ローリング・ストーンズ アナログ盤蒐集生活!

ただひたすらにローリング・ストーンズのレコードを紹介しているブログです。

ローリング・ストーンズ USA盤 THROUGH THE PAST DARKLY いろいろ!!

ローリング・ストーンズのUSA盤『THROUGH THE PAST DARKLY』です。1969年9月12日に発売され、規格番号はNPS-3です。USA盤はモノラルは発売されずステレオのみの発売です。UK盤とは曲目が違い、UK盤の「You Better Move On」「We Love You」「Sittin' On A Fence」が外され、「Paint It Black」と「Have You Seen Your Mother, Baby, Standing In The Shadow?」が追加されています。USA盤はシングル曲中心の選曲となっていますが何故か「We Love You」が外されています。ジャケットは八角形で見開きになっています。ジャケットの写真はEthan Russellによるものです。

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シールドの上からは当時の新曲「Honky Tonk Women」が収録されている趣旨のステッカーが貼られています。ステッカー右下にNPS-3とあります。

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ジャケットの表側に曲目がありますが、いつも見るたびに思うんですが曲順がメチャクチャですよね!まあ、新曲という事で「Honky Tonk Women」を最初に持ってきたのは分かりますが、タイトルの長さでキースとチャーリーの間に上手く収まるようにしたのでは、と思ってしまいます。

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裏ジャケです。

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裏ジャケ下部にロンドンのロゴと規格番号のNPS-3、STEREOなどのクレジットがあります。その下に「Have You Seen Your Mother~」はリアル・ステレオではなく、疑似ステの記述があります。この曲はブートでリアル・ステレオ・ヴァージョンが聞けるので、この時に採用されなかったと思うと惜しいですよね!その下にロンドンレコードの住所が書かれています。

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見開きの内側です。UK盤は見開きの内側からレコードを取り出すようになっていましたが、USA盤はジャケットの袖から普通に取り出すようになっています。

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各国と同じようにブライアンへ捧げる言葉が書かれています。

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A面の曲目です。

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B面の曲目です。

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曲目の下のクレジットの部分です。

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見開き右ページの左下にNPS-3があります。

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見開き右ページの右下にPrinted in U.S.A.があります。

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インナーも八角形のものが付けられています。UK盤ではモノラル、ステレオ共に八角形の形をしたデッカ専用のインナーが付けられていましたが、USA盤はプレーンで、他のタイトルにあったロンドンの広告入りのインナーは作られなかったようですね。

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後期型では通常の形のジャケットもあります。一部の国の四角のジャケットでは八角形でカットされていた四隅が黒くなっていますが、USA盤は黒ではなく、写真がきちんと収まっています。もしかしたらUSA盤のこの四角のジャケットは八角形と作りが同じことから角をカットする前のジャケットなのかも知れませんね。

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裏ジャケです。

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見開きの内側です。

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ラベルです。このアルバムは他のロンドン盤と比べるとラベルのヴァリエーションがあまりありません。右側にNPS-3、SIDE ONEがあります。文字のフォントがやや縦長です。キースの名前は全部のラベルでKeith Richardsとなっています。マトリクスは手書きでZAL 9133-2/ZAL-9134-3です。マトリクスはこれ以降全て手書きです。また、これ以降全てのマトにBellsoundとSfの刻印があります。

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左側にMunufactured by Nanker Phelge Music Ltd.とNPS-3、Made in U.S.A.があります。右側にAll selections written by Mick Jagger & Keith RichardsとSide 1、その下にPublished by Godeon Music Inc. (BMI)があります。グループ名は曲目の下にあります。各クレジットがばらばらな位置にある珍しいラベルです。曲目は左揃いになっています。マトリクスはZAL 9133-4/ZAL-9134-4です。

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左側にNPS-3とMade in U.S.A.が、右側にSIDE ONEとZAL 9133があります。全体に文字のサイスが小さいです。マトリクスはXZAL 9133-9/XZAL 9134-9です。この盤だけ何故かマトの最初がXZALとなっています。

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右側にNPS-3、SIDE ONEがあります。リムはありません。ラベル下部のマトの最後にWがあります。Wはプレス工場コードでカリフォルニア州のH.V. Waddellのことです。マトリクスはZAL 9133-12 W/ZAL 9134-12 Wです。

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一番最初のラベルと似ていますが、グループ名とタイトルが横一列となっています。またラベル下部のマトの最後にWがあります。これだけ四角いジャケットに入っていました。マトリクスは上と同じでZAL 9133-12 W/ZAL 9134-12 Wです。

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左側にSTEREOとSIDE 1が、右側にNPS-3と(ZAL-9133-A)があります。グループ名は曲目の下にあります。かなり後期のラベルだと思います。マトリクスはZAL 9133-12  NPS-3 A-1-1-1  PRCW/ZAL 9134-12  NPS-3 B-1-1-1  PRCWです。

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左側にNPS-3、ZAL 9133が、右側にSIDE ONEとMade in U.S.A.があります。マトリクスはC-1 ⇔ ZAL 9133-2  TRSP 1081/C-1 ⇔ ZAL 9134-2  TRSP 1081です。私はこのラベルのレコードを82年に新品で買いましたが、1081というのは81年10月のことだと思います。

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『THROUGH THE PAST DARKLY』は「Jumpin' Jack Flash」で始まるUK仕様の方が日本盤でも出ていたせいか、こちらのUSA仕様の方は最初違和感がありましたね~。当時USA仕様で発売された国はカナダ、メキシコ、ペルー、コロンビア、ブラジル、ヴェネズエラの主に北米、南米諸国で、ヨーロッパ諸国、南アフリカ、日本、インド、イスラエル、オーストラリア、ニュージーランドはUK仕様で発売されました。面白いのはアルゼンチンとチリで、南米なのにUK仕様で発売されています。曲目が違うので単純には比べられませんがUSA盤はUK盤ステレオのまろやかな音よりも音圧が高く、音が派手に鳴っているような感じです。一部の曲を除き67年の麻薬事件からブライアンの死までトラブル続きだった時期の曲で構成されているベストで、タイトル通りそれを払拭して新たな出発を期待させるようなタイトルです。が、このアルバムの後もオルタモントの悲劇や、キースの麻薬問題などストーンズはトラブル続きでしたよね!逆に言えば最近の真面目なストーンズはなんか物足りない(笑)。

ローリング・ストーンズ UK盤 METAMORPHOSIS いろいろ!! 

ローリング・ストーンズの『METAMORPHOSIS』UK盤です。ストーンズとしては初の未発表曲集で1975年6月6日に発売されました。規格番号はSKL 5212です。未発表曲がA面に9曲、B面に7曲も収録されていて発売当時は期待して買いましたが、A面のほとんどが、アンドリュー・オールダム・オーケストラや他人に提供した曲のバッキング・トラックでミックが歌っているデモ・テープ的なもので純粋なストーンズの演奏は「Don't Lie To Me」とB面に収録された7曲という事を相当後になって知りガッカリした記憶があります。ジャケットはブライアンとテイラーを含めたメンバー6人のイラストです。

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右上にDECCAのロゴがあります。

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裏ジャケです。アンドリュー・オールダムの解説と曲目があります。

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右上に規格番号のSKL 5212とStereoがあります。当時はカセットと8トラでも発売されていたようです。

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右下にDECCAのロゴと住所があります。

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下部中央に著作権クレジットがありアブコになっています。アメリカではこのレコードはロンドンではなく完全にアブコからのリリースでしたね!

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右下にSleeve printed in Englandがあります。この他にMADE IN ENGLANDと書かれた細いシールが貼ってあるものも見た事があります。

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A面2曲目の「Don't Lie To Me」の作者をJagger/Richardとミスっています。オリジナルはタンパ・レッド(タイトルはDon't You Lie To Me)ですが、ストーンズチャック・ベリーのヴァージョンをコピーしたと思います。

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参加ミュージシャンのジャック・ニッチェのスペルもミスっています。正確にはJack Nitzscheです。

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ラベルです。ボックスト・デッカの青ラベルです。曲名と作者クレジットが半円形となっています。ジャケット同様ラベルでも「Don't Lie To Me」の作者がJagger, Richardとなっています。また、B面の「I'm Going Down」はジャケットではJagger, Richardでしたが、ラベルではTaylorも連名となっています。マトリクスは機械打ちでXZAL-13897.P-1W/XZAL-13898.P-2Wです。

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規格番号の上のマトが/    /で囲まれています。Side 1が右側へ移動しています。曲名と作者クレジットはこちらは1曲毎にきれいに改行されています。2曲の作者クレジットは上のラベルと同じです。マトリクスは機械打ちでXZAL-13897.P-2W/XZAL-13898.P-2Wです。

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「Don't Lie To Me」の作者クレジットの部分です。

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「I'm Going Down」の作者クレジットの部分です。そういえば「I Don't Know Why」がシングルで発売された時も最初はJagger, Richard, Taylorとミスっていましたね!

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80年からのラベルです。Side 1は左側です。曲名と作者クレジットが1行ずつとなっています。ここでも2曲の作者クレジットは同じです。また、「I Don't Know Why」のタイトルが「I Don't Know Why I Love You」となっています。マトリクスは機械打ちでXZAL-13897.P-6W/XZAL-13898.P-6Wです。

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「I Don't Know Why」のタイトルが「I Don't Know Why I Love You」となっている部分です。この後期盤だけ違っているのも面白いですよね!

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82年からのシルバー・ラベルです。青赤のDECCAのロゴに変わっています。ラベルの上部に半円形に青と赤のラインが入っています。その枠の中にSTEREOと面表記があります。右側に規格番号があります。このラベルでも2曲の作者クレジットはそのままです。また、上のラベル同様「I Don't Know Why」のタイトルが「Don't Know Why I Love You」となっています。マトリクスは機械打ちでXZAL-13897.P-6W/XZAL 13898 7X ▽420 1  1です。B面のマトだけ新たに打ち直してあります。

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私は当時発売から1ヶ月後位にこのアルバムを買いました。ストーンズの未発表曲集なんて初めてで期待していましたが、A面に当たるミックだけのデモ・テープはどうも馴染めなく長い間あまり聞かないアルバムになっていましたが、後年それらのデモ・テープの曲が提供されたアーティストのヴァージョンを聞き、結構いい曲だったんだ、と再確認しました。これらの曲はストーンズとしてはイマイチだったと思いますが、Jagger-Richardの初期の頃はここには収録されていない曲も含め結構いい曲を書いていたんですね!ビルの曲はブートで聞ける「Good Bye Girl」を含めストーンズの演奏としては3曲ありますが、もっとストーンズ本体で取り上げていればストーンズの曲調の幅が広がったんじゃないかとも思います。なお、これと同じ日にストーンズ・レーベルからはベスト盤の『MADE IN THE SHADE』が発売されています。この年はベストとアウトテイクだけでニュー・アルバムも出ないし、ロン・ウッドをサポートに加えアメリカ・ツアーを行いましたが、テイラーが抜け4人だけになってしまったストーンズの今後に少し不安を抱いていました。

ローリング・ストーンズ USA盤シングル HONKY TONK WOMEN いろいろ!!

ローリング・ストーンズアメリカでの20枚目のシングル「Honky Tonk Women/You Can't Always Get What You Want」です。1969年7月5日に発売され、規格番号は45-910です。説明不要英米でナンバー1ヒットとなった名曲ですよね!初期盤には全世界共通の写真を使ったピクチャースリーヴが付けられています。この写真はEthan Russellという人によるもので酒場にいる様子を表していて、ストーンズのメンバーは船乗りで新加入のテイラーはバーテン役で可笑しいですね!この二人のお姉ちゃんたちは誰なんでしょうね?USA盤は他国と違い写真の周りが白い枠になっています。上にタイトル、下にグループ名があります。

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右下に規格番号の45-910とLONDONのロゴがあります。

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裏ジャケです。表と同じ写真ですが、タイトルがB面の「You Can't Alway Get~」となっています。

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右下にフォトグラファーやPRINTED IN U.S.A.があります。Mfg. by Nanker Phelge Music Ltd. An ABKCO Record Company Dist. by London Records Inc.とあり、この時既にABKCOがあったとは驚きです!

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ラベルです。このプロモはモノラルとステレオがあり、最初はモノラルからいきます。右側に45-LON-910とあります。その上にPROMOTIONAL COPYがあります。タイトル、曲名の下にABKCOのクレジットがありますが、このクレジットはこれ以降の全てのラベルにあります。また、キースのクレジットは全てRichardsとなっています。マトリクスは手書きでXDR 45283-1A/XDR 45284-1Aです。マトはこれ以降全て手書きです。

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右側に45-910-DJがあり、その下にアレンジとプロデューサー・クレジットがあります。ABKCOのクレジットは左側にあります。マトリクスはXDR 45283/XDR 45284- です。A面は枝番が無く、何故かB面はハイフンで途切れています。両面に反転した5桁の数字があります。A面は判読不明ですが、B面はおそらく17702だと思います。

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右側に45-910、その上にPROMOTIONAL COPY NOT FOR SALEがあります。プロデューサー・クレジットは規格番号の下へ、アレンジのクレジットはグループ名の下にます。マトリクスはXDR-45283-1E  △77046/XDR 45284-1G  △77046-1Xです。

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ここからステレオのプロモです。B面の「You Can't Always Get~」はシングル・ヴァージョンのステレオです!右側に45-910-DJがあり、その上にSTEREOとあります。その下にアレンジとプロデューサー・クレジットがあります。ABKCOのクレジットは左側にあります。マトリクスはZXDR 45283-1/ZXDR 45284-1です。両面に反転した5桁の数字があり、おそらく17712と17711だと思います。ステレオのためマトの始まりがZXDRへと変わっています。

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規格番号の表記が45-LOS-910と、間のアルファベットがLOSとなっています。このタイプは「Jumpin' Jack Flash」と「Street Fighting Man」のステレオのプロモにもありましたね!マトリクスはZXDR 45283-2/ZXDR 45284-2です。他には-4/-2を確認しました。

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規格番号の表記は45-910-DJで、ステレオの1番最初のプロモと同じですが、文字の配置が違います。規格番号の上にPROMOTIONAL COPY NOT FOR SALEとSTEREOがあります。その下にMade in U.S.A.があります。規格番号の下にプロデューサー・クレジットがあります。アレンジのクレジットはグループ名の下にあります。マトリクスはZXDR 45283-4  RE-STEREO  △77047/ZXDR 45284-3-STEREO  △77047-Xです。

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また、以前も紹介しましたが、MADE IN ENGLAND製のLONDONのプロモです。ホフマン氏の資料によるとアメリカ向けの輸出仕様とのことですが、規格番号F 12952と発売日はイギリスのもので謎のプロモです。マトリクスは機械打ちでXDR-45283-T1-4C/XDR-45284-T1-4Cです。

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ここからレギュラー盤です。このシングルだけの特徴としてマトの枝番が無いものが存在します。しかも枝番へ続くハイフンで途切れているのでその後に数字を入れる前にプレスしてしまったようになっています。その盤から紹介します。右側に45-910が、その下にアレンジとプロデューサーのクレジットがあります。左側にタイム表記とABKCOのクレジットがあります。マトリクスはXDR 45283-/XDR 45284-です。先に書いたようにマトはハイフンで途切れていて末尾がありません。

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右側に45-910とその下にマトがあり末尾にBWがあります。これはプレス工場コードでニュー・ジャージー州のBestway Products,Inc.のことです。右側はアレンジのクレジットしかなく、プロデューサーとABKCOのクレジットは下部にあります。マトリクスはXDR 45283-   BESTWAY/XDR 45284-   BESTWAYです。こちらもハイフンで途切れており離れたところにBESTWAYがあります。

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上と同じBWと書かれたラベルで、文字の配置も同じですが、文字のフォントが全く違います。左側のGideon Music Inc.が1行になっています。マトリクスも同じでXDR 45283-   BESTWAY/XDR 45284-    BESTWAYです。

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規格番号の表記は45-LON-910です。その下の少し離れたところにアレンジのクレジットがあります。下部にプロデューサーとABKCOのクレジット、Made in U.S.A.があります。マトリクスはXDR 45283-1B/XDR 45284-1Aです。

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右側に45-910とその上にMade in U.S.A.が、その下にプロデューサー・クレジットがあります。下部にABKCOのクレジットがあります。マトリクスはXDR 45283-1F  △77046/XDR 45284-1E  △77046-Xです。

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右側は45-LON-910だけで、アレンジとプロデューサーのクレジットは下部にあります。珍しくNanker Phelgeは下で、ABKCOのクレジットは左側にありそれぞれ分かれてす。Made in U.S.A.は左側にあります。マトリクスはXDR 45283-1J/XDR 45284-1Kです。その他に枝番のアルファベットが逆の-1K/-1Jも確認しました。

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右側に45-910、その下にプロデューサーとABKCOのクレジットがあります。左側にマトがあり末尾にPHとあります。これはプレス工場コードでインディアナ州のPRC  Recording Corp.のことです。その下にタイム表記とアレンジのクレジットがあります。そしてこのラベルだけですが下部にDISTRIBUTED BY LONDON RECORDS, INC.があります。以前のラベルでは上のLONDONのロゴの下にあった表記ですが下部の円周に沿ってあります。これはロンドン盤でも非常に珍しいです。マトリクスはXDR-45283-2/XDR 45284-2です。

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75年からの5N-910に変わったラベルです。アレンジやプロデューサー、その他のクレジットが4番目のラベルと全く同じです。マトリクスはXDR-45283-3-1/XDR-45284-6です。

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78年からのカラード・サンセット・ラベルです。文字の配置やフォントは上のラベルと全く同じです。マトリクスはXDR-45283-1/XDR-45284-6です。

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サンセット・ラベルですが、文字のフォントが違います。5N-910の下にプロデューサー・クレジットがあります。Made in U.S.A.は左側へ移動しています。マトリクスは5N-910-A/5N-910-Bです。

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80年代の白ラベルです。右側に5N-910とプロデューサー・クレジットがあります。左側にタイム表記とアレンジのクレジットがあります。マトリクスは上のサンセット・ラベルと同じで5N-910-A/5N-910-Bです。

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白ラベルですが、上より文字が小さくシンプルな印象を受けます。プロデューサー・クレジットは下にあります。マトリクスは5N-910  XDR-45283-B  TR  SR 786  SP/5N-910-XDR-45284-A  TR  786  SPです。TRは丸で囲まれています。A面のSRは判読不明ですがおそらくSRだと思います。786は86年7月を意味していると思います。

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このシングルは2曲共アレンジがいいですよね!A面の途中までドラムとギターとヴォーカルだけのシンプルな構成で、サビの部分から他の全部の楽器が加わり賑やかに雰囲気になります。B面もアコギから始まり徐々に盛り上がっていく構成も素晴らしいです。2曲共現在でも必ずステージで取り上げられている名曲ですね!アメリカでのシングルはこの曲までロンドンで、この後は75年のABKCOからの「I Don't Know Why」になります。ロンドン盤を全部紹介するのに2年半もかかってしまいましたがアメリカ盤はプロモ、レギュラー共にラベル違いがものすごく多いですね!次回からはABKCO、そしてストーンズ・レーベルを紹介します。