ローリング・ストーンズ アナログ盤蒐集生活!

ただひたすらにローリング・ストーンズのレコードを紹介しているブログです。

ローリング・ストーンズ USA盤シングルIT'S ALL OVER NOWいろいろ!!

ローリング・ストーンズのUSA盤シングル「It's All Over Now/Good Times,Bad Times」です。前回はレアなエディット・ヴァージョンを紹介しましたが今回はラベルのいろいろなヴァリエーションを紹介します。このシングルはアメリカでの3枚目のシングルとして64年7月24日に発売されました。規格番号は45-LON 9687です。A面はザ・ヴァレンチノスのカヴァー、B面はオリジナルです。キースとブライアンの2台のギターの絡みが心地よいノリのいいナンバーです。初回盤にはジャケットが付けられました。ジャケットのクレジットは45 9687です。ブライアンの足元にファンクラブの案内があります。

f:id:jukeboy:20170308214103j:plain

こちらはファンクラブの案内がない裏側です。上部にレコード取り出し用の切り込みがあります。

f:id:jukeboy:20170308214144j:plain

このレコードのジャケットはファンクラブの案内が表側にあるものと、上部にレコード取り出し用の切り込みがある裏側にあるものの2種類存在します。2枚重ねてみました。こちらは両方共表側で左がファンクラブの案内がなし、右がファンクラブの案内がありです。印刷の時に裏表逆になってしまったのか、いい加減なところがアメリカっぽいですね(笑)。

f:id:jukeboy:20170308214449j:plain

こちらは両方共上部にレコードの取り出しの切り込みがある裏側で、左がファンクラブの案内があり、右がファンクラブの案内がなしです。

f:id:jukeboy:20170308214507j:plain

最初はプロモです。「Tell Me」の時にも触れましたが、このタイトルも何故かブラック/ホワイトのプロモは無くてオレンジ・スワルのプロモが3種存在します。規格番号の部分が45で改行されてLON 9687と続くタイプです。Made in U.S.A.もなく全体にシンプルなデザインです。マトリクスはDR-33543-2B/DR-33544-1B-1です。なお、マトリクスはこれ以降のラベル全て手書きです。

f:id:jukeboy:20170309151547j:plain

45 LON 9687と3行に渡ってクレジットされています。LONDONのロゴの下にMade in U.S.A.とあります。PROMOTIONAL COPYではなくDISC JOCKEYと表記されています。マトリクスはDR-33543-2F/DR-33544-1Fです。

f:id:jukeboy:20170309151613j:plain

規格番号が45-LON 9687と横一列になっています。文字も太いです。Made in U.S.A.のクレジットはありません。タイム表記が2:28となっていますが、通常ヴァージョンが収録されています。マトリクスはDR-33543-2G  △53311/DR-33544-1G  △53311Xです。

f:id:jukeboy:20170309151629j:plain

ここからレギュラー盤です。パープル/ホワイトラベルです。規格番号が45 LONで改行されているタイプです。マトリクスはDR-33543-1C/DR-33544-1C、またはDR-33543-2C/DR-33544-1Dです。前回も触れましたがこのラベルでマトリクスが-1Cの盤にだけ2コーラス目を全部カットした2分28秒のエディット・ヴァージョンが収録されています。

f:id:jukeboy:20170309152314j:plain

規格番号が45で改行されているタイプです。こちらは通常ヴァージョンが収録されています。Made in U.S.A.がなくなり文字の字体も違います。マトリクスはDR-33543-2A A-1/DR-33544-1A-1 A1です。エディット・ヴァージョンが収録されているラベルを先に挙げましたがこちらの方が末尾がAですので最初かも知れません。

f:id:jukeboy:20170309152711j:plain

規格番号が3行に渡ってクレジットされています。ラベルのマトリクス表記がこの盤だけ下から左側へ移動しています。マトリクスは2番目のプロモと同じでDR-33543-2F/DR-33544-1Fです。

f:id:jukeboy:20170309153338j:plain

タイトルが2行に渡って表記されています。規格番号が45-LON 9687と横一列の表記になり、Made in U.S.A.があります。タイム表記が2:28となっていますが、通常ヴァージョンが収録されています。マトリクスは3番目のプロモと同じでDR-33543-2G  △53311/DR-33544-1G  △53311Xです。

f:id:jukeboy:20170309152924j:plain

ここからブルー・スワルです。規格番号の上にMade in U.S.A.があります。タイム表記が2:28となっていますが、通常ヴァージョンが収録されています。マトリクスは3番目のプロモや上のパープル/ホワイトラベルと同じでDR-33543-2G  △53311/DR-33544-1G  △53311Xです。

f:id:jukeboy:20170309153855j:plain

Made in U.S.A.がラベルの下部にあります。マトリクスはDR-33543-1/DR-33544-1で枝番の最後のアルファベットがありません。

f:id:jukeboy:20170309154238j:plain

LONDONのロゴのロゴの下にDistrbuted by London Records, Inc.のクレジットがあります。Made in U.S.A.がラベルの右側、タイム表記が2:28ですが通常ヴァージョンが収録されています。マトリクスはDR-35543 判読不明の反転文字/DR-35544 判読不明の反転文字、です。

f:id:jukeboy:20170309154411j:plain

1975年から78年にかけてプレスされた5Nから始まるラベルです。5N-LON 9687と珍しく間にLONがあるタイプです。タイム表記は2:28ですが通常ヴァージョンが収録されています。マトリクスは上のブルー・スワルと同じDR-35543 判読不明の反転文字/DR-35544 判読不明の反転文字、です。

f:id:jukeboy:20170309155018j:plain

こちらは5N-9687だけのタイプです。マトリクスは2番目のブルー・スワルと同じDR-33543-1/DR-33544-1で枝番の最後のアルファベットがありません。

f:id:jukeboy:20170309155249j:plain

78年から発売されたサンセット・ラベルです。マトリクスは上のブルー・スワルと同じDR-33543-1/DR-33544-1で枝番の最後のアルファベットがありません。

f:id:jukeboy:20170309155430j:plain

規格番号の下にマトリクスの表記があります。マトリクスは5N 9687-DR 33543  sh485  PRC 1-1-1-G/5N 9687-B DR 33544 sh485 PRC-1-1-1-Sです。マトから判断してこちらの方が後だと思います。サンセット・ラベルは盤によってマスターが入れ替わっている事があるのでもしかしたらエディット・ヴァージョンが収録されているかな、と淡い期待を抱きましたが残念ながら2種類とも通常ヴァージョンが収録されていました。

f:id:jukeboy:20170309155837j:plain

途中で何度かラベルのタイム表記が2:28のものがありましたが、全て3:20の通常ヴァージョンが収録されていました。エディット・ヴァージョンが収録されている盤は末尾のアルファベットがCなので初回盤ではなく途中のプレスかも知れません。また、あまりに数が少ないのでもしかしたら回収されたのか、またはプレス時に気が付いて市場に出せないものが何かの間違いで市場に出回ってしまったのかも知れませんね。この曲はカヴァーながらイギリスでは初の1位を獲得してストーンズの快進撃が始まったともいえる曲ですね。アメリカでは26位で、アルバム『12X5』にも収録されています。最初にも書きましたが2台のギターの絡みとミックのノリのいいヴォーカルが最高ですね!キースのギター・ソロもいい感じです。B面の「Good Times,Bad Times」は12弦ギターの響きが美しいオリジナルのブルースです。ブライアンのハープもいい感じ。こういう曲を聞くと今度はカヴァーではなく全曲オリジナルのブルース・アルバムもいいかもなんて思ってしまいます。AB面対照的な曲調のシングルで、デビューから1年経ってはつらつとした余裕の演奏が聴けるいいレコードです!

ローリング・ストーンズ IT'S ALL OVER NOWアメリカだけのエディット・ヴァージョン!!

1964年7月24日に発売されたアメリカでの3枚目のシングル「It's All Over Now」の一部の盤にはエディット・ヴァージョンが存在します。これは2コーラス目が丸々カットされていて、1コーラス目が終わるといきなり間奏のギター・ソロへといってしまう2分28秒のヴァージョンです。これは下のラベルのデザインでマトリクスがDR-33543-1C/DR-33544-1Cのものだけに存在します。これと同じラベルのデザインでも-1C/-1Cのものは少なく大体は-2Cでエディット・ヴァージョンではなく3分20秒の通常ヴァージョンが収録されているので注意が必要です!私はeBayでこのラベルが出るたびに出品者に質問し、2005年頃に入手しました。それ以降もオークションなどで注意して見ていますがなかなか出ないレアな盤だと思います。エディット・ヴァージョンが収録されているラベルです。規格番号が45 LONで改行されているのが特徴です。タイム表示は3:20となっていますが、実際は2:28です。

f:id:jukeboy:20170223200508j:plain

マトリクスの部分です。手書きでDR-33543-1Cとなっています。

f:id:jukeboy:20170223200743j:plain

なお、このシングルのその他のラベルでタイム表記が2:28となっているものがありますが、そちらは全て通常ヴァージョンが収録されているので要注意です。あくまでこのラベルのデザインで-1Cのものだけにエディット・ヴァージョンが収録されています。また、プロモ盤も聞いてみましたが通常のヴァージョンが収録されていました。USA盤のジャケットです。

f:id:jukeboy:20170223201504j:plain

「誰とでも寝た」という歌詞が引っかかったのか、それともラジオで流す時間を想定してカットしたのか不明ですが、何故この-1Cのものだけにエディット・ヴァージョンが収録されているのか分かりません。将来60年代のアンソロジーが出るとしたらぜひCD化してほしい音源ですね!この曲は何といってもキースのジャッ!ジャッ!ジャッ!ジャッ!とリズムを刻むギターとブライアンの浮き浮きしたようなアルペジオの対照的なギターの絡みがなんともいい気持ちですね。95年に東京ドームでこの曲を演ってくれた時には感動しました。先にも書きましたが、私はeBayでこのデザインのラベルが出品されるたびに「マトリクスを教えてくれ」と質問を続けましたが中には、「何でそんな質問するの?」とか「盤の状態はいいぞ」などマトリクスは教えてくれなくて全然関係のない返答もありました。「Fuckin' Jap!」と返事が来たときは凹みましたが(笑)、大体の人はまじめにマトリクスを教えてくれましたが-2Cばかりで半ば諦めていました。3年位質問を続けてやっと「-1C/-1C」と返事が来た時にはオークション終了まで誰か入札しないかそわそわしてましたね~。出品者の方はエディット・ヴァージョンが収録されているとは知らずに出品していたようで安く落札できたのでラッキーでした。何年も探していたレア盤をやっと入手出来た時にいつも思いますが、念じていれば必ず手に入るという事を実感した瞬間でした!「It's All Over Now」のUSA盤シングルのいろいろなラベルのヴァリエーションは次回触れます。

ローリング・ストーンズ ドイツ・クラブ・エディション①BEAT BEAT BEAT!!

ローリング・ストーンズの各国盤で特に人気が高いのがドイツ・クラブ・エディションの『BEAT BEAT BEAT』だと思います。ストーンズのアルバムとしては珍しい10インチ盤で1965年7月に発売されました。規格番号は60 368でモノラルしか存在しません。Bertelsmann Book Club(Bertelsmann Club Centerとの資料も)というところからメイル・オーダーで2000枚発売されました。このアルバムはセカンド・プレスも存在するので合わせて2000枚なのか各2000枚なのかは不明です。67年の12月には全部売り切れたようです。キースが目をこすり、ビルが電話をかけ、チャーリーがアッカンベーをしている面白いジャケットです(笑)。上部にタイトル、左下にDECCAのロゴがあります。

f:id:jukeboy:20170216160811j:plain

裏ジャケです。タイトル、曲目、メンバーのクレジットのみのシンプルなデザインです。曲目は『1st』とEP、シングルの曲で特に当時の西ドイツで未発売だった曲はありません。「Time Is On My Side」はオルガン・イントロ、「Tell Me」はきれいにフェイドアウトするヴァージョンです。

f:id:jukeboy:20170216161143j:plain

表側の左下にDECCAのロゴとSonderauflageのクレジットがあります。

f:id:jukeboy:20170216163959j:plain

裏ジャケの上部にもDECCA-Sonderauflageのクレジットがあります。

f:id:jukeboy:20170216164111j:plain

後期のジャケットでは裏ジャケ右上の規格番号の横のP 10が消えて、Hi-Fi 60 368も右にずれています。これはP 10が無いものに必ずしもボックスト・デッカが入っているわけではないのでラベルとジャケットは別々の時期に切り替わったと思います。f:id:jukeboy:20170216161401j:plain

メンバーはイアン・スチュワート(スペルがJANとなっています)もクレジットされています。

f:id:jukeboy:20170216162037j:plain

ファースト・プレスのラベルです。光が反射してしまい見えずらいですが、初期ドイツ・デッカ盤のえび茶に金の文字で、ラウンド・デッカと呼ばれる楕円形のDECCAのロゴがあります。左側にSonderauflageのクレジットがあります。その下にマトリクス番号と盤全体のタイム表記があります。右側の規格番号の下にAD 5525-Lと番号がありますが何の番号か不明です。マトリクスは機械打ちでLPD-19990-X/LPD-19991-Xです。

f:id:jukeboy:20170219201638j:plain

B面のラベルです。両面とも曲名の後にShakeやTwistといった曲のタイプがクレジットされています。

f:id:jukeboy:20170219201818j:plain

セカンド・プレスのラベルです。DECCAのロゴがボックスト・デッカに変っています。リムの文字も違います。その他の部分は上のラベルとほぼ同じです。こちらにも規格番号の下にAD 5525-Lと謎の番号があります。マトリクスも上と同じでLPD-19990-X/LPD-19991-Xです。ボックスト・デッカには67年に切り替わったとの資料もあります。

f:id:jukeboy:20170219201700j:plain

B面のラベルです。初期のドイツ盤のラベルはゴージャスでいいですね~。

f:id:jukeboy:20170219201839j:plain

日本でも70年代にソニー・ファミリー・クラブというレコードを通販する会社があり、ディープ・パープルのアルバムなどを独自のジャケット、曲目で売っていましたね。日本ではこういう通販は特に売れたようには思いませんが、当時の西ドイツではどうだったんでしょうかね?このアルバムと『IN ACTION』の2枚は日本では人気が高くバブルの頃にはボロボロな状態でもとんでもない値段が付けられていましたね!10インチという大きさがかわいいし、ジャケットの写真もいいですね~。「Tell Me」を除いて全てカヴァーですが当時のストーンズはカヴァー曲の選曲がいいし、演奏のセンスも本家に負けないくらいいいと思います!