jukeboy’s diary

ローリング・ストーンズの珍しいレコードを紹介しています。

ローリング・ストーンズ UK盤COME ON!!

54年前の今日、6月7日はローリング・ストーンズがデビューした日です。ローリング・ストーンズを名乗ってステージに立ってからも今年で55年と、つい最近50周年のコンサートをやったと思っていたのにもうあれから5年ですか。時の経つのは早いですね。という事でイギリスでのデビュー・シングル「Come On/I Want To Be Loved」です。A面はチャック・ベリーの、B面はウィリー・ディクソンのカヴァーです。1963年6月7日に発売され、規格番号はF.11675です。UK盤は元々ピクチャー・スリーヴは無く、DECCA専用のカンパニー・スリーヴに入っています。

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プロモ盤のラベルです。写真では見えづらいですがラベル全体に大きくAと印刷されています。このタイプは64年の「It's All Over Now」まで使われています。DECCAのロゴの下にDEMONSTRATION SAMPLE NOT FOR SALEのクレジットがあります。左側にタックスコードM/T、Jewel Musicのクレジットが、右側にマトの逆さ文字と規格番号、RECORDING FIRST PUBLISHED 1963のクレジットがあります。マトリクスは機械打ちでXDRF-30937-T1-1C/XDRF-30938-T1-1Cです。

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B面のラベルです。

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レギュラー盤のラベルです。右側にマトリクスの逆さ文字と規格番号F.11675があります。左側にタックスコードM/Tとレコードを保護する条約のRECORDING FIRST PUBLISHED 1963、音楽出版社のJewel Musicのクレジットがあります。このタックスコードですが、イギリスの税率を表すものでレコードが発売された時期を探る手掛かりとなっています。以前も触れましたがストーンズのレコードで見られるものを挙げてみると

M/T:1963年1月1日から1963年6月30日まで

K/T:1963年7月1日から1968年の終わりまで

J/T:1968年終りから1973年3月30日まで

となっています。「Come On」は1963年6月7日発売で3週間後の7月1日にはK/Tに変ってしまうのでM/Tのクレジットが正真正銘の初版という事になります。マトリクスはプロモと同じXDRF-30937-T1-1C/XDRF-30938-T1-1Cです。

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B面のラベルです。

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初回のラベルと文字の配置は全く同じですが、タックスコードの部分だけK/Tに変ったラベルです。マトリクスは同じくXDRF-30937-T1-1C/XDRF-30938-T1-1Cです。

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タックスコードの部分を拡大した写真です。こちらはM/Tのラベルです。

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こちらはK/Tのラベルです。

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タックスコードが右側に移動してマトリクスの逆さ文字に括弧が付いたラベルです。曲名とグループ名が幅が狭く小さな文字になっています。マトリクスはXDRF-30937-T1-1C/XDRF-30938-T1-1Cのまま変わりません。またJewel MusicのスペルをJewellとミスっています。

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RECORDING FIRST PUBLISHED 1963というレコード保護条約のクレジットが65年から省略されて℗1963となったラベルです。これは第三者が勝手にレコードの複製をしないようにレコード製作者を保護する記号です。ラベルの記号もSからHに変っています。タイトルとグループ名の文字もやや大きくなっています。マトリクスはXDRF-30937-T1-1C/XDRF-30938-T1-1Cのまま変わりません。こちらもJewel MusicのスペルをJewellとミスっています。

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ラベルの記号がCKに変わったラベルです。この記号のものが65年から66年にプレスされ「Come On」のカーヴド・デッカでは最後のラベルと言われています。マトリクスはXDRF-30937-T1-1C/XDRF-30938-T1-1Cのまま変わりません。こちらもJewel MusicのスペルをJewellとミスっています。

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66年からのボックスト・デッカのラベルです。マトリクスはXDRF-30937-T1-1C/XDRF-30938-T1-1Cのまま変わりません。Jewel Musicは修正されこれ以降はミスっていません。

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上のラベルから℗1963が規格番号の上に移動しています。これが70年代中期のプレスと言われています。マトリクスはXDRF-30937-T1-1C/XDRF-30938-T1-1Cのまま変わりません。

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ボックスト・デッカのラベルは青い渦巻きのカンパニー・スリーヴに入っています。

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1980年からの青いラベルです。こちらは発売期間が短かったので滅多に見かけません。マトリクスは機械打ちでF 11675 A//1 ∇ED 1 1/F 11675 B//1 ∇ED 1 1です。

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また写真では分かりずらいですがこのカンパニースリーヴの初期は上部が波型になっており、後期は平らになっています。

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82年からのソリッド・センターのカーヴド・デッカのラベルです。マトリクスは機械打ちでF 11675 A-1/F 11675 B-1です。

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また、このラベルからカンパニー・スリーヴがオレンジ色に戻りましたがオリジナルは上部に四角い余白が2ヶ所あったのに対してこちらは全部オレンジ色の柄です。また、オリジナルはMADE IN ENGLANDとなっていた箇所がA DECCA ORIGINALとなっているのですぐに再発のカンパニー・スリーヴだと見分けがつくと思います。たまにこちらの袋に60年代の盤を入れてオリジナルと称して売っているので注意が必要です。

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上が60年代のオリジナルのMADE IN ENGLANDとなっているカンパニー・スリーヴ、下が80年代再発のA DECCA ORIGINALとなっているカンパニー・スリーヴです。

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この曲は当時のストーンズのレパートリーではなかったのにデビューするにあたって誰もコピーしていなかったから、というアンドリュー・オールダムの考えで選ばれたようですね。ブートレグBBC音源では聞けますがステージでは演奏していなかったようです。AB面ともブライアンがハープを吹いています。ビルはグループ活動は2、3年で終わると思っていたようですが、2017年の現在も現役で活動しているとは当時メンバーの誰もが思わなかったでしょうね。記念すべきストーンズの第一歩ですね!