jukeboy’s diary

ローリング・ストーンズの珍しいレコードを紹介しています。

ローリング・ストーンズ オルタネイト・ヴァージョン収録Shelly盤HOT ROCKS!!

もう有名になってしまいましたがUSA盤初回『HOT ROCKS』(2PS 606/7)には「Brown Sugar」「Wild Horses」のオルタネイト・ヴァージョンが収録されています。私は80年代にブートレグの『MICK TAYLOR WE MISS YOU』で初めて聞きました。そこに初期の『HOT ROCKS』に収録されていたと書かれていたので、私の持っている『HOT ROCKS』を聞いてみましたが普通のヴァージョンだったので?と思い資料にもなくそのまま10年位忘れていました。90年代半ばにホフマン氏のBasement Newsでアメリカで発見された記事を読みこのレコードの存在を知りました。私は98年頃に西新宿HS(現在は閉店)で買いました。00年代に入ってからは中古レコード店やヤフオクでもお目にかかる機会が増え、結構出回っているのでこのレコードは間違って出荷されてしまった可能性が高いと思います。ジャケットは他の『HOT ROCKS』と同じです。メンバーの横顔に光を当てた写真を重ねた凝ったデザインで外側からミック、ビル、テイラー、チャーリー、キースとなっています。「Brown Sugar」「Wild Horses」のオルタネイト・ヴァージョンが収録されている盤を見分けるにはレコードのマトリクスで判別するしかありません。

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裏ジャケです。LONDONのロゴの下にManufactued by ABCKO RECORD, INC.と住所の表記があります。 グループ名、タイトルの下に曲目のクレジットがありますが、曲順が収録通りではなくメチャクチャなのが面白いです。そういえば『LET IT BLEED』の裏ジャケの曲順もそうですね!

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見開きの内側です。

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レコード袋です。ロンドンの69年頃から使われているものです。ストーンズは『LET IT BLEED』まで載っていて、この頃になるとモノラルの規格番号はありません。

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その反対側です。

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211 reasons whyというストーンズの過去のカタログが載った冊子が付いています。

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反対側です。

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「Brown Sugar」はラフなミックスでサウンドが少し薄いような印象です。間奏のサックスが無く、途中から未完成といった感じのギター・ソロが入ります。また、正規ヴァージョンでは殆ど聞こえないベースがここではよく聞こえます。「Wild Horses」は昨年『STICKY FINGERS』のデラックス・エディションでCD化されましたが、そちらとはミックスが違います。ミックの歌に入る直前のアルペジオのギターがCDでは大きくミックスされています。エレキ・ギターが入っていないのでCDではアコースティック・ヴァージョンと表記されています。ラベルです。『HOT ROCKS』のラベル違いは何種類もありますが、このラベルと同じデザインでも通常ヴァージョンが収録されているのがありますので要注意です。ラベルの右側のマトリクスの最後にSHと表記されていますがこれはニュー・ヨーク州のShelly Productsでプレスされたことを表します。オルタネイト・ヴァージョンが収録されている盤のマトリクスは手書きでXZAL 11018 Shelly 少し離れて11-18-71と日付があります。 

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文字が薄くて写真では見えずらいですが、マトリクスのXZAL 11018 Shelly の部分です。

 

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日付の11-18-71の部分です。

 

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『HOT ROCKS』は72年1月(71年12月20日説もあり)に発売されたのでマトリクスに刻まれた日付を見ると最初期のプレスという事がわかります。2曲共こうして聞いてみると未完成な感じですが、製作途中の貴重な記録として「Brown Sugar」も『STICKY FINGERS』のデラックス・エディションに収録してほしかったです。しかしこの2曲はABCKOに人質に取られたおかげで聞くことが出来たありがたいヴァージョンですね!