jukeboy’s diary

ローリング・ストーンズの珍しいレコードを紹介しています。

ローリング・ストーンズ UKファースト続編!ラベルの変化と謎のブルー・デッカ!!

UKファーストの続編を書くといってえらく遅くなってしまいました。前回が3か月前でしたので合わせてお読みいただけたらと思います。前回はジャケットのいろいろなヴァリエーションやミスプリントを中心に書きましたが、今回はラベルの変化と謎のブルー・デッカについて書きます。もう有名ですがB面のマトが-1Aのものには「Tell Me」のデモ・ヴァージョンが収録されています。文献では2’52"と書かれていますが正確には3'00"です。これはホフマン氏がホワイト・ブックで頭欠けのタイムをホワイトブックに載せたのでそのタイムが浸透してしまったためと思います。マトリクスはXARL-6271-1A/XARL-6272-1Aです。デモに気付いてすぐにスタンパーを切り直したのに-2A/-1Aと再度デモ・ヴァージョンが収録されてしまいました。再び間違いに気づいたのか再度切り直して-1A/-2Aとなりやっと通常の「Tell Me」となりましたがこのヴァージョンもエンディングまでフェイド・アウトしないで行ってしまい、きれいにフェイド・アウトする他国とは違うものになっています。CDではこちらが当たり前になってしまいましたが日本盤のきれいにフェイド・アウトするのを聞いていたので最初はビックリでしたね。ラベルは最初から-2A/-3Aの頃までずっと同じデザインです。「Honest I Do」の作者は(Hurran,Calvert)と間違っています。

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「Tell Me」のデモが収録されたB面のマトの部分です。

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初期のデッカのインナーです。

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ラベルの上部にMADE IN ENGLAND THE DECCA RECORD CO. LTDとあったのがMADE IN ENGLANDだけになったラベルです。曲名の字体が変わり、「Route 66」の前に(Get Your Kicks On)が付け加えてられています。マトは-1A/-4Aです。「Honest I Do」の作者は(Reed)に修正されています。

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前回も触れましたが「I Need You Baby」が「Mona」に変ったラベルです。ジャケットのクレジットも同様に変わっています。これはマトが-2A/-3Aのものに見られますが、同じマトでも最初のラベルのデザインのものもあるので途中から一時的に「Mona」に変わったと思います。「Honest I Do」の作者は(Hurran,Calvert)です。

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この「Mona」のラベルにはもう一つ謎があってB面の「Can I Get A Witeness」の作者のクレジットが(E.& B. Holland, Dozier」を「Bozier」とミスっています。

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こちらは正確なクレジットの方です。ラベルのデザインは同じなので「Mona」ラベルのものだけ何でこうなったのか不思議です。

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初期のラベルにはRECORDING FIRST PUBLISHED 1964とありますが、P1964と省略されてしまったタイプです。マトは-2A/-4Aです。「Honest I Do」の作者はこれ以降(Reed)となっています。前回も触れましたがB面の「Can I Get A Witness」が「I Can Get A Witness」とミスっています。これと同じラベルのデザイン、同じマトでもミスっていない盤もあります。f:id:jukeboy:20160927202642j:plain

上のラベルのB面です。4曲目の「Can I Get A Witness」が「I Can Get A Witness」とミスっています。

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次は70年頃に登場したボックスト・デッカです。マトは-6A/-12Aです。「Route 66」の前の(Get Your Kicks On)が小文字に変っています。

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上と同じマトでP1964の表示が右側に移動して、レコードの回転数のクレジットが加わったタイプです。「Route 66」の前の(Get Your Kicks On)が大文字に戻っています。

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かなり後期のプレスでマトはA面は-6A、B面は手書きでXARL-6272のみです。ラベルの色や印刷の文字もやや薄いです。(Get Your Kicks On)がまた小文字になっています。

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次は謎のブルー・デッカについてです。以前、eBayでファーストの"BLUE DECCA"というのが1000ドル位で出品されていました。値段も高いし、何だろうと思い説明を読んでみるとどうやらフロント・カヴァー右上のDECCAのロゴの四角い枠の中が青いというものでした。私が持っているものを確認してみると確かにこれかな?と思うものが1枚ありました。これです↓

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確かに青に見えますが、他にも怪しいのが何色かありました。あまり目を凝らして見ていたので紺は目の錯覚かと思うくらいあまり自信がありませんが、表(写真では下から)から黒→紺→青→茶色です。茶色は黒っぽい茶色です。

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eBayで高く売っていた"BLUE DECCA"は誰も落札せずに終了しましたがこれは印刷の微妙な違いと思いますがどうでしょうか?前回も触れましたがこのアルバムはミスクレジットが一番多いと思いますし、ストーンズのアルバムで一番発売期間が長いアルバムなのでラベルの微妙な違いがまだまだあると思います。またマトリクス枝番の組み合わせもA面が2から1へ、B面が4から3に戻ったりしてAB面必ずしも順番通りではないのも謎です。現在私が所持しているものはジャケットやレコードのラベル違い9枚です。今後新たに何か見つかりましたら追記します!