ローリング・ストーンズ アナログ盤蒐集生活!

ただひたすらにローリング・ストーンズのレコードを紹介しているブログです。

ローリング・ストーンズ UKファーストのバリエーション!!

ローリング・ストーンズの記念すべきUK盤ファーストです。発売から50年以上も経つのに未だに色褪せない名盤!UK盤は迫力ある音で楽しめます。このアルバムの初回盤マト-1A/-1Aには「Tell Me」のデモ・ヴァージョンが間違って収録されていた事は有名ですが(-2A/-1Aもあり)、先日ジャケットでも違いがあるのを発見しました!

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よく見ると画像左側の裏ジャケ右上のMONO、LK 4605がありません…。印刷所は他のファーストと同じMacNail Pressの初期型のフィリップ・バック仕様。サイトで調べたら2nd Coverだと出ていましたが、う~ん、これはエラーなのか?間違って市場に出てきてしまったのか謎ですね~。

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また、裏ジャケの右下に印刷所MacNeil Pressのクレジットがありますが、Printed in Englandしかないジャケットも存在します。これはマトリクスが-1A/-1Aの「Tell Me」のデモ・ヴァージョンが収録されているジャケットに存在するので最初期のものかもしれません。上からPrinted in Englandしかないタイプ、通常のタイプ、そして何もクレジットがない後期のジャケットです。-1A/-1Aのものでも通常のジャケットのものに入っているものもあるのでPrinted in Englandしかないタイプは出回った数は少ないと思います。

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UKファーストには他にも、A面4曲目が通常「I NEED YOU BABY」とクレジットされている部分が「MONA」になっているジャケットもあります。こちらも初期のフリップバック型になっていて、印刷所も同じです。こちらの「MONA」ジャケットの方はB面5曲目の「YOU CAN MAKE IT IF YOU TRY 」の"IF"が抜けているミスがあります。

また「I NEED YOU BABY」「MONA」両方のジャケットの裏側のIan Stewartのピアノクレジットの部分を「Can't I Get A Witness」とミスっています。 

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MONA」ジャケットはレコードのラベルも「MONA」になっています。マトは-2A/-3Aなので、途中で「MONA」になって再び「I NEED YOU BABY」に戻ったと思いますが「MONA」の方はあまり見かけないです。どうしてこうなったのか謎ですね~。「HONEST I DO」の作者クレジットも"Reed”ではなく"Hurran, Calvart"となっています。ラベルの方は発売時から後者でしたが後年になって"Reed"と修正されています。ちなみに日本で一番最初に発売されたLPも「アイ・ニード・ユー・ベビー」となっていましたが、60年代後半から現在まで「愛しのモナ」なんて邦題が付けられています。

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あと、このアルバムでは一部の盤にB面4曲目の「CAN I GET A WITNESS」が「I CAN GET A WITNESS」と誤記されている盤があります。私が持っている誤記されているレコードのマトは-4Aですが、同じ-4Aの別ラベルやそれ以降のマトの盤では正しく修正されています。

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また、ラベルによっては「ROUTE 66」の前に(GET YOUR KICKS ON)が付けられているものもあります。

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他にもラベル違いやBoxed DECCAなどいろいろありますが、また別の機会に。UK盤ファーストだけでこんなにバリエーションがあるなんて気が遠くなりそうです。

続編はこちらです。↓

ローリング・ストーンズ UKファースト続編!ラベルの変化と謎のブルー・デッカ!! - ローリング・ストーンズ アナログ盤蒐集生活! (jukeboy-stones.com)