jukeboy’s diary

ローリング・ストーンズの珍しいレコードを紹介しています。

ローリング・ストーンズ メーカー直輸入盤③ベガーズ・バンケット!!

メ直盤第3弾は『BEGGER'S BANQUET』です。メ直盤の中では一番おなじみのレコードだと思います。タイトル表記はそのまま『ベガーズ・バンケット』。発売日は69年2月20日。本国より2ヶ月以上も遅れてのリリースでした。このレコードはミック・ジャガーとの電話インタビューのフォノシートが付録についています。ジャケットは両面コーティング。見開きの内側はUK盤と同じです。レーベルはLONDON、規格番号はUSA盤のPS 539がそのまま使われています。帯は他のメ直盤と同じ1枚の紙です。

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リア・カヴァーです。文字の配置はUK盤と同じですが、ロゴがLONDON、規格番号がPS 539と変わっています。印刷所はGarrod and Lofthouse International Limitedです。

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LONDONのロゴの辺を拡大した画像です。他のメ直盤と同じでLONDONのロゴとDECCAの住所が一緒になっています。

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インナーは2枚あります。こちらは1枚目。表側が亀淵昭信さんの解説、裏側がミック・ジャガーとの電話インタビューの訳が書かれています。解説の後半部分は73年に発売された純粋な日本盤(SLC 479)の解説と同じです。下部にPS 539(輸入盤)の印刷があります。

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こちらは2枚目。歌詞カードです。何故かB面2曲目から5曲目まで「聴取出来ませんので省略させていただきます。」と書かれていて歌詞は載っていません。そのため裏側は何も印刷されていません。聞き取れなかったのか?それともB面1曲目まで聞いたけどただの横着か(笑)。

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このメ直盤の目玉、フォノシートです。先にも書きましたがミック・ジャガーとの電話インタビューが収録されています。ジャケット表側はアルバム発売記念パーティでのパイ投げの写真が使われています。

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こちらは裏側です。チャーリー・ワッツのイラストのような雰囲気ですがまさかご本人ではないでしょうね(笑)。

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サイケ調のステッカーです。少し前に発売された日本編集盤『決定盤ローリング・ストーンズ・デラックス』に入っていたステッカーと同じです。帯、フォノシート、解説、歌詞、そしてこのステッカーで完品です。

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レコード内袋です。USA盤LONDONのUKプレスのものに使用されていたイギリス製のffrrのものが使われてます。

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レコードのラベルです。UK輸出仕様のステレオのLONDON青ラベルのものが使用されています。マトリクスはXZAL-8476-4K/XZAL-8477-3Kです。本国のステレオ盤では枝番-1K/-1Kがあります。

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規格番号PS-539でプロモ見本盤も作られました。マトリクスはSDLBT-751-1/SDLBT-750-1です。何故かAB面逆になっています。ただの印刷ミスか、それとも当時のシングル盤「Street Fighting Man」でアルバムが始まるようにAB面逆の案があったのかは不明ですがマトリクスから考えると印刷ミスの可能性が高いと思います。

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このアルバムの純粋な日本盤が発売されのは73年1月25日。おそらく幻の来日記念盤としての発売だと思いますが、4年もの間日本盤が発売されなかったなんて不思議ですね~。72年頃はこのメ直盤は見かけなかったので長い間廃盤状態が続いていたと思います。72年のオール・ナイト・ニッポン、亀淵昭信さんの時に「悪魔を憐れむ歌」がかかりましたが、イントロで臨時ニュースが入り番組が中断されてしまいました。72年のミュンヘン・オリンピックの時イスラエル選手村をパレスチナゲリラが襲撃し選手ら何人か殺害されたニュースでしたが「悪魔~」のイントロと、このニュースがやけにマッチして不気味だった記憶があります。日付を調べたら事件は72年9月5日なので日本時間9月6日深夜のオール・ナイト・ニッポンだったのかと思います。40年以上も経ちますが「悪魔~」を聞くと今でもその時のことを思い出します。また当時初めて『ベガーズ・バンケット』を聞いた日の夜に「ZIG-SAW PUZZLE」のベースラインが夢の中に出てきて次にこの曲を聞いた時、「あれ、夢に出てきた曲はこれだったのか」と思いました。一度聞いただけなのにベースラインが頭に残っていたんでしょうね。話がズレてしまいましたが、名曲揃いのいいアルバムです。発売された状況を考えると、本国より2ヶ月遅れ、日本盤が出たのは更にその4年後。全世界同時発売が常識となった現在では考えられない世界との差がまだまだ当時の日本にはあったんでしょうね!