jukeboy’s diary

ローリング・ストーンズの珍しいレコードを紹介しています。

ローリング・ストーンズ UK盤THROUGH THE PAST, DARKLYいろいろ!!

ローリング・ストーンズのイギリスでの2枚目のベスト・アルバム『THROUGH THE PAST, DARKLY (BIG HITS Vol.2)』です。ブライアンの死後、1969年9月12日に発売されました。規格番号はモノラルがLK 5019、ステレオがSKL 5019です。このアルバムは何といっても八角形のジャケットがユニークです!当時日本でも八角形で発売されましたね。選曲は66年から当時の新曲「Honky Tonk Wemen」までのシングル曲(イギリス以外でのシングル曲を含む)と初期のEPから「You Better Move On」、この時点でイギリスで未発表だった「Sitten' On A Fence」などで構成されています。ジャケットは両面コーティングされていて、イーサン・ラッセルによるブライアンとの最後のフォト・セッションで撮影された写真が使われています。

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裏ジャケです。上部にモノラル、ステレオを判別する穴があります。下部にDECCAのロゴと住所などのクレジットがあります。印刷所は八角形のものは全てGarrod and Lofthouse International Limitedです。

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裏ジャケ下部のDECCAのロゴの部分です。DECCAの住所、コーティングの会社、印刷所のGarrod and Lofthouse International Limitedのクレジットがあります。

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ジャケット表側に曲目が書かれていますが収録順ではありません。これってどういう順番か不明ですね。ちなみに当時の日本盤はちゃんと収録順になっていました。

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見開きの内側です。地べたに寝転がっている5人と、右側は曲目とブライアンに捧げる詩があります。レコードは見開きの内側から取り出すようになっています。また、レコードを収納する側(見開きの右側)は初期型はフリップバックになっていますが後期はフリップバックではありません。

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レコードは見開きの内側から取り出すようになっています。

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八角形の初期型はフリップバック、後期型はフリップバックではありません。こちらはフリップバックのジャケットです。

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こちらはフリップバックではない方のジャケットです。

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裏ジャケ上部は穴が開いていて中のインナーの色でモノラル(赤)、ステレオ(青)を判別できるようになっています。

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見開き内側のブライアンへの詩です。写真では見えずらいので原文をそのまま載せておきます。

BRIAN JONES (1943-1969)

When this you see, remember me and bear me in your mind.
Let all the world they may speak of me as you find.

ブライアンは42年生まれだと思いますがここでは1943となっています。

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インナーはこのアルバムだけの八角形の専用のものが使われています。赤がモノラル、青がステレオです。

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74年以降はジャケットが普通の四角いものに変ります。日本でも76年のGPシリーズで普通のジャケットになってしまいましたね。

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裏ジャケです。シングル・ジャケになってしまったので見開きの内側にあった写真が使われています。八角形ではチャーリーが上でしたが、写真が回転してミックが上になっています。空間の部分にブライアンへの詩や曲目、印刷所などのクレジットがあります。これ以降は印刷所がRobert Staceに変ります。

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四角いジャケットも初期型と後期型があります。初期型はモノラル、ステレオを判別する穴が開いていますが、後期型は穴が無くステレオの規格番号しかありません。

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裏ジャケの右下の部分です。DECCAのロゴと住所、印刷所のクレジットなどがあります。後期型はコーティングが無いのでラミネートの会社の部分と、何故かDECCAの住所も一緒に削除されています。

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ラベルです。最初はモノラルです。オープン・デッカの赤ラベルです。Side 1が右側にあります。規格番号の上のマトリクスの逆さ文字にカッコはありません。マトリクスはXARL-9067-P-1A/XARL-9068-P-3Aです。

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Side 1が左側へ移動しています。タイトルとサブタイトルの(BIG HITS Vol.2)が2行に渡ってクレジットされています。全体に文字が大きいです。マトリクスの逆さ文字に括弧があります。マトリクスはXARL-9067-P-1A/XARL-9068-P-3Aです。

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ボックスト・デッカです。上のラベルと文字の配置は同じですがリムが上に行ってしまったのでその分文字が大きくなっています。ボックスト・デッカには70年頃に変ったという資料があります。この頃になると見開き内側のフリップバックはありません。マトリクスはXARL-9067-P-1A/XARL-9068-P-3Aです。

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ここからステレオです。オープン・デッカの青ラベルです。Side 1が右側にあります。規格番号の上のマトリクスの逆さ文字にカッコはありません。マトリクスはXZAL-9067 P-1W/XZAL-9068 P-2Wです。

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Side 1が左側へ移動しています。タイトルとサブタイトルの(BIG HITS Vol.2)が2行に渡ってクレジットされています。全体に文字が大きいです。マトリクスの逆さ文字に括弧があります。マトリクスはXZAL-9067 P-1W/XZAL-9068 P-2Wです。

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70年からのボックスト・デッカです。上と同じ配置ですがリムはラベルの上部にあります。マトリクスはXZAL-9067 P-1W/XZAL-9068 P-2Wです。オリジナルの八角形のジャケットに入っています。

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ボックスト・デッカでSide 1が右側でタイトルも1行です。マトリクスはXZAL-9067 P- 3W/XZAL-9068 P-3Wです。ステレオの一番最初のものと同じ配置ですがマトの枝番が進んだのとここからジャケットが四角くなったのでここで取り上げましたが、こちらがボックスト・デッカの最初としている資料もあるのでおそらくこれよりもマトが若く、八角形のジャケットのもあると思います。四角い青枠のインナーで裏ジャケの穴で判別するようになっています。

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ボックスト・デッカのラベルで、Side 1が左側です。規格番号の上のマトリクスが逆さ文字ではありません。マトリクスはXZAL-9067 P-1W/XZAL-9068 P-2Wです。おそらく70年代後半のラベルだと思います。ジャケットは四角いもので裏側にステレオを判別する穴があるタイプです。

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80年代へ入ってからのプレスです。ジャケットは最後の裏ジャケに穴が無くSTEREOのみの表示へ変わっています。マトリクスはXZAL-9067 P- 4W/XZAL-9068 P-3Wです。

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このUK盤にはイタリアへの輸出仕様があります。これはジャケットだけイギリス製で規格番号がイタリアのSKLI 5019となっています。ジャケットは四角でUK盤の四角のものとは違い角の黒い部分が無く全部写真になっています。

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裏ジャケです。裏側も全部写真になっています。

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規格番号の部分です。SKL→SKLIとイタリアの番号Iが追加されています。

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右下のDECCAのロゴの部分です。イギリスの住所があります。

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60年代中期以降のベストですが、シングル曲はもちろん、イギリスではシングル発売がなかった「Mother's Little Helper」や「She's A Rainbow」「2000 Light Years From Home」が収録されたことによって当時のサイケ期ストーンズの移り変わりが分かります。今聞くと1曲、1曲がホントに名曲ですね!シングルだけだった曲はここでステレオでも聞けるようになりました。私はUSA盤よりこのUK盤の選曲の方が好きです。当時は他のアーティストもジャケットに凝り始めましたがこの八角形のジャケットも画期的だったですね!