ローリング・ストーンズ アナログ盤蒐集生活!

ただひたすらにローリング・ストーンズのレコードを紹介しているブログです。

ローリング・ストーンズ オランダ・カラー盤⑦ BIG HITS!!

ローリング・ストーンズのオランダ・カラー盤『BIG HITS』です。1978年に発売され、規格番号は6835 210です。ジャケットや選曲はUK盤と同じですが、見開きではなく普通のシングル・カヴァーとなっています。右上にカラー盤を表すステッカーを模した印刷があります。この『BIG HITS』は黄色とオレンジの2種類のカラー盤が存在します。

ステッカーを模した部分は黄色となっています。

左下にデッカのロゴがあります。

裏ジャケです。こちらもUK盤の裏側と同じデザインです。

右上に規格番号の6835 210があります。

左下にデッカのロゴがあります。よく見るとデッカのロゴの下に元のロゴ?を消して上から新たにロゴを印刷し直した形跡があります。

右下にアレンジャー、プロデューサー、各曲の出版社のクレジットがあります。一番下に小さくPrinted in The Netherlandsがあります。

最初にも書きましたがこの『BIG HITS』は黄色とオレンジの2種類のカラー盤があります。その他に赤もあると資料にありますがこちらはまだ見た事がありません。一般的にはオレンジが多く出回っていると思います。こちらは黄色のカラー盤です。写真では濃くなってしまいましたが実際はもっと薄い色です。

こちらはオレンジのカラー盤です。よく見ると他の色が混ざったマーブルになっています。

ラベルです。上部にデッカのロゴがあります。中央の枠の中にSTEREO、回転数、規格番号、面表記などがまとめて書かれています。曲目は左揃いになっています。「Have You Seen Your Mother, Baby~」のクレジットが「Have you seen your mother? baby, standing the shadow」と?の位置がmotherの後にあります。マトリクスは機械打ちでA 6835 115 1Y2 670 03 1 1/AA 6835 115 2Y2 670 03 1 1です。   

B面のラベルです。

このオランダ盤は「Paint It Black」のみリアル・ステレオで、他の曲は疑似ステとなっています。70年代中期にUK盤の『BIG HITS』は「Paint It Black」「It's All Over Now」「Heart Of Stone」「Time Is On My Side」がリアル・ステレオに変わりましたが、このオランダ盤は「Paint It Black」のみというまた違ったマスターを使っていると思います。78年にオランダのデッカから発売されたカラー盤はこれまで紹介した7タイトルで全部です。一説には『STONE AGE』もあるらしいですが、これはどうやら中止になったようです。その他オランダでは同時期にストーンズ・レーベルからも『BLACK AND BLUE』と『SOME GIRLS』がカラー盤で発売されましたがこちらもまたの機会に紹介します。

ローリング・ストーンズ オランダ・カラー盤⑥ GET YER YA-YA'S OUT!!

ローリング・ストーンズのオランダ・カラー盤『GET YER YA-YA'S OUT』です。1978年に発売され、規格番号は6835 209です。この『GET YER YA-YA'S OUT』は青いカラー盤となっています。ジャケットは各国盤と同じデザインです。

右上にカラー盤を表すステッカー模した印刷があります。このタイトルは青いレコードが入っているのでこの部分も青となっています。

裏ジャケです。こちらも各国盤と同じデザインです。この裏ジャケの写真は69年ツアーのもので、各メンバーのベストショットの写真が散りばめられておりカッコいいですよね!

右上に規格番号があります。

右下にPrinted in The Netherlandsがあります。

このタイトルはブルーのカラー盤となっています。

一部に他の色がわずかに混ざっています。このシリーズの特徴なのか青だけではなくこういった他の色が混ざっているのがよくありますよね!

ラベルです。上部にデッカのロゴがあります。中央の枠の中にSTEREO、回転数、規格番号、面表記などが書かれています。曲目は左揃いです。今気が付いたんですが、このシリーズはオランダの国表記がジャケットではNetherlands、ラベルではHollandとなっていますね。また、チャック・ベリーのクレジットが"C. Berry"ではなくAB面共に"Ch. Berry"となっています。これもジャケットでは"C. Berry"となっているのでやはりこのシリーズは何だか適当です。「Love In Vain」は作者クレジットは無くアレンジが"M.Jagger/K.Richardとなっています。マトリクスは機械打ちでAA 6835 117 1Y2 670 03 1 1/AA 6835 117 2Y2 670 03 1 1です。

B面のラベルです。

このタイトルのカラー盤は青しか存在しないようです。ジャケも各国盤と変わりなくカラー盤という以外特にこれといった特徴はないですが、やはり内容は素晴らしいですよね!最初は前座のB. B. キングや、アイク&ティナ・ターナーの演奏も含めた2枚組で発売する予定だったそうでしたが没になり、その構想は2009年の40周年デラックス・エディションでやっと実現しましたね。そのDXエディションで聴ける前座の演奏も素晴らしいものです。ストーンズ聴き始めの頃はライヴ盤が『GOT LIVE IF YOU WANT IT』とこれしかなく、特にこのアルバムはギターバンドとしてのストーンズが楽しめるので思い入れがあります。

ローリング・ストーンズ オランダ・カラー盤⑤ THEIR SATANIC MAJESTIES REQUEST!!

ローリング・ストーンズのオランダ・カラー盤『THEIR SATANIC MAJESTIES REQUEST』です。1978年に発売され、規格番号は6835 208です。ジャケットは3Dではなくノーマルな写真が使われています。写真の上部にタイトルがあります。右上にカラー盤を表すステッカーを模した印刷があります。ジャケットは見開きではなくシングル・カヴァーとなっています。

右上のカラー盤を表すステッカーを模した印刷の部分です。これまで紹介したオランダのカラー盤は中に入っているレコードの色がこの部分の色と同じでしたが、このタイトルは何故かピンクのレコードはありません。

写真の上部にタイトルがあります。このタイトル文字はオランダ独自のものですが、この文字の形がなんとなくこのレコードの内容と合っているような気がします。

裏ジャケです。こちらも各国盤と同じデザインです。

右上にSTEREOと規格番号があります。

中央下部のデッカのロゴの部分です。この部分はUK盤と同じです。その右側に小さくPrinted in The Netherlandsがあります。

右下の部分です。UK盤はここにMONO、STEREOが表示がありましたが、上から新たな同じ色でこの部分を消して目立たなく修正しています。

レコードです。このタイトルは主に白のカラー盤となっています。

クリア・ヴァイナルです。これは殆ど出回っていません。

こちらは全く見かけないグレーのレコードです。

上のグレー盤の一部を拡大した写真です。写真では分かりずらいですが全体にうっすらとマーブルになっています。

ラベルです。中央の枠の中にはSTEREOや回転数、規格番号、MADE IN HOLLAND、面表記があります。曲目は左揃いで、タイトル→作者クレジットの順に書かれています。一番下にグループ名がありますが、その下にBILL WYMANとあるので「In Another Land」がビルのソロのようなクレジットとなっています。マトリクスは機械打ちでAA 6835 116 1Y2 Ⓟ1967 670 03 1/AA 6835 116 2Y2 Ⓟ1967 03 1 1です。なお、クリア・ヴァイナルのマトはⓅ1967以降の部分が670 03 12/670 03 12となっています。  

B面のラベルです。こちらは全曲ジャガー・リチャードなので作者クレジットは曲ごとではなく一番下にあります。

『サタニック』は一般的には白のカラー盤ですが、白の他にクリアー、グレーと殆ど見かけない色があるのが特徴です。そしてジャケットのステッカーを模した色が中のレコードとなっているこのシリーズで『サタニック』はピンクにも拘らずピンクのカラー盤は存在しないというのも不思議ですね。これまで紹介したオランダのカラー盤は細かいクレジットなどを間違っているところがありましたが中のレコードの色を表すステッカーを模した部分の色が違うというのもかなり適当な感じがします。『サタニック』はストーンズのレコードの中でもあまり評価されていませんが私は気に入っています。以前も書きましたがストーンズ聴き始めだった70年代前半にC-90のカセットテープのA面に『サタニック』を、B面に当時手に入れた73年のハワイ公演のブートを録音して気に入って何度も聴いていたのを思い出します。