ローリング・ストーンズ アナログ盤蒐集生活!

ただひたすらにローリング・ストーンズのレコードを紹介しているブログです。

ローリング・ストーンズ ハンガリー盤 文字ジャケ BIG HITS!!

ローリング・ストーンズハンガリー盤『BIG HITS』です。1983年にbravoという会社から発売され、規格番号はSLPXL 17831です。内容はUKヴァージョンです。ジャケットはハンガリー独自のもので表裏共文字だけで写真が一切ありません。よく考えたら『BIG HITS』の別カヴァーって珍しいですよね!

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右上にSTEREOと規格番号のSLPXL 17831があります。STEREOとありますが疑似ステではなく全曲モノラルで収録されています。

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左上にDECCAのロゴと配給元のbravoがあります。

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裏ジャケです。こちらもタイトル、曲目しかなく文字だけのシンプルなデザインです。

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A面の曲目の部分です。83年ですがキースのクレジットがRichardとなっています。

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B面の曲目の部分です。

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中央下部にMade in HungaryとⓅ1983があります。その下にGを立体化したようなロゴがあります。

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ラベルです。何だかブートレグのようなラベルですがオフィシャルです!bravoとDECCAのロゴが並んでいます。リムにMADE IN HUNGARYがあります。ラベルにもSTEREOのクレジットがありますが、先に書いたように完全にモノラルです。マトリクスは機械打ちでSLPXL 17831-A 1 P S1/SLPXL 17831-B 1 P S1です。

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B面のラベルです。

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ジャケットにストーンズのメンバーの写真が一切なく文字だけというのも斬新な感じがしますね!鮮やかな青で光沢のあるきれいなジャケットです。当時の東欧諸国では殆どストーンズのレコードは販売されていませんでしたが、ハンガリーではこのアルバムの他に『SOME GIRLS』『STEEL WHEELS』とシングル「Honky Tonk Women」「Miss You」が発売されていただけです。他には90年代に日本でいうバッタCDのようなベストCDが数タイトル発売されていますがロックを聞くには不自由な国だったと思います。これを考えるとストーンズのレコードが60年代から数多く出ている日本に生まれて良かったですよね!

ローリング・ストーンズ オランダ盤 GREATEST HITS 謎の別カヴァーを発見!! 

以前も紹介したローリング・ストーンズのオランダ盤『GREATEST HITS』ですが、先日「何か変だなぁ~」と思うジャケットを発見しました。一見すると普通のジャケットと変わらないのですが何か雰囲気が違うのです。この写真を見て分かった方はかなりのストーンズ・マニアの方だと思います。ジャケット中央の破れや周りにテープが貼ってあることは関係ないですよ。レコードはモノラルで規格番号はDU 175 000です。

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以前紹介したようにこのアルバムはシングル曲の曲名は青でクレジットされていましたが、新たに発見したジャケットはナント、全部黒で書かれています。どこの資料を見ても全部黒のクレジットのものは載っていないので最初は単なる印刷ミスのものが世に出てしまったのかと思いましたが、細部を見たら新たな事実を見つけました。これって違うジャケットです!!2つのジャケットを並べてみると黒の方はチャーリーの靴と同じ位置に「Bye Bye Johnny」があります。青の方はズボンの裾より上に「Bye Bye Johnny」があります。A面の曲名は2枚共同じ位置にありますが、B面の曲名は青のジャケットより黒の方が少し下がっているのが分かります。チャーリーの写真と曲目を見ればよく分かると思います。

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裏ジャケです。こちらも曲名は全て黒となっています!

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通常のジャケットと並べてみると、黒の方はSIDE 1があり青の方はありません。

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B面の曲目です。こちらもSIDE 2があり、曲名は全て黒です。「I Wanna Be Your Man」と「Around And Around」の間隔も違います。

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ラベルです。以前紹介した通常のジャケットの一番最初に入っていたラベルと同じものです。このラベルはオランダで64年まで使われていたモノラルのラベルで、このアルバムは64年9月に発売されたのでこれがオリジナルのラベルです。規格番号はDU 175 000と以前紹介したレコードと同じです。マトリクスは機械打ちで6 AA 175 000 1L 1 670 111/6 AA 175 000 2L 1 670 111です。

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B面のラベルです。

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以前紹介したラベルのA面のマトは末尾が114だったのでこちらの方が最初だったんでしょうか?確かにこちらの全部黒の方はあまり見かけないし、65年からは次のラベルに変わってしまうので9月以降わずかな時期にジャケットも変わったという事が考えられます。そうするとこの曲目全部黒のジャケットが出回っていたのは数か月になりますね!資料にも載っていないとすると仮のジャケットが世に出てしまった可能性もありますが、これはまだはっきりしないので今後何か分かりましたら追記します。しかし、まだまだ知らなかったレコードが出てくるんだな、とストーンズのアナログ盤の奥の深さを実感しました。下は2年以上前の記事になってしまいますがこのアルバムを紹介しています。併せて読んで頂けたら幸いです。

jukeboy.hatenablog.com

ローリング・ストーンズ 日本盤 ザ・ローリング・ストーンズ第2集 いろいろ!!

ローリング・ストーンズの日本での2枚目のアルバム『ザ・ローリング・ストーンズ第2集』です。内容はUSA盤『12X5』と同じで、1965年(昭和40年)2月に発売されました。規格番号はMH-197です。ジャケットはUK盤『No.2』やUSA盤『12X5』と同じ写真を使っています。グループ名の下がVOL.2となっています。紺色の帯が付けられ、ジャケットはペラ・ジャケです。

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右上にLONDONのロゴと規格番号のMH 197があります。

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グループ名の下がVOL.2となっています。USA盤ではここが12X5となっていましたね。グループ名の文字の形や色はUSA盤と同じです。

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バックの色がUSA盤より明るい青になっています。

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裏ジャケです。真ん中が凹んだフリップバック仕様となっています。メンバーの紹介と曲目の解説が載っています。解説は亀淵昭信さんです。

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右上にMH 197と当時の値段の¥1500があります。

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右下に©1965とJISマークがあります。

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下部中央に発売元・キングレコード株式会社があります。

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左下です。初期型のジャケットは空白となっていますが、後期型では丸で囲んだイの記号のようなものがあります。これは何を表しているのか不明です。

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歌詞カードの表側です。

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歌詞カードの裏側です。

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ラベルです。こちらはプロモ用の白ラベルです。上部に小さくLONDONがあります。左側に見本盤と面表記が、右側に非売品と規格番号のMH-197があります。マトリクスは機械打ちでDLBT 247-1-1-1/DLBT 248-1-1-1です。両面にJISマークがあります。

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B面のラベルです。

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レギュラー盤のラベルです。『ファースト』同様こちらも2種類のラベルが存在します。こちらは初期型のラベルです。マトリクスは機械打ちでDLBT247-1-1-1/DLBT248-1-1-1です。両面にJISマークがあります。マトの枝番の-1-1-1はプロモと同じです。

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B面のラベルです。

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こちらは後期型のラベルです。ラベル中央に太いラインが入っています。ファーストの時にも書きましたが『BIGHITS』のラベルと似ているのでおそらく66年頃の発売と思われます。マトリクスは機械打ちでDLBT247-1-1-8/DLBT278-1-1-8です。こちらも両面にJISマークがあります。

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B面のラベルです。

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このアルバムは曲順等は変更されず、USA盤『12X5』と全く同じ内容となっています。日本では『ファースト』はUKヴァージョンで発売されましたが、このアルバムから『OUT OF OUR HEADS』までUSAヴァージョンとなりその後の『AFTERMATH』以降はUKヴァージョンに戻っています。オーストラリアやニュージーランドもこの形態で発売されているので単なる偶然か、販売権などの関係があったんでしょうか?これだとアルバムに未収録の曲が少なくなるのを最初から見越していたようで驚きです!「Time Is On My Side」は当時日本で人気があり、グループ・サウンズザ・タイガースがカヴァーしていましたね。私はストーンズよりもザ・タイガースのライヴ盤の方を先に聞きました。いろんなタイプの曲が収録されていますが曲の流れが心地よく初期のアルバムの中では個人的に好きなアルバムです。