jukeboy’s diary

ローリング・ストーンズの珍しいレコードを紹介しています。

ローリング・ストーンズ USA盤シングルIT'S ALL OVER NOWいろいろ!!

ローリング・ストーンズのUSA盤シングル「It's All Over Now/Good Times,Bad Times」です。前回はレアなエディット・ヴァージョンを紹介しましたが今回はラベルのいろいろなヴァリエーションを紹介します。このシングルはアメリカでの3枚目のシングルとして64年7月24日に発売されました。規格番号は45-LON 9687です。A面はザ・ヴァレンチノスのカヴァー、B面はオリジナルです。キースとブライアンの2台のギターの絡みが心地よいノリのいいナンバーです。初回盤にはジャケットが付けられました。ジャケットのクレジットは45 9687です。ブライアンの足元にファンクラブの案内があります。

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こちらはファンクラブの案内がない裏側です。上部にレコード取り出し用の切り込みがあります。

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このレコードのジャケットはファンクラブの案内が表側にあるものと、上部にレコード取り出し用の切り込みがある裏側にあるものの2種類存在します。2枚重ねてみました。こちらは両方共表側で左がファンクラブの案内がなし、右がファンクラブの案内がありです。印刷の時に裏表逆になってしまったのか、いい加減なところがアメリカっぽいですね(笑)。

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こちらは両方共上部にレコードの取り出しの切り込みがある裏側で、左がファンクラブの案内があり、右がファンクラブの案内がなしです。

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最初はプロモです。「Tell Me」の時にも触れましたが、このタイトルも何故かブラック/ホワイトのプロモは無くてオレンジ・スワルのプロモが3種存在します。規格番号の部分が45で改行されてLON 9687と続くタイプです。Made in U.S.A.もなく全体にシンプルなデザインです。マトリクスはDR-33543-2B/DR-33544-1B-1です。なお、マトリクスはこれ以降のラベル全て手書きです。

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45 LON 9687と3行に渡ってクレジットされています。LONDONのロゴの下にMade in U.S.A.とあります。PROMOTIONAL COPYではなくDISC JOCKEYと表記されています。マトリクスはDR-33543-2F/DR-33544-1Fです。

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規格番号が45-LON 9687と横一列になっています。文字も太いです。Made in U.S.A.のクレジットはありません。タイム表記が2:28となっていますが、通常ヴァージョンが収録されています。マトリクスはDR-33543-2G  △53311/DR-33544-1G  △53311Xです。

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ここからレギュラー盤です。パープル/ホワイトラベルです。規格番号が45 LONで改行されているタイプです。マトリクスはDR-33543-1C/DR-33544-1C、またはDR-33543-2C/DR-33544-1Dです。前回も触れましたがこのラベルでマトリクスが-1Cの盤にだけ2コーラス目を全部カットした2分28秒のエディット・ヴァージョンが収録されています。

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規格番号が45で改行されているタイプです。こちらは通常ヴァージョンが収録されています。Made in U.S.A.がなくなり文字の字体も違います。マトリクスはDR-33543-2A A-1/DR-33544-1A-1 A1です。エディット・ヴァージョンが収録されているラベルを先に挙げましたがこちらの方が末尾がAですので最初かも知れません。

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規格番号が3行に渡ってクレジットされています。ラベルのマトリクス表記がこの盤だけ下から左側へ移動しています。マトリクスは2番目のプロモと同じでDR-33543-2F/DR-33544-1Fです。

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タイトルが2行に渡って表記されています。規格番号が45-LON 9687と横一列の表記になり、Made in U.S.A.があります。タイム表記が2:28となっていますが、通常ヴァージョンが収録されています。マトリクスは3番目のプロモと同じでDR-33543-2G  △53311/DR-33544-1G  △53311Xです。

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ここからブルー・スワルです。規格番号の上にMade in U.S.A.があります。タイム表記が2:28となっていますが、通常ヴァージョンが収録されています。マトリクスは3番目のプロモや上のパープル/ホワイトラベルと同じでDR-33543-2G  △53311/DR-33544-1G  △53311Xです。

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Made in U.S.A.がラベルの下部にあります。マトリクスはDR-33543-1/DR-33544-1で枝番の最後のアルファベットがありません。

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LONDONのロゴのロゴの下にDistrbuted by London Records, Inc.のクレジットがあります。Made in U.S.A.がラベルの右側、タイム表記が2:28ですが通常ヴァージョンが収録されています。マトリクスはDR-35543 判読不明の反転文字/DR-35544 判読不明の反転文字、です。

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1975年から78年にかけてプレスされた5Nから始まるラベルです。5N-LON 9687と珍しく間にLONがあるタイプです。タイム表記は2:28ですが通常ヴァージョンが収録されています。マトリクスは上のブルー・スワルと同じDR-35543 判読不明の反転文字/DR-35544 判読不明の反転文字、です。

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こちらは5N-9687だけのタイプです。マトリクスは2番目のブルー・スワルと同じDR-33543-1/DR-33544-1で枝番の最後のアルファベットがありません。

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78年から発売されたサンセット・ラベルです。マトリクスは上のブルー・スワルと同じDR-33543-1/DR-33544-1で枝番の最後のアルファベットがありません。

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規格番号の下にマトリクスの表記があります。マトリクスは5N 9687-DR 33543  sh485  PRC 1-1-1-G/5N 9687-B DR 33544 sh485 PRC-1-1-1-Sです。マトから判断してこちらの方が後だと思います。サンセット・ラベルは盤によってマスターが入れ替わっている事があるのでもしかしたらエディット・ヴァージョンが収録されているかな、と淡い期待を抱きましたが残念ながら2種類とも通常ヴァージョンが収録されていました。

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途中で何度かラベルのタイム表記が2:28のものがありましたが、全て3:20の通常ヴァージョンが収録されていました。エディット・ヴァージョンが収録されている盤は末尾のアルファベットがCなので初回盤ではなく途中のプレスかも知れません。また、あまりに数が少ないのでもしかしたら回収されたのか、またはプレス時に気が付いて市場に出せないものが何かの間違いで市場に出回ってしまったのかも知れませんね。この曲はカヴァーながらイギリスでは初の1位を獲得してストーンズの快進撃が始まったともいえる曲ですね。アメリカでは26位で、アルバム『12X5』にも収録されています。最初にも書きましたが2台のギターの絡みとミックのノリのいいヴォーカルが最高ですね!キースのギター・ソロもいい感じです。B面の「Good Times,Bad Times」は12弦ギターの響きが美しいオリジナルのブルースです。ブライアンのハープもいい感じ。こういう曲を聞くと今度はカヴァーではなく全曲オリジナルのブルース・アルバムもいいかもなんて思ってしまいます。AB面対照的な曲調のシングルで、デビューから1年経ってはつらつとした余裕の演奏が聴けるいいレコードです!

ローリング・ストーンズ IT'S ALL OVER NOWアメリカだけのエディット・ヴァージョン!!

1964年7月24日に発売されたアメリカでの3枚目のシングル「It's All Over Now」の一部の盤にはエディット・ヴァージョンが存在します。これは2コーラス目が丸々カットされていて、1コーラス目が終わるといきなり間奏のギター・ソロへといってしまう2分28秒のヴァージョンです。これは下のラベルのデザインでマトリクスがDR-33543-1C/DR-33544-1Cのものだけに存在します。これと同じラベルのデザインでも-1C/-1Cのものは少なく大体は-2Cでエディット・ヴァージョンではなく3分20秒の通常ヴァージョンが収録されているので注意が必要です!私はeBayでこのラベルが出るたびに出品者に質問し、2005年頃に入手しました。それ以降もオークションなどで注意して見ていますがなかなか出ないレアな盤だと思います。エディット・ヴァージョンが収録されているラベルです。規格番号が45 LONで改行されているのが特徴です。タイム表示は3:20となっていますが、実際は2:28です。

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マトリクスの部分です。手書きでDR-33543-1Cとなっています。

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なお、このシングルのその他のラベルでタイム表記が2:28となっているものがありますが、そちらは全て通常ヴァージョンが収録されているので要注意です。あくまでこのラベルのデザインで-1Cのものだけにエディット・ヴァージョンが収録されています。また、プロモ盤も聞いてみましたが通常のヴァージョンが収録されていました。USA盤のジャケットです。

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「誰とでも寝た」という歌詞が引っかかったのか、それともラジオで流す時間を想定してカットしたのか不明ですが、何故この-1Cのものだけにエディット・ヴァージョンが収録されているのか分かりません。将来60年代のアンソロジーが出るとしたらぜひCD化してほしい音源ですね!この曲は何といってもキースのジャッ!ジャッ!ジャッ!ジャッ!とリズムを刻むギターとブライアンの浮き浮きしたようなアルペジオの対照的なギターの絡みがなんともいい気持ちですね。95年に東京ドームでこの曲を演ってくれた時には感動しました。先にも書きましたが、私はeBayでこのデザインのラベルが出品されるたびに「マトリクスを教えてくれ」と質問を続けましたが中には、「何でそんな質問するの?」とか「盤の状態はいいぞ」などマトリクスは教えてくれなくて全然関係のない返答もありました。「Fuckin' Jap!」と返事が来たときは凹みましたが(笑)、大体の人はまじめにマトリクスを教えてくれましたが-2Cばかりで半ば諦めていました。3年位質問を続けてやっと「-1C/-1C」と返事が来た時にはオークション終了まで誰か入札しないかそわそわしてましたね~。出品者の方はエディット・ヴァージョンが収録されているとは知らずに出品していたようで安く落札できたのでラッキーでした。何年も探していたレア盤をやっと入手出来た時にいつも思いますが、念じていれば必ず手に入るという事を実感した瞬間でした!「It's All Over Now」のUSA盤シングルのいろいろなラベルのヴァリエーションは次回触れます。

ローリング・ストーンズ ドイツ・クラブ・エディション①BEAT BEAT BEAT!!

ローリング・ストーンズの各国盤で特に人気が高いのがドイツ・クラブ・エディションの『BEAT BEAT BEAT』だと思います。ストーンズのアルバムとしては珍しい10インチ盤で1965年7月に発売されました。規格番号は60 368でモノラルしか存在しません。Bertelsmann Book Club(Bertelsmann Club Centerとの資料も)というところからメイル・オーダーで2000枚発売されました。このアルバムはセカンド・プレスも存在するので合わせて2000枚なのか各2000枚なのかは不明です。67年の12月には全部売り切れたようです。キースが目をこすり、ビルが電話をかけ、チャーリーがアッカンベーをしている面白いジャケットです(笑)。上部にタイトル、左下にDECCAのロゴがあります。

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裏ジャケです。タイトル、曲目、メンバーのクレジットのみのシンプルなデザインです。曲目は『1st』とEP、シングルの曲で特に当時の西ドイツで未発売だった曲はありません。「Time Is On My Side」はオルガン・イントロ、「Tell Me」はきれいにフェイドアウトするヴァージョンです。

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表側の左下にDECCAのロゴとSonderauflageのクレジットがあります。

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裏ジャケの上部にもDECCA-Sonderauflageのクレジットがあります。

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後期のジャケットでは裏ジャケ右上の規格番号の横のP 10が消えて、Hi-Fi 60 368も右にずれています。これはP 10が無いものに必ずしもボックスト・デッカが入っているわけではないのでラベルとジャケットは別々の時期に切り替わったと思います。f:id:jukeboy:20170216161401j:plain

メンバーはイアン・スチュワート(スペルがJANとなっています)もクレジットされています。

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ファースト・プレスのラベルです。光が反射してしまい見えずらいですが、初期ドイツ・デッカ盤のえび茶に金の文字で、ラウンド・デッカと呼ばれる楕円形のDECCAのロゴがあります。左側にSonderauflageのクレジットがあります。その下にマトリクス番号と盤全体のタイム表記があります。右側の規格番号の下にAD 5525-Lと番号がありますが何の番号か不明です。マトリクスは機械打ちでLPD-19990-X/LPD-19991-Xです。

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B面のラベルです。両面とも曲名の後にShakeやTwistといった曲のタイプがクレジットされています。

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セカンド・プレスのラベルです。DECCAのロゴがボックスト・デッカに変っています。リムの文字も違います。その他の部分は上のラベルとほぼ同じです。こちらにも規格番号の下にAD 5525-Lと謎の番号があります。マトリクスも上と同じでLPD-19990-X/LPD-19991-Xです。ボックスト・デッカには67年に切り替わったとの資料もあります。

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B面のラベルです。初期のドイツ盤のラベルはゴージャスでいいですね~。

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日本でも70年代にソニー・ファミリー・クラブというレコードを通販する会社があり、ディープ・パープルのアルバムなどを独自のジャケット、曲目で売っていましたね。日本ではこういう通販は特に売れたようには思いませんが、当時の西ドイツではどうだったんでしょうかね?このアルバムと『IN ACTION』の2枚は日本では人気が高くバブルの頃にはボロボロな状態でもとんでもない値段が付けられていましたね!10インチという大きさがかわいいし、ジャケットの写真もいいですね~。「Tell Me」を除いて全てカヴァーですが当時のストーンズはカヴァー曲の選曲がいいし、演奏のセンスも本家に負けないくらいいいと思います!

ローリング・ストーンズ USA盤12X5別カヴァーは米国内で発売されていたのか??

ローリング・ストーンズのUSA盤『12X5』にはファーストの写真を使った別カヴァーが存在します。USA初回盤のジャケットと言われていますが、本当にアメリカ国内で発売されていたのか謎なので取り上げてみたいと思います。このジャケットはモノラルとステレオの両方存在し、中のレコードはUKプレスのものです。特にステレオのUKプレスのLONDON盤はこれでしかない貴重なものです。ステレオのジャケットです。左上に規格番号のPS 472とSTEREO、右上にLONDONのロゴがあります。他のUS盤と違い俗にいうペラ・ジャケです。

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裏ジャケです。デザインはUSA盤の『12X5』と同じです。上下とも中央が丸く凹んだフリップバックになっています。

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モノラル盤のジャケットです。左上に規格番号のLL 3472とMONO、右上にLONDONのロゴがあります。

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モノラルの裏ジャケです。こちらもデザインはUSA盤の『12X5』と同じです。ステレオと同じく上下とも中央が丸く凹んだフリップバックになっています。

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ジャケット表側左上の部分です。規格番号とSTEREO、MONOの表示があります。

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 裏ジャケ左下の部分です。それぞれの規格番号とalso available in ~のクレジットがあります。

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裏ジャケ右下の部分です。それぞれの規格番号があります。下部の両脇に規格番号があるのは他のUSA盤と同じですが、国名のクレジットがありません。両方共規格番号の近くにCPL 1917と不明の番号があります。後で詳しく触れますがこの不明の番号とフリップバックの形を見てアメリカ国内では発売されていなかったのでは?と疑問を持ちました。

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ステレオ盤の裏ジャケ下部中央にはUSA盤の初期のステレオ盤にあったPLAY THE RECORD ONLY ON STEREOPHONIC EQUIPMENTの文字があります。フリップバックが凹んでいるデザインもわかると思います。

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曲目の部分です。USA盤の『12X5』同様「Congratulations」のスペルをミスってます。

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内袋です。ロンドンのffrrのものが使われています。

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反対側です。

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モノラルのラベルです。上部にMADE IN ENGLANDと書かれたUK輸出仕様です。マトリクスは機械打ちでARL-6493-2A/ARL-6494-2Aです。

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ステレオのラベルです。このUK輸出仕様は通常のジャケットの『12X5』では存在しません。上部にMADE IN ENGLAND、LONDON ffrrのロゴがあります。マトリクスは機械打ちでZAL-6493-2L/ZAL-6494-3Lです。その他に-3L/-3Lのものも確認しました。

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ここで、オーストラリアでの『12X5』を見てみるとオーストラリアの初版ではモノラル、ステレオ共にこのジャケットが使われています。オーストラリア盤のジャケットです。左上の規格番号の部分はオーストラリア独自のLKA 7591(モノラル)、SKLA-7591(ステレオ)で、ロゴはDECCAになっています。中のレコードは通常のオーストラリア・プレスのものです。

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オーストラリアのセカンド・ジャケです。こちらは通常の『12X5』と同じです。レーベルはDECCAです。

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オーストラリア盤の裏ジャケです。中央が丸く凹んだフリップバックの形が上のUK輸出仕様のものと全く同じです。国名は書かれていません。これから考えるとこのジャケットはオーストラリアでは印刷されてものではなくどこかの国から輸入したのかも知れません。

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通常のジャケの方は全体に青くなっていて、こちらにはオーストラリアの表示があります。初期のオーストラリアではシールを貼ってモノラル、ステレオを区別していたので通常のジャケットの方は規格番号が両方クレジットされています。

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表側左上の規格番号の部分です。オーストラリア独自のSKLAとLKAの規格です。

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裏ジャケ右下の部分です。規格番号とUK輸出仕様にあった謎のCPL 1917の記号があります。

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以上から考えてまとめてみるとこのUK輸出使用のジャケットは

①ジャケットがイギリスで作られたとしたらフリップバックの形が違い、MADE IN ENGLANDや印刷所のクレジットが無く、コーティングもありません。イギリスでジャケットが作られた日本向けのものはロゴがLONDONになっただけでENGLANDや印刷所のクレジットがありました。

②A式と呼ばれているUSA盤のジャケットとも作りが全く違います。アメリカの初回盤だとしたらもっと出回っていてもいいと思います。

CPL 1917というオーストラリアの初回盤と同じ謎の記号があります。これはオーストラリア、あるいはオーストラリアの初回盤が自国で印刷しなかったとしたらその近隣諸国で印刷された可能性が高いと思います。

④この15年位で7~8回eBayで見かけましたが、大体はオーストラリアか東南アジア方面(シンガポール、マレーシアやインドネシア)から出品されていてアメリカ本土からの出品はなかったです。2月20日現在、ステレオの輸出仕様がeBayで出品されていますがこれはイギリスからの出品です。

⑤資料本STONES WORLDWIDEではシンガポール盤としています。その他香港としている資料もみたことがあります。

以上から考えてこのジャケットのものはアメリカ国内では発売されていなかったのでは?と考えられます。これは私の全くの仮説ですので真偽のほどはわかりませんが、イギリス領だったマレーシアとシンガポールは63年に「マレーシア連邦」として英国からの独立し、その後65年にはシンガポールがマレーシアから分裂して独立、その頃にイギリスからレコードを輸入して現地でジャケットを作ったのではないでしょうか?確かに60年代のシンガポールではDECCAとLONDONが混在していてジャケットはシンガポール独自のDECCA、中のレコードはUSA盤LONDONの『BIG HITS』なんていう珍盤もあります。シンガポールでの純粋なプレスはシングル「Jumpin' Jack Flash」からですのでこれ以前のレコードは輸入していたと考えられます。他の資料にあった香港では64年の「Not Fade Away」から香港でプレスしていて、レーベルもDECCAですのでこれは間違いだと思いますが…。このUK輸出仕様はアメリカ国内ではなくおそらくシンガポール、またはマレーシア周辺の国々で発売されていたのかと思いますがご存知の方がいらっしゃいましたらご教授願います。

ローリング・ストーンズ USA盤シングルTELL ME いろいろ!!

ローリング・ストーンズのアメリカでのシングル第2弾「Tell Me/I Just Wanna Make Love To You 」(規格番号:45-9682)です。64年6月13日に1stからのシングル・カットという形で発売されました。このシングルでは中間部のギター・ソロをカットした2分35秒のエディット・ヴァージョンが聞けます。初回盤に付けられたピクチャー・スリーヴです。メンバー5人の写真と表側にファンクラブの案内があります。

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裏側も同じデザインですが、ファンクラブの案内がありません。なお、最近このピクチャー・スリーヴの偽物が出回っていますが、本物でもややぼやけているメンバーの写真がもっとぼやけていてレコードの取り出し口がある方にファンクラブの案内があります。バックの色が不自然に白く紙質も硬いのですぐに見分けがつくと思います。

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最初はオレンジ・スワルのプロモ盤です。全体に文字が小さく規格番号が2行になっています。マトリクスはDR-32989-1A/DR 32991-1Aです。マトリクスはこれ以降全て手書きです。また、B面のハイDRの後にハイフンがありませんが、ハイフンの有り無しはそのまま表示しています。

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規格番号が3行に渡って表示されています。マトリクスはDR-32989-1F/DR-32991-1Fです。PROMOTIONAL COPYではなくDISC JOCKEYと書かれてた珍しいタイプです。

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規格番号が45-LON 9682と横一列になっています。マトリクスは45-DR-32989-1G △53062/45-DR 32991-1G △-53063です。

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プロモ盤は上のオレンジ・スワルの3枚を確認しましたが、時代から考えて「The Last Time」まではパープル/ブラックのプロモが存在しているのではないかと思いますが、全く見たことがありません。これは15年くらい前にマニアの方とこの話題になった時にも同じことをおっしゃっていました。ご存知の方がいらっしゃいましたらご連絡願います。

ここからはレギュラー盤です。パープル/ホワイト・ラベルです。マトリクスの順番に行きます。規格番号が2行になっています。マトリクスはDR-32989-1A/DR 32991-1Aで一番最初のプロモと同じです。B面のDRの後のハイフンが無い所も一緒です。

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規格番号が横一列になっています。マトリクスはDR-32989-1C/DR 32991-1Aです。

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上のラベルからグループ名の下のProduction:Andrew Loog Oldhamのクレジットが無くなったラベルです。マトリクスはDR 32989-1D/DR 32991-1Cです。

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規格番号が3行になったラベルです。マトリクスはDR-32989-1F/DR-32991-1Fです。

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65年の途中からのブルー・スワルです。Made in U.S.A.が規格番号の下にあります。マトリクスはパープル/ホワイト・ラベルの最後と同じDR-32989-1F/DR-32991-1Fです。

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上のラベルと違いMade in U.S.A.が規格番号の上にあります。ロンドンのロゴの下にDistributed By London Records, Inc.のクレジットがあります。ラベルの下にあったProduction:Andrew Loog Oldhamのクレジットが規格番号の下へ移動しています。マトリクスは3番目のプロモと同じ45-DR-32989-1G △53062/45-DR 32991-1G △-53063です。

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規格番号が5N-9682と変わったラベルです。この5Nから始まる規格番号は75年から78年まで生産されていたようです。マトリクスはDR 32989-1/DR 32991-1です。

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78年9月に発売されたサンセット・ラベルです。マトリクスは5N-9682のブルー・スワルと同じDR 32989-1/DR 32991-1です。

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上と同じサンセット・ラベルですがタイトルが横一列になっています。全体に文字が小さいです。タイム表記が2:35となっていますがアルバム・ヴァージョンが収録されています。以前「She's A Rainbow」のサンセット・ラベルでも触れましたがこのサンセット・ラベルは2種類ずつ出ていてそれぞれ内容が違うタイトルがあるので要注意です!マトリクスは5N-9682-A/5N-9682-Bです。

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86年からのホワイト・ロンドン・ラベルです。こちらもタイム表記が2:35となっていますがアルバム・ヴァージョンが収録されています。マトリクスは上と同じ5N-9682-A/5N-9682-Bです。

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上と同じホワイト・ロンドンですが、文字が全体に横に広がっています。左側に小さく49とあります。こちらもタイム表記が2:35となっていますがアルバム・ヴァージョンが収録されています。マトリクスは5N 9682 A  TR SA 886 SP 1-1/5N 9682 B  TR SA 886 SP 1-1です。TRは丸で囲まれています。左側に数字のあるホワイト・ロンドンは他のタイトルにもありますが何の意味かは不明です。

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イギリスではシングルカットされませんでしたが、Jagger/Richard作品が初めてシングルになった記念すべき曲ですね。このエディット・ヴァージョンは現在CDでも聞くことが出来ます。同じUSA盤のアルバムでも『ENGLAND'S NEWEST HIT MAKERS』には通常のヴァージョン、『BIG HITS』にはエディット・ヴァージョンが収録されているので要注意です。日本でもシングルカットされ、グループ・サウンズのおかげで人気が高かった曲です。また、このエディット・ヴァージョンは最初の日本盤シングル(HIT-388)でも聞けます。アコギはキース、引きずるようなエレキはブライアン、間奏はキースではないでしょうか?ミックの声に被さるダミ声のコーラスはブライアンだと思います。アルバム・ヴァージョンはアメリカと日本ではきれいにフェイドアウトするヴァージョンでしたがイギリスではフェイドアウトしないでぶつ切りで終わります。最初期のJagger/Richardの作品の中でもアレンジも良く、優しく美しいメロディーで好きな曲です。

ローリング・ストーンズ UK盤BEGGARS BANQUETいろいろ!!

ローリング・ストーンズのイギリスでの7枚目のアルバム『BEGGARS BANQUET』です。1968年12月6日にモノラルLK 4955、ステレオSKL 4955として発売されました。プロデュースはジミー・ミラーでこのアルバムからストーンズの黄金期が始まったとする方も多いと思います。68年7月にはレコーディングが終わっていましたが例のトイレの落書きのジャケットをデッカ側が拒否、結局は5か月遅れて案内状を模したカヴァーで発売されました。84年にはトイレのジャケットで再発され、現在ではそちらの方がレギュラーとなっています。アメリカではこのアルバムからモノラルがなくなりましたが、イギリスではモノラル、ステレオの両方発売されました。ジャケットです。薄いクリーム色でアルファベットの飾り文字でグループ名、タイトルが書かれています。周りには金色のふちがあります。左下に「R.S.V.P.」(フランス語で'Reponse s'il vous plait, ご返事願います)の文字があります。

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裏ジャケです。こちらもアルファベットの飾り文字で曲目やクレジットがあります。

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裏ジャケ左下に©1968 The Decca Record Company Limited, Londonのクレジットがあります。

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裏ジャケ下部にDECCAのロゴ、規格番号があります。上がモノラル、下がステレオです。

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印刷所はモノラル、ステレオ共にGarrod and Lofthouse International Limitedです。ステレオの後期はRobert Staceに変っています。上がGarrod and Lofthouse International Limited、下がRobert Staceです。

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また、Garrod and Lofthouse International Limited製のジャケットの一部に印刷所の後にpatent pendingとクレジットされているものがあります。これは特許出願中という事で通常こういうジャケットは出回らないのですが何故か世に出てしまったものだと思います。これはビートルズの『SGTペパーズ』でもありますね。

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また、クリーム色のジャケットですが後期へ行くほど白くなっています。

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見開きの内側です。

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モノラル盤のラベルです。-4A/-2Aのものが多いですが、これより若いものを見たことがないのでこれが最初かどうか不明です。ラベルの順番はタックスコードの有り無しで並べてみました。マトリクスはXARL-8476-4A/XARL-8477-2Aです。モノラル盤はB面の「Prodigal Son」のクレジットが全部Jagger/Richardとなっています。

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上のラベルと文字の配置は同じですが、文字のフォントが違います。カッコの形も違います。マトリクスは同じくXARL-8476-4A/XARL-8477-2Aです。

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1曲目と2曲目が1行にクレジットされています。作曲クレジットと、プロデューサー・クレジットがそれぞれ2行に渡ってクレジットされています。規格番号の上にタックスコードのJ/Tがあるので69年に入ってからのプレスだと思います。マトリクスは同じくXARL-8476-4A/XARL-8477-2Aです。他に-4A/-3Aのものも確認しています。

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今までラベルの右側にあったSide 1が左側へ移動しています。ラベルの下部にタックスコードJ/Tがあります。マトリクスはXARL-8476-6A/XARL-8477-2Aです。

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ここからステレオです。ブルーのオープン・デッカです。マトリクスはXZAL-8476-1K/XZAL-8477-1Kです。ジャケットにpatent pendingクレジットがあります。

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マトリクスはXZAL-8476-2K/XZAL-8477-2Kですが、Side 1が上と同じ右側にあり、タックスコードがないのでここにあげました。ジャケットにpatent pendingクレジットがあります。曲目の文字は上のラベルより小さいです。

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上のラベルと違いSide 1がラベルの左側に移動したラベルです。マトリクスの逆さ文字の箇所にカッコはありません。このラベルからタックスコードJ/Tのクレジットがあります。マトリクスはXZAL-8476-1K/XZAL-8477-1Kです。 

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上のラベルと配置は同じですが、文字が少し大きくなっています。SPEED 33-1のクレジットがなくなり、カッコの形も違います。マトリクスはXZAL-8476-2K/XZAL-8477-1Kです。

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このラベルだけ1曲目と2曲目が一列になっています。文字が小さくなり、J/Tが規格番号の上に移動しています。作者クレジットとプロデューサー・クレジットがそれぞれ2行に渡って書かれています。マトリクスはXZAL-8476-2K/XZAL-8477-4Kです。ここまで3枚はJ/Tのクレジットがあるので69年~73年のプレスだと思います。

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資料によると『ベガバン』は74年以降にボックスト・デッカに変ったようですが、J/Tが73年まで使われていたのでこの説はあっていると思います。B面の「Prodigal Son」のクレジットが(Rev. Robert Wilkins)とここで初めて訂正されています。ジャケットはJagger/Richardのままです。また、ジャケットの印刷所はこれ以降全部Robert Staceです。マトリクスはXZAL-8476-4K/XZAL-8477-1Kです。

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Side 1が右側へ移動しています。/によるカッコがあります。こちらも「Prodigal Son」のクレジットが(Rev. Robert Wilkins)、ジャケットは全曲Jagger/Richardです。マトリクスはXZAL-8476-4K/XZAL-8477-3Kです。

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ラベルのデザインから80年代のラベルだと思います。マトリクスの逆さ文字がなくなり、色も濃いブルーです。「Prodigal Son」のクレジットが(Rev. Robert Wilkins)、ジャケットは全曲Jagger/Richardです。内袋はImportant Noticeのもので1/81の表記があります。マトリクスはXZAL-8476-3K/XZAL-8477-3Kです。 

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最初にも書きましたが84年にトイレのジャケットで再発されました。今ではこちらの方が馴染みがありますがジャケットを載せておきます。DECCAではなくabkcoになってしまったのが惜しいです。

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裏ジャケです。見開きの内側は文字のジャケットと同じデザインです。

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前作までのサイケ調が全くなくなり、アコースティック調の曲が大半を占めています。ストーンズのアルバムの中でも人気があるアルバムですね!「Sympathy For The Devil」では製作過程の映像が見れます。「No Expectations」ではブライアンの素晴らしいスライド・ギターが聞けます。「Salt Of The Earth」の感動的な展開や各曲の流れが自然でいいですね~。ブライアンはここからだんだん外れて行ってしまいますがストーンズとしては現在に繋がる出発点となった傑作だと思います。

ローリング・ストーンズ USA盤ENGLAND'S NEWEST HIT MAKERSステレオいろいろ!!

ローリング・ストーンズのアメリカでのデビュー・アルバム『ENGLAND'S NEWEST HIT MAKERS』ステレオ盤です。規格番号はPS 375です。ステレオはモノラルより1年遅れて65年5月21日(70年頃の発売説もあり)に発売されました。そのためかモノラルにあったポスターは最初から付いてなく、ブライアンの下のフォト表示もありません。ジャケットの紙質はモノラルと違って他のUS盤と同じツルツルした光沢のあるものです。ステレオのジャケットです。左上に規格番号、疑似ステ表示があります。右上にLONDONのロゴがあります。

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裏ジャケです。モノラルと違い最初からファン・クラブの案内はありません。また、規格番号は左下と右下の両方にあります。このステレオ盤のジャケットはモノラルと違って最初から最後までジャケットの細かい違いはありません。

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表側左上にPS 375とSTEREO、その横に疑似ステを表す表示があります。

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右上にLONDONのロゴがあります。

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裏ジャケの曲目の部分です。

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左下にPS 375 (also available in Mono, LL 3375)があります。

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このステレオ盤の特徴として右下にもPS 375があります。両側2ヶ所に規格番号があるのは初期の他のアルバムも同じです。

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裏ジャケット下部にELECTRONICALLY RE-PROCESSED FOR STEREO FROM A PERFORMANCE ORIGINALLY RECORD MONAURALLYとモノラルを電子的にステレオ化したという表記があります。この部分は『12X5』『NOW』『OUT OF OUR HEADS』にも表示がありますが、リリースの時期によってこのクレジットの内容が変化しているのでファーストではこのタイプしかないという事は70年に発売されたという説もあっているのかも知れませんね。

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ラベルです。ステレオ用の青いラベルです。ラベルのデザインとマトから順番を予測して並べてみました。濃いブルーのラベルで面表示はSIDE 1です。マトリクスは機械打ちでZAL 6291 1/ZAL 6292 1です。

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上と同じ濃いブルーです。面表示がSide 1とSだけ大文字になっています。マトリクスも上と同じZAL 6291-1/ZAL 6292-1です。

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文字のフォントが縦長になっています。面表示はSide 1です。マトリクスは機械打ちでZAL-6291-1A  PS 375A/ZAL-6292-1A  PS 375Bです。PS以降は手書きです。

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ラベルの左側に裏ジャケ下部にあった文と同じ疑似ステ表示があります。面表示はSide 1です。マトリクスは機械打ちでZAL 6291 2  2/ZAL 6292 2  2です。両面とも最後の2は離れています。

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濃いブルーで面表示はSIDE ONEです。ここで初めて曲目の上にタイトルのTHE ROLLING STONESがクレジットされています。マトリクスは機械打ちでZAL 6291 3  △9112 /ZAL 6292 3  △9112-Xです。△以降は手書きです。

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上と同じラベルですがもっと濃いブルーです。曲目の下のグループ名とマトの表示の幅が狭くなっています。マトリクスは上と同じZAL 6291 3  △9112 /ZAL 6292 3  △9112-Xです。△以降は手書きです。

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面表示はSide 1です。2番目のラベルと似ていますが、こちらは曲目の上にタイトルのTHE ROLLING STONESのクレジットがあります。マトリクスは機械打ちでZAL 6291 3  W △9112 /ZAL 6292 3  W △9112-Xです。W以降は手書きです。

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上のラベルと同じデザインですがリムがありません。マトリクスも上と同じZAL 6291 3  W △9112 /ZAL 6292 3  W △9112-Xです。W以降は手書きです。

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上と同じリム無しですがこちらは面表示がside 1と小文字になっています。マトリクスも上と同じZAL 6291 3  W △9112 /ZAL 6292 3  W △9112-Xです。W以降は手書きです。

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これ以降はマトリクスが全て手書きになります。ラベルの左側にside oneとZAL 6291 PHが、ラベルの右側にPS 375があります。マトリクスはZAL 6291-1/ZAL 6292-1です。PHは以前も取り上げたレコードのプレス工場コードでインディアナ州のPRC (Philips Recording Corp.)です。

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ラベルの左側にPS 375とMade in U.S.A.が、ラベルの右側にSIDE ONEとZAL 6291 ALがあります。マトリクスはZAL 6291-2 AL/ZAL 6292-2 ALです。ALはレコードのプレス工場コードで、ペンシルベニア州のRecord Co. of Allentown.です。f:id:jukeboy:20170124202923j:plain

ラベルの左側にPS 375が、ラベルの右側にSIDE ONEがあります。曲目は左揃いでシンプルなデザインです。マトリクスはZAL-6291-4 T1/ZAL-6292-4 T1です。ラベル下部のマトリクスの後のTHはプレス工場コードで、インディアナ州のTerre Hauteです。

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薄い青のラベルです。ラベルの左側にSTEREOとSIDE 1が、ラベルの右側にPS 375と(ZAL-6291-A)があります。ここでラベルにタイトルとして初めて"ENGLAND'S NEWEST HIT MAKERS"がクレジットされています。マトリクスはPS-375-A-PRC-C-1-1-1 ZAL-6291/PS 375 PRC-C ZAL-6292 -Re-1-1-1 -B-です。ラベルのデザインとマトからしてこれが1番最後かもしれません。

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これは72年のミスプレス盤でなんと「Not Fade Away」が入っていません!A面は5曲になっています。マトリクスはZAL 6291 RE-1/ZAL 6292です。

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曲目の部分です。「Route 66」から始まるので間違えてUK盤をかけてしまったかと焦りました(笑)。ジャケットにはちゃんと「Not Fade Away」のクレジットはあります。

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86年にCD化の際に同じマスターを使ってLONDONの全タイトルが100% VIRGIN VINYLとして再発されました。こちらは表は規格番号とLONDONのロゴだけのシンプルなものになり、裏ジャケにバーコード、DIGITALLY REMASTERED FROM ORIGINAL MASTER RECORDINGのクレジットがあります。ジャケットのロゴは最初はLONDONでしたが、後年abkcoに変ります。ジャケット右上のロゴの部分です。

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裏ジャケの100% VIRGIN VINYLの部分です。

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ラベルの色もレッドに変わります。LONDONのロゴと左側にabkcoのロゴがあります。タイトルとして"ENGLAND'S NEWEST HIT MAKERS"がクレジットされています。マトリクスは手書きでZAL 6291 A PS 375/ZAL 6292 B PS 375です。

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LONDONのロゴからabkcoのロゴに変ったラベルです。マトリクスは手書きで7375-1A/7375-1Bです。両面とも離れたところにF/W RCEとあります。この100% VIRGIN VINYLシリーズは『12X5』以降も全タイトル同じパターンですので次回からは省略します。

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また、余談ですがカナダでは66年にステレオが発売されましたが付録のポスターが付いていて、ジャケットにもフォト表示があり、右上にRS 375 STEREOと白黒反転したロンドンのロゴがあります。紙質もUSAのモノラルと似た感じです。USA盤と比べてみると面白いです。カナダ盤はまた別の機会に全部触れます!

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こうやってラベルを見てみると現在ではタイトルとして使われている"ENGLAND'S NEWEST HIT MAKERS"というキャッチコピー的なクレジットが途中からタイトルに昇格したと考えられます。また、疑似ステですが昔の日本盤も全部疑似ステだったんですよね~。私は76年のGPシリーズで初めてこのLPを買いましたが、当時は疑似ステだ、リアル・ステレオだ、なんて語る人はいなくてステレオとして違和感なく聞いていたのが懐かしい気がします(笑)。資料によってはFake Stereoと書いてあるものもありますね。86年のCD化の際に疑似ステは消えてしまい現在では聞くことが出来ませんが、将来疑似ステ・ボックスなんて出ないでしょうかね~(笑)。