IN THE SEVENTIES』は1981年3月12日に発売されたので、この曲を目玉にするためにシングルの発売を見送ったかもしれませんね。なお、プロモ12インチで81年12月1日に「If I Was A Dancer (Dnace Pt.2)/Dance (Instrumental)」(規格番号:RSR DMD 253)が作られています。これは『SUCKING IN THE SEVENTIES』で登場後ですが、B面にはこのプロモでしか聞けないインスト・ヴァージョンが収録されています。話がずれてしまいましたがアメリカでの各アルバムからのシングルの発売を見てみるとB 面には「Sway」「All Down The Line」のシングル・ミックスや「Everyting’s Turning To Gold」など当時の初登場曲が収録されているので、そのもしこのシングルが実現していれば「Dance Pt.2」が初登場となってアメリカだけの特別なシングルになったかもしれませんね。またこの頃のアメリカ盤のシングルは「Beast Of Burden」や「Shattered」など独自のデザインが多いのでどんなジャケットになっただろうかと考えてみても面白いですね! 

カテゴリーを変更しました。

こんにちは。皆様のおかげでこのブログも無事1年が経ちました。ありがとうございます!ブログを始めた当初はローリング・ストーンズ以外にスモール・フェイセス、フー、ビートルズなどのイギリス勢やブルース、日本のグループ・サウンズなども取り上げようと思っていたのでカテゴリーをただ単に「ローリング・ストーンズ」としていましたが、当分ストーンズが続きそうなのでここでカテゴリーを変更しました。

ストーンズのイギリス盤の記事→ローリング・ストーンズUK

ストーンズのアメリカ盤の記事→ローリング・ストーンズUSA

ストーンズのドイツ盤の記事→ローリング・ストーンズGermany

Diffカヴァーなど複数の国を取り上げたとき→ローリング・ストーンズ各国盤

などと変更になっています。今後はストーンズのヨーロッパ各国、南米や日本盤なども取り上げる予定ですのでよろしくお願いいたします。

 

 

ローリング・ストーンズ USA盤シングルHEART OF STONEいろいろ!!

ローリング・ストーンズのアメリカでの5枚目のシングル『Heart Of Stone/What A Shame」です。1964年12月18日に発売され、規格番号は45‐9725です。翌年2月発売のアルバム『NOW』にも2曲とも収録されています。ピクチャー・スリーヴは『OUT OF OUR HEADS』に使われた写真と同じ時に撮られたものだと思いますが、この写真をキースが気に入らなくて回収されたとの説があります。そのためこのシングルのピクチャー・スリーヴは滅多に見かけることが無く今でも500ドル~で取引されています。私は89年に大阪で入手しましたが、それまでこのシングルのジャケットを見た事がなかったので最初どこの国のシングルだか分りませんでした。ジャケットです。右上に規格番号とLONDONのロゴ、グループ名と曲名があります。左下にProduced by Andrew Loog Oldham for Impact Soundのクレジットがあります。

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裏ジャケです。上部にレコードの取り出しの切り込みがある以外は同じデザインです。

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ラベルです。最初はオレンジ・スワルのプロモ盤からです。規格番号は45 LON 9725Vです。左下にPROMOTIONAL COPYがあります。マトリクスは手書きでDR 34777-1B/DR 34773-1Aです。なお、このシングルのマトはこれ以降80年代まで全て手書きです。また、作者のクレジットがAB面ともこれ以降全部Richard;Jaggerとなっています。

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上のラベルとほぼ同じデザインですが、規格番号から末尾のVがなくなっています。マトリクスはDR 34777-1C/DR 34773-1Dです。

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文字の配置が変わり左上にPromotional Copy、右側にNot For Saleがあります。Made in USAも右上に移動しています。規格番号の文字が大きくなっています。マトリクスはDR 34777-1E △55395/DR 34773-1E △55394です。

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ここからレギュラー盤です。65年以前のパープル/ホワイト・ラベルです。規格番号が45で改行されています。マトリクスはDR 34777-1D/DR 34773-1Cです。

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タイトルがHEARTで改行され二列になっています。規格番号は横一列になっています。このラベルだけプロデューサー・クレジットが規格番号の下にあります。マトリクスは3番目のプロモと同じDR 34777-1E △55395/DR 34773-1E △55394です。

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タイトルがHEARTで改行され、規格番号も45で改行されています。マトリクスはDR 34777-1H  A1/DR 34773-1H  A1です。

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ここからブルー・スワルです。これは65年中頃に短期間だけ発売されたホワイト・ロンドンと呼ばれるラベルです。通常は黒いLONDONのロゴが白抜き文字になっています。これは「Heart Of Stone」「The Last Time」「Satisfaction」の3タイトルにしか存在しないと思います。マトリクスはDR 34777-1A/DR 34773-1Fです。

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65年中頃からの普通のブルー・スワルです。LONDONのロゴの下にDistrbuted By London Records, Inc.のクレジットがあります。Made in U.S.A.が規格番号の上に移動しています。マトリクスは3番目のプロモと同じDR 34777-1E △55395/DR 34773-1E △55394です。

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上のラベルのあったDistrbuted By~のクレジットがなくなり、全体に文字が大きくなっています。マトリクスはDR 34777-1/DR 34773-1と枝番の末尾のアルファベットがありません。

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上のラベルと文字のサイズは同じですが規格番号が5N 9725となっています。5Nの番号は75年から78年にかけて発売されています。マトリクスは上と同じでDR 34777-1/DR 34773-1と枝番の末尾のアルファベットがありません。

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78年からのサンセット・ラベルです。文字の配置はブルー・スワルの最後のラベルと全く同じです。マトリクスはDR 34777-1  TR  SR979/DR 34773-1です。A面のTRはまるで囲まれています。

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イギリスでは「Heart Of Stone」は『OUT OF OUR HEADS』に、「What A Shame」は『No.2』に収録されシングルカットはありませんでしたが、アメリカでは初の両面オリジナル曲でのシングルとなりました。シングルとしては2曲とも渋い曲ですが、A面はR&Bを、B面はブルースを下敷きにしたJagger;Richardの最初期の作品です。「Heart Of Stone」ではおそらくブライアンによる低音の引きずるようなスライドと、キースのギターソロが素晴らしいです。ミックのソウルフルな歌い方や、後半スネアでアクセントをつけるチャーリーの演奏もいいです。「What A Shame」も2人のギターのコンビネーションがいい感じを出しています。この段階ではまだまだR&Bやブルースのパクリの域ですが、この後「The Last Time」「Satisfaction」でグッと成長しいよいよ全米制覇間近ですね!

ローリング・ストーンズ ドイツ・クラブ・エディション④AFTERMATH & OUT OF TIMEいろいろ!!

ローリング・ストーンズのドイツ・クラブ・エディション『AFTERMATH & OUT OF TIME』です。規格番号はH 220、DEUTSCHER SCHALLPLATTEN-CLUBというところから1967年1月に発売されました。モノラルは発売されずステレオのみのリリースです。これはUK盤『AFTERMATH』から「Mothers Little Helper」を外して、なんとA面1曲目に「The Spider And The Fly」を収録した変則的なアルバムで、聞いていると「なんで?」と違和感がありますね(笑)。なおドイツ盤『AFTERMATH』はこれと同じ時期にUK仕様でリリースされています。ジャケットは両面コーティングで、TVショーでの写真が使われています。ミックが前に、その後ろにビル、ブライアン、キースの3人が並び、後ろにチャーリーがいるというなかなかいいアングルです。

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裏ジャケです。曲目と解説だけのデザインです。

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表側のタイトルの部分です。

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左下のDEUTSCHER SCHALLPLATTEN-CLUBのロゴの部分です。

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右下に規格番号H 220があります。

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裏ジャケの曲目の部分です。A面1曲目以外はUK盤『AFTERMATH』と同じ曲目、同じ曲順です。しかしなんでこうなったのか不明ですが「The Spider Ane The Fly」で始まるとは渋い!

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右下に規格番号H 220とサブの番号なのかSBD 1125-Cがあります。これはドイツのクラブ・エディションでよく見られますね。その下にDECCAとDEUTSCHER SCHALLPLATTEN-CLUBのクレジットがあります。

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右下のDEUTSCHER SCHALLPLATTEN-CLUBのロゴの部分です。

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ラベルです。えび茶にゴールド文字のラベルです。こちらではタイトルが『AFTERMATH+OUT OF TIME』表記となっています。マトリクスは機械打ちでK LPD-Ste-012468-X/K ZAL-7210-Xです。Manufactured in Germanyの刻印があります。なおこのレコードにはラウンド・デッカのラベルもあるそうですが未確認です。

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B面のラベルです。

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67年の途中からの赤に黒文字のラベルです。文字の配置はえび茶のラベルと変わりませんが、合計の収録時間のクレジットが無くなっています。マトリクスは機械打ちでK LPD-Ste-012468-X/K ZAL-7210-1Xと初回盤とは少し異なりB面のマトに1が追加されています。このB面のマトはドイツ盤の『AFTERMATH』のB面と全く同じです。こちらもManufactured in Germanyの刻印があります。

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B面のラベルです。

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音はドイツ盤の『AFTERMATH』と同じで高音と低音のバランスが良く、落ち着いた感じです。「The Spider Ane The Fly」と「Stupid Girl」の間の無音部分が少し長く次は「One More Try」が始まるような気がしますが「Stupid Girl」が始まるのでやっぱり違和感ですね!「The Spider Ane The Fly」だけモノラルで残りの曲は全部ステレオです。「Mothers Little Helper」が何故外されたのかは不明ですが、当時のドイツでは『OUT OF OUR HEADS』がUSA仕様で発売されているのでここで「The Spider Ane The Fly」が再収録されたのかこれもまた不思議です。ドイツ独自のジャケットはカッコいいですが中身は異色盤ですね!なお同じタイトル、曲目で噴水の前で5人並んだジャケットのスイス盤もありますが、そちらはスイス・クラブ・エディションでまとめて紹介します。

ローリング・ストーンズ 2種類あった日本盤ジャンピン・ジャック・フラッシュ!!

サイケ路線に走っていたローリング・ストーンズの原点回帰のきっかけとなったシングル「ジャンピン・ジャック・フラッシュ/チャイルド・オブ・ザ・ムーン」です。日本ではイギリスより1ヶ月半遅れの1968年7月1日に発売されました。昭和43年、日本ではグループ・サウンズ・ブームの真っ只中ですね!この日本盤にはジャケットとインナー(歌詞カード)が2種類存在します。ジャケットです。このデザインは基本的に各国共通です。右側にタイトルのカタカナ表記「ジャンピン・ジャック・フラッシュ」と丁寧にA面とクレジットがあります。左側にローリング・ストーンズ、上部に規格番号TOP-1282とLONDON RECORDSのクレジットがあります。

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裏ジャケです。こちらも世界共通のデザインです。右下にローリング・ストーンズのクレジットがありますが、こちらが初版と言われています。

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こちらは右下のローリング・ストーンズのクレジットが無いタイプです。資料ではこちらが後期タイプとなっていますが、普通逆のような気がするんですが…。

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ローリング・ストーンズのクレジットがあるものとないものを並べてみました。

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このシングルは歌詞カードも2種類存在します。表側は2枚とも全く同じです。横山和光さんという方の解説でブライアンが麻薬で逮捕されたことと、『ベガーズ・バンケット』という新しいアルバムが7月26日に発売される(実際にはトイレのジャケットの問題でイギリスで12月に発売されましたが)と書かれています。また、今まで370円だった洋楽のシングル盤がこのシングルから400円に値上がりしています。

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最初の歌詞カードです。「チャイルド・オブ・ザ・ムーン」の歌詞が聞き取れず「ジャンピン・ジャック・フラッシュ」の歌詞しか載っていません。こちらは裏ジャケにローリング・ストーンズのクレジットがある方に入っていました。それでローリング・ストーンズのクレジットがある方が最初と言われているのかも知れませんね。こちらの歌詞カードはあまり見ないような気がします。

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歌詞カード下部に「CHILD OF THE MOONの英詩は聞き取り困難のため、掲載できませんでした。ご了承下さい。」とあります。ミックの発音って聞き取りづらいんでしょうか?この「ジャンピン・ジャック・フラッシュ」の歌詞も「I was spawned in the tropics by a hurricane」と熱帯地方で生まれたことになっています。そういえば、最初に出た日本盤の『メイン・ストリートのならず者』も何曲か聞き取り不可能とありましたね!

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こちらは後期プレスの「チャイルド・オブ・ザ・ムーン」の歌詞も載っているインナーです。表側の解説は全く同じです。「ジャンピン・ジャック・フラッシュ」の歌詞が「I was born in a cross fire hurricane」と訂正されています。こちらは裏ジャケにローリング・ストーンズのクレジットがない方に入っていました。

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ラベルです。こちらは「ジャンピン・ジャック・フラッシュ」の方です。マトリクスはDST 1819-2 0/DST 1820 B-1です。B面がB-6のものも確認しました。

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「チャイルド・オブ・ザ・ムーン」側のラベルです。

f:id:jukeboy:20170502164044j:plain「ジャンピン・ジャック・フラッシュ」のリフはビル・ワイマンが考えたらしいですがかっこいいリフでストーンズの代表曲とも言えますね!今でもストーンズの重要なステージでのレパートリーですが、私は『GET YER YA-YA'S OUT』のちょっと重たいような演奏が一番好きです。また、この2曲はプロモ・ビデオも作られ、「ジャンピン・ジャック・フラッシュ」は2ヴァージョンの演奏シーンが見れます。「チャイルド・オブ・ザ・ムーン」は最近一部がカラーになったきれいな画質のPVが見れます。ストーンズのPVは面白いのが多いのでいつかはPV完全版なんていうのを出してほしいですね!

ローリング・ストーンズ まだまだあったSTONESミス・クレジット!!

ローリング・ストーンズの「Stoned」を「Stones」とミスっているのは先日、南アフリカ盤と南ローデシア盤を紹介しましたが、スペインとギリシャでも同じように間違えています。スペイン盤はジャケットまで「STONES」となっていて面白いです!スペインでは65年頃までシングル盤の発売は無く、7インチは全部4曲入りのEPでまとめて発売されています。これはフランスでも同じですね。規格番号はSDGE 80652で1964年4月の発売です。マトリクスは機械打ちでQEI-6422/QEI-6421です。ジャケットでは「Not Fade Away」「Little By Little」「I Wanna Be Your Man」「Stones(Stoned)」の順でクレジットされていますが、マトから見ると何故か「I Wanna Be Your Man」側の方が番号が若いです。

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チャーリーの足元の「STONES」の部分を拡大した写真です。ラベルのミスはありますが、ジャケットまでミスっているのは珍しいです!

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裏ジャケです。グループ名と曲目のシンプルなデザインです。

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裏ジャケの曲目の部分です。ここでも「STONES」とミスっています。最後まで訂正がなかったので当時のスペインの人はずっと「Stones」という曲名だと思っていたんでしょうね。

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ラベルです。初期スペインの6角形のDECCAのロゴのものです。4曲入りですが33回転ではなく45回転です。余談ですが、「I Wanna Be Your Man」のポール・マッカートニーのスペルがジャケットは正確ですがラベルの方だけMcCartheyとミスっています。これは当時の日本盤でもLemon, McCarthyと間違っていましたね!

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スペイン盤のシングルは独自のジャケットでかなり面白いのでまたの機会にまとめて紹介します。

次はギリシャ盤の「I Wanna Be Your Man/Stoned」です。ギリシャではデビュー・シングルとして63年の終わりに発売されました。B面のタイトルが「STONES」となっています。UK盤と同じくカーヴド・デッカで、その下にMADE IN GREECEとあります。規格番号は45-GD 5040、マトリクスは手書きでXDR 31945/XDR 31955です。

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ギリシャ盤のシングルは一部を除き下のようなギリシャのデッカ専用のカンパニー・スリーヴに入っています。

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ギリシャでのこの次のシングル「Not Fade Away」にだけピクチャー・スリーヴが存在しますが、その裏側にディスコグラフィが載っていてそこでも「Stones」となっています。

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その上のギリシャ語で書かれた文はどうやらメンバーの紹介文だと思いますが、なんて書いてあるのか分かりません(笑)。カッコのなかの21というのは年齢だと思いますが…。

これでイギリス、南アフリカ南ローデシア、スペイン、ギリシャを紹介しましたが今のところ「Stones」とミスっているのを確認したのはこの5ヶ国だけです。イギリスでは間違いに気づいてすぐに「Stoned」と訂正しましたが、他の国での訂正盤は見たことがありません。スペインやギリシャの近隣の国では「Stoned」となっているのに何故こういうミスが生じたのか分かりません!ミス・クレジットは他にも「Fortune Teller」が「Fortune Letter」に、「Honky Tonk Women」が「Woman」となっていたりといろいろあるのでまたの機会にミス・クレジットをまとめてみようと思います。