jukeboy’s diary

ストーンズ大好き人間です。1972年から集めてきたローリング・ストーンズの各国盤や珍しいレコードを紹介しています。

キース・リチャーズ RUN RUDOLPH RUN③ ヨーロッパ各国盤いろいろ その弐!!

前回に引き続きキース・リチャーズの「Run Rudolph Run」ヨーロッパ各国盤です。最初はベルギー盤です。ベルギーでは1979年2月に発売され、規格番号は4C006-62333です。キースの写真を枠で囲った独自のデザインです。タイトル文字等全て白で、写真も他国と比べ白黒感が強いです。表側にベロマークや規格番号などはありません。

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左下にフォトグラファーのClaude Gassianと「The Herder They Come」のクレジットがあります。

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裏ジャケです。こちらはキースの名前と曲名だけのシンプルなデザインです。

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右上に規格番号の4C006-62333があります。

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EMIのロゴの隣に小さくBELGIUMの文字があります。

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ラベルです。マトリクスは手書きで4C 006-62 333-A/4C 006-62 333-Bです。このシングルのヨーロッパ盤で手書きのマトは珍しいです。

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次はオランダ盤です。オランダでは1979年2月に発売され、規格番号は5C006-62333です。こちらもベルギー盤同様写真の外側にタイトルなどがありますが、枠が無くデザインが全く違います。キースの名前とタイトル文字は緑色で、キースの写真も何となく立体感があるような気がします。タイトルは2曲共全部小文字になっています。ベロマークは白抜きでその下に規格番号があります。

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裏ジャケも同じデザインですが、キースの左上にEMIのロゴとHollandのクレジットが追加されています。ステージのライトに埋もれてしまいよく見えません。左下にはフォトグラファーのクレジットがあります。

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ベロマークと規格番号の部分です。この時代には珍しい白抜きのベロが使われています。

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裏側のEMIのロゴの部分です。オランダのクレジットがあります。

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ラベルです。このレコードの中では一番シンプルなデザインですね。マトリクスは機械打ちでA面が5C-006-62333-A//38949-2-Y、B面が5C-006-62333-B//38950-1-Yです。途中スラッシュが2つあるのでA面とB面を分けて書きました。

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次はスウェーデン盤です。スウェーデンでは1979年1月に発売され、規格番号は7C006-62333です。こちらはキースの写真が大きくタイトルも赤で書かれています。ベロも赤なので統一感がありますね。裏ジャケも全く同じのでここでは省略します。ジャケットの紙質は普通のツルツルした感じではなく、細かい丸の凹凸のエンボス加工で皮のような豪華な感じです。

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左下にベロ・マークと規格番号があります。

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ラベルです。プッシュ・アウト・センターのものが使われています。左側にスカンジナビア著作権協会のncbがあります。リムの最後に小さくMADE IN SWEDENと書かれています。規格番号は機械打ちで7C 006 62333 A/7C 006 62333 Bです。

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次はスペイン盤です。スペインでは1979年2月に発売され、規格番号は10C006-062333です。ジャケット表側は基本的にUK盤と同じデザインです。

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裏側も細かいクレジットを除いてUK盤と似ています。

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右上に規格番号の10C 006-062.333があります。他国と違い6の前に0があります。

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下部のクレジットの部分です。EMIのバルセロナの住所とMade in Spainがあります。

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ラベルです。マトリクスは機械打ちで006-062333-A/006-062333-Bです。マトにも0が追加されています。

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ここまでヨーロッパ各国盤を紹介してきましたが、「Run Rudolph Run」のヨーロッパで発売されたレコードはこれで全てだと思います。殆どが79年1月から3月の発売でクリスマス・シーズンが過ぎてからのリリースとなっています。ヨーロッパでは同じ写真を使っているにも関わらず各国でそれぞれにジャケットのデザインが違い並べるとホントに面白いものがあります。最近発売されたレコード・ストア・ディの12インチ・シングルのインナーにもこれらのレコードが載っていましたね!次回はオーストラリア、ニュージーランド盤とカナダ盤を紹介します。

キース・リチャーズ RUN RUDOLPH RUN② ヨーロッパ各国盤いろいろ その壱!!

前回に引き続きキース・リチャーズの「Run Rudolph Run」です。今回はヨーロッパ各国盤を紹介します。ヨーロッパではイギリス盤と同じ写真を使ったピクチャースリーヴが付けられましたが、各国それぞれレイアウトが違います!まずはドイツ盤です。ドイツでは1979年3月に発売され、規格番号は1C 006-62333です。キースの後ろのライトが赤青のストライプに変わりこのシングルでは一番派手なジャケットです。

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右上に規格番号の1C 006-62333があります。

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赤青のストライプの中に青いベロが。何だかカッコいいですよね!89年の『STEEL WHEELS』以降はいろいろな色や形のベロが登場しますが、この時期に青いベロは珍しいですね。

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右下にEMIのロゴと当時のドイツ盤によくクレジットされていたELECTROLAがあります。

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ラベルです。マトリクスは機械打ちで62 333 A-1/62 333 B-1です。

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次はフランス盤です。フランスでは1979年1月に発売され、規格番号は2C 008-62333です。キースの横に大きなベロマークがあるのが特徴です。2曲のタイトルが下部に大きく書かれています。

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左上に規格番号の2C 008-62333があります。

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裏ジャケです。大きなベロがあるフランス独自のデザインです。

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裏ジャケ右上にフォトグラファーC.Gassianのクレジットと規格番号があります。

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裏ジャケ下部にフランスのEMIの配給元PATHE MARCONIのクレジットがあります。

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ラベルです。MONOのクレジットがあります。A面に星のマークがあります。MONOのクレジットがあるようにモノラルで収録されています。まあ、この曲はステレオでも左右にあまり分離していなくてほぼモノラルというか疑似ステのような感じなのでモノ、ステレオというのをあまり意識しないで聞けます。B面の「The harder They Come」はステレオです。マトリクスは機械打ちで62333 A 22  M3 32 6497 1/62333 B 22  M3 32 6498です。両面共最初のマトとM3から始まる部分は盤面の反対側にあります。

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次はイタリア盤です。キースが大きくトリミングされています。ベロは右側に大きく、タイトル表記も斜めで「The Harder They Come」の文字の赤とベロマークの赤が相俟って何だかしゃれた感じです。1979年2月23日に発売され、規格番号は3C 006-62333です。

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左上に規格番号の3C 006-62333があります。

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裏ジャケも同じデザインですが、表側にあった規格番号はなくなり、下部に著作権表記やフォトグラファーのクレジットが加わります。上部レコード取り出し口に切り込みがあります。

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裏ジャケ左下の著作権表記の部分です。

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右下にフォトグラファーのCLAUDE GASSIANのクレジットとMade in Italyがあります。

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ラベルです。マトリクスは機械打ちで62333-A-23-2-79  1/62333-B-23-2-79  1です。マトに日付の刻印があります。イタリア盤は2月23日に発売と上で書きましたが、資料ではこのマトの日付を見たんでしょうか?この日付から考えてイタリア盤の発売日はもっと遅いと思います。

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今回はドイツ、フランス、イタリアを紹介しましたが、各国で同じ写真を使っているのにそれぞれ違うデザインのピクチャースリーヴで面白いですね!「Miss You 」以降のEMIのシングルは各国同じデザインですが、キースのシングルは各国で勝手にデザインしてしまった感じですね。次回は今回紹介出来なかったその他のヨーロッパ諸国のシングルを紹介します。

キース・リチャーズ RUN RUDOLPH RUN① 英米盤いろいろ!!

もう12月ですね。今年も何だかあっという間に過ぎてしまったように感じます。12月と言えばクリスマス、最近RSDで再発され盛り上がっているキース・リチャーズの「Run Rudolph Run/The Harder They Come」の各国盤を何回かに分けて取り上げます。これは説明不要キースの最初のソロ・シングルですね!今回はUK盤とUSA盤を取り上げます。最初はUK盤です。1978年12月3日に発売され、規格番号はRSR 102です。ジャケットはClaude Gassianという写真家が撮ったキースのステージでのラッパ飲みの写真が使われいます。この写真、いかにもキースらしいですよね!

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ピクチャースリーヴの裏側です。右上に規格番号、中央に曲名、その下にベロマークというシンプルなデザインです。

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また、FACTORY SAMPLE NOT FOR SALEのシールが貼られているものもありますが中はプロモではなく、レギュラー盤が入っています。右上に規格番号のRSR 102があります。

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ラベルです。ストーンズ・レーベルの黄色いラベルです。右側にRSR 102とその下にマトがあります。アレンジとプロデューサー・クレジットはキースになっています。左側のPromotone B.V.の後に(Holland)とありますが、オランダ盤ではありません。リムの最後にMADE IN Gt. BRITANがあります。マトリクスは機械打ちでRSR 102 A-1/RSR 102 B-1です。

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UK盤にはプロモ盤も存在します。私のはストーンズ・レーベルのベロ袋に入っていましたが、今までに見た殆どのプロモは白い袋に入っていたので誰かが入れ替えたのかも知れません。

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プロモ盤のラベルです。プッシュ・アウト・センターのところにDEMO RECORD NOT FOR SALEとあります。左側に大きくAとあります。マトリクスはレギュラー盤と同じでRSR 102 A-1/RSR 102 B-1です。

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次はUSA盤です。アメリカでは1978年12月12日に発売され、規格番号はRS 19311です。USA盤は元々ピクチャースリーヴはなく白い袋に入っています。プレス工場コードがSPのラベルです。SPはペンシルベニア州のSpecialty recordsのことです。マトリクスは手書きでST-RS-36262-8/ST-RS-36263-7です。

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プレス工場コードがMOのラベルです。MOはカリフォルニア州のMonarch recordsのことです。上のラベルでは左側にあったSTEREOとマトのクレジットが右側の規格番号の上下に移動しています。マトリクスは手書きでSTRS 36262-11  △105544/ST-RS-36263-12  △105545です。A面はRSと番号の間に何かを消した跡があり、ハイフンがありません。

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ここからUSA盤のプロモです。白い方にモノラル、青い方にステレオ・ヴァージョンが収録されています。プレス工場コードがRIのラベルです。RIはインディアナ州のCompany Richmondのことです。レギュラー盤ではこのプレス工場コードのレコードがなかったのでもしかしたらレギュラー盤にもRIのレコードが存在するかもしれません。マトリクスは手書きでRS-36262-5-1-1/ST-RS-36262-9-1-1です。最初がモノラル側でSTを消してあります。ステレオ側はSTがあります。以下のプロモのマトもモノラル→ステレオの順です。

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ステレオ側のラベルです。

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プレス工場コードがSPのプロモです。文字の配置はRIと全く同じです。マトリクスは手書きでRS-36262-4/ST-RS-36262-7です。

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ステレオ側のラベルです。

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プレス工場コードがMOのプロモです。規格番号の上にMONOが、下にPROMOTIONAL COPY、NOT FOR SALEなどのクレジットが集中しています。マトリクスは手書きでRS-A36262-6  △105543/ST-RS-36262-12  △105544です。

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ステレオ側のラベルです。

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このUSA盤にはテスト・プレスが存在します。このテスト盤は「Miss You」以降に見られるタイプです。タイトル表記が「Run Run Rudolph」となっています。これは歌の中でそう歌っているので間違えたんでしょうか。タイトルの下にKeith RichardsとマトリクスのST RS 362621、その下に規格番号の19311が書かれています。日付は1978年12月1日と書かれています。レギュラー盤と同じB面は「The Harder They Come」です。マトリクスは手書きでST-RS-36262-1/ST-RS-36263-1です。ナント、このテスト盤はレギュラー盤には無かった両面マト1です!

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片面は「The Harder They Come」です。

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キース初のソロ・シングルですが、A面はチャック・ベリー、B面はジミー・クリフのカヴァーといかにもキースらしいですよね。「Run Rudolph Run」は76年12月10日にロンドンのアイランド・スタジオで録音され、スチュがピアノ、Mike Driscollがドラムス、その他は全てキースによる演奏です。このMike Driscollという人は79年のミック・テイラーのファースト・ソロにも参加していますね。「The Harder They Come」は78年8月26日~9月6日にLAのRCAスタジオで録音されたようです。正確なメンバーは分かりませんが、75年の初期ヴァージョンはピアノがロン・ウッド、ドラムスがチャーリーなので、こちらのヴァージョンもストーンズのメンバーが何らかの形で参加していると思います。キースは当時、この後も毎年クリスマスにソロ・シングルをリリースする。なんて言ってましたが、結局この1枚だけでしたね(笑)。その後もリリースしていれば「Key To The Highway」「Worried Life Bluse」「Somewhere Over The Rainbow」なども正式に録音して世に出ていただろうな~、なんて考えてしまいます。次回はヨーロッパ各国盤を紹介します。

ローリング・ストーンズ UK盤 STONE AGE いろいろ!!

ローリング・ストーンズは1970年にデッカを離れてストーンズ・レーベルを発足させますが、残されたデッカは勝手に独自の編集盤を乱発し始めます。その第一弾が1971年4月23日に発売された『STONE AGE』です。規格番号はSKL 5084です。初期盤は表側だけコーティングされています。内容は当時のイギリスでは発売されていなかった「Look What You've Done」や「My Girl」、EP『5X5』に収録されていたアルバム未収録の曲などで構成されています。ジャケットは石の壁に落書きをしたもので、タイトル、グループ名やメンバーの名前が書かれています。これってデッカが拒否した『ベガバン』のトイレの落書きみたいな感じですね。

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右上にDECCAのロゴがあります。

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裏ジャケは初期型と後期型の2種類あります。こちらは初期型の裏ジャケです。

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こちらは後期型の裏ジャケです。

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右上の部分です。上が初期型でSTEREOの文字と『LET IT BLEED』などと同じく矢印でステレオ効果の説明があります。下は後期型でSTEREOのクレジットがなくなり、規格番号の下にカセットの番号が書かれています。

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曲目の部分です。こちらは初期型のジャケットの方です。

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こちらは後期型の曲目の部分です。曲名の前には著作権の分類のマークが、曲名、作者の後にはモノラルと疑似ステの曲には印が付けられています。「Blue Turns To Grey」は何もマークが無くステレオに分類されていますが、疑似ステです。

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下部にDECCAのロゴと印刷所のクレジットがあります。印刷所は初期型も後期型も全部Robert Staceです。メンバーの名前の下のクレジットが初期型では©1971 The Decca Record Company Limited, Londonですが、後期型では上の曲目のところにあった各曲の発売年の印に変わっています。両方ともその下にジャケットをデザインしたDecca Record Publicitv Art Departmentのクレジットがあります。デッカのロゴの下には印刷所のクレジットがありますが、後期型では一番下のコーティングの会社のクレジットが消えています。

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また、後期型ではデッカのロゴの右側に新たな文が追加されています。モノラルや疑似ステの曲は曲名の後にこのマークがあるという説明と、このレコードはモノラル用のカートリッジでもステレオのカートリッジでも再生できます。といった内容です。

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初期の一部の盤ではデッカのカタログの小冊子が付いています。『LET IT BLEED』ではケーキの表紙でしたが、こちらは表紙が『STONE AGE』のものに変えられています。内容も『LET IT BLEED』の冊子とはレコードの順番が違っています。

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小冊子の裏側です。

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ラベルです。デッカのボックスト・デッカのラベルです。マトリクスは機械打ちでZAL-10432-1D/ZAL-10433-2Dです。

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規格番号の上のマトリクスが括弧で囲われています。左側のN.C.B.の横にあったBritico, GEMAのクレジットが下へ移動しています。上では一行だった下部の著作権表記が2行になり、それぞれの年の前に℗が付けられています。マトリクスはZAL-10432-1D/ZAL-10433-2Dです。

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デッカのロゴの下のffssの太いラインが無い珍しいラベルです。おそらく後期プレスへ行く前の過渡期のラベルだと思います。表示はMONO/STEREOとなっており、モノラルの曲の後には+印が付けられています。N.B.C.の周りのクレジットが小さくなり、規格番号の上のマトリクスは//で囲われています。インナーはImportant Noticeの上の角が斜めに切り取られていない70年代後半のものなので、プレス時期は75年以降だと思います。マトリクスは機械打ちでZAL-10432-1D/ZAL-10433-2Dです。

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おそらく最終プレスだと思います。著作権表記が下から右側の規格番号の上に移動しています。規格番号の上のマトリクスがZAL 10432からEAL 10432Pへ変更となっています。インナーは80年代のImportant Noticeの上部左右の角が斜めに切り取られたものです。マトリクスはEAL 10432/EAL 10433P 36 ▽EDです。A面は手書きで、B面は機械打ちです。

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70年代前半にスカンジナビア方面へ輸出された白ラベルです。このレコードだけはスカンジナビア以外にフランスへも輸出されたそうです。マトリクスは機械打ちでZAL-10432-1D/ZAL-10433-2Dです。

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このアルバムはテスト・プレスの時には『PRECIOUS STONES』というタイトルが付けられていたそうです。ストーンズ側はこのレコードのリリースを知らせれておらず、内容等認めていないと雑誌に広告を出したりしています。このアルバムの発売日を見ると、ナント『STICKY FINGERS』と同じ日なんですね!まるでデッカはわざとストーンズ・レーベルのアルバムの発売を邪魔したみたいですね。内容は当時のイギリスで発売されていなかった曲を中心に集めたアルバムですが、ステレオは「Look What You've Done」「My Girl」「Paint It Black」の3曲で、残りは疑似ステ、あるいはモノラルです。こうやって見てみると当時はアメリカでは発売されていたのにイギリスでは未発売だった曲が結構あるものなんですね。デッカはこの後も独自の編集盤を出し続けますが結構個性的で面白いものがあります。

ローリング・ストーンズ 謎のUK輸出仕様プロモ・シングル②HONKY TONK WOMEN!!

前回に続きアメリカ向けUK盤プロモ・シングルです。今回は「Honky Tonk Women/You Can't Always Get What You Want」を紹介します。こちらもMADE IN ENGLANDなのにLONDONとなっている謎のプロモです。USA盤の規格番号は45-909が存在するのに、何故かF 12952とUK盤の番号のままになっています。上部にMADE IN ENGLANDとLONDONのロゴとDEMONSTRATION SAMPLE-NOT FOR SALEがあります。ラベルの下半分はUK盤のプロモ盤と全く同じです。アメリカでは7月5日の発売でしたが、ここではイギリスでの発売日の7月4日となっています。マトリクスは機械打ちでXDR-45283-T1-4C/XDR-45284-T1-4Cです。UK盤では-1C/-1Cがあるのでここではかなり進んでいます。

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B面のラベルです。両A面扱いなのでこちらにも大きくAとあります。

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こちらは白い袋に入っていましたが、前回の「Little Red Rooster」が初期ロンドンの袋に入っていたことから考えて、このシングルを69年当時のロンドンのカンパニースリーブに入れてみましたがこんな感じでしょうか?ブルー・スワルやオレンジ・スワルで見慣れているのでかなり違和感ですね!

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MADE IN ENGLANDでLONDONとなっているUK盤プロモ・シングルは前回紹介した「Little Red Rooster」とこの「Honky Tonk Women」の2枚だけと言われています。「Honky Tonk Women」の方はUK盤プロモの他にアメリカでも多数のプロモが作られていますがこのシングルはどういった用途で作られたのかは不明です。ホフマン氏の記事は2005年だったので私もその頃eBayで入手したと思いますが、この2枚のプロモは入手した時にしか見た事がなくかなりレアなレコードだと思います。UK盤でさえも2000年以降にこういった発見があるので、ストーンズのレコードは一体世界中でどの位あるんだろうと考えてしまいました。また、今後も見た事も無いようなレコードが出てくるかも知れないので楽しみですね!