jukeboy’s diary

ローリング・ストーンズの珍しいレコードを紹介しています。

ローリング・ストーンズ UK盤 LET IT BLEED ステレオいろいろ!!

ローリング・ストーンズのUK盤『LT IT BLEED』ステレオ盤です。規格番号はSKL 5023で、モノラルと同じ1969年12月5日に発売されました。初期盤のジャケットはモノラル兼用の裏の穴でモノラルかステレオを見分けるようになっています。ジャケットは表側がコーティングされて、ポスター付きのステッカーが貼られています。ポスターはモノラルと同じものです。モノラルの時にステッカー付きのジャケットを載せたのでここではステッカーなしのジャケットを載せます。

f:id:jukeboy:20170712205023j:plain

裏ジャケです。右上の穴から中のインナーの青い色でステレオと見分けるようになっています。

f:id:jukeboy:20170712205235j:plain

ステレオは80年代まで発売されたので穴の部分も変化していきます。最初は穴で見分けるタイプ、次はSKL 5025の下に(POSTER INCLUDED)のクレジットがあるタイプ、最後はSKL 5025だけになり表側のコーティングがありません。最後の2つは規格番号の横にStereoと縦にクレジットされています。 

f:id:jukeboy:20170712205820j:plain

印刷所は裏ジャケに穴あきのものがUpton Printing Group、Senol Printing Limited、Sleeve Printed in Englandのみの3種あります。後期になるとClout & Baker Ltd.に変り、上の(POSTER INCLUDED)のクレジットのものと、最後の規格番号だけのものになります。

f:id:jukeboy:20170712210425j:plain

後期の盤はコーティングが無いのでラミネートの会社のクレジットも消されています。

f:id:jukeboy:20170712211103j:plain

表側に貼られていたポスター付きのステッカーは通常は角が丸くなっていますが、一部に角が直角になっているものがあります。これは文字の色とフォントも違うので全くの別物だと思います。2種類を並べてみました。左が角が直角のもの、左が通常の角が丸いものです。文字の形の違いがよく分かると思います。角が直角の方はあまり見たことが無いので、最初はどこかの国のものを第三者が貼ったのかと思いましたがこの形に該当する国はありませんでした。USA盤のスリックの上から貼られていたのは文字の形が右側と同じでNPS-4と規格番号があります。おそらくごく少数作られたステッカーだと思います。

f:id:jukeboy:20170806193429j:plain

また、モノラル同様一部にはケーキの表紙の小冊子も付けられました。後期の盤には写真のような『ROCK'N ROLLING STONES』に付けられた12ページの小冊子が付けられたレコードもあります。中は『ROCK'N ROLLING STONES』まで載っているので72年10月以降のプレスに付けられたと思います。裏表紙はケーキの小冊子と同じなのでここでは省略します。

f:id:jukeboy:20170712211751j:plain

インナーです。ステレオを表す青い囲いとモノラル同様曲目と演奏楽器がクレジットされています。中のクレジットは文字が青いだけでモノラルと全く同じです。

f:id:jukeboy:20170712212038j:plain

「You Can't Always Get What You Want」の部分で一番最初のインナーはWith The London Bach Choirのクレジットがあります。

f:id:jukeboy:20170712212358j:plain

2番目のインナーはこの部分が黒く塗られています。これはモノラルと同じです。

f:id:jukeboy:20170712212445j:plain

3番目のインナーはこの部分が最初からなかったかのように消されてしまっています。その分次の行が上にずれています。

f:id:jukeboy:20170712212531j:plain

ラベルです。ステレオ専用の青いラベルが使われています。オープン・デッカはこのタイトルで最後になります。マトリクスはXZAL-9363-P-1W/XZAL-9364-P-1Wです。印刷所のクレジットはSleeve Printed In Englandのみでポスター付きのステッカーがあります。インナーは最初のWith The London Bach Choirのクレジットがあるものです。 

f:id:jukeboy:20170712204903j:plain

グループ名の下のプロデューサー・クレジットが2行に渡ってクレジットされています。左側にSPEED 33-1とレコードの回転数が追加されています。マトリクスはXZAL-9363-P-3W/XZAL-9364-P-3Wです。印刷所はUpton Printing Groupでポスター付きのステッカーがあります。インナーは2番目の黒塗りのものです。

f:id:jukeboy:20170730140025j:plain

ここからボックスト・デッカのラベルです。マトリクスの逆さ文字にカッコはありません。マトリクスはXZAL-9363-P-1W/XZAL-9364-P-5Wです。印刷所のクレジットはSenol Printing Limitedでポスター付きのステッカーがあります。この印刷所はあまり見かけないような気がします。インナーは3番目のクレジットそのものが無いタイプです。このラベルでは他にXZAL-9363-P-2W/XZAL-9364-P-2Wを確認しました。

f:id:jukeboy:20170730195557j:plain

上のラベルとほぼ同じですが、マトリクスの逆さ文字に{}カッコがあります。また、一番下のMANUFACTUED BY THE DECCA RECORD CO. LID.のクレジットが上のラベルではTHEで改行されていますが、こちらはBYで改行されています。マトリクスはXZAL-9363-P-6W/XZAL-9364-P-4Wです。印刷所はUpton Printing Groupでポスター付きのステッカーはありませんがポスターは付属しています。インナーは他のレコードと共有の普通の青いインナーです。

f:id:jukeboy:20170730200651j:plain

GEMAのクレジットが上に移動して、5曲目の「Let It Bleed」出版社のクレジットだけが何故か次の行にあります。グループ名の下のクレジットが全部大文字から先頭文字だけ大文字でその後は小文字に変更になっています。こちらもByで改行されています。マトリクスはXZAL-9363-P-2W/XZAL-9364-P-4Wです。印刷所のクレジットはSleeve Printed In Englandのみでポスター付きのステッカーはありません。インナーは他のレコードと共有の普通の青いインナーです。

f:id:jukeboy:20170730201821j:plain

BIEM/NCBのクレジットが右側へ移動しています。出版社のクレジットが左側へまとめてあり、曲名の後へは記号でクレジットされています。規格番号の文字が大きくなっています。グループ名の下のクレジットはこちらも先頭文字だけ大文字で、こちらはtheで改行されています。マトリクスはXZAL-9363-P-6W/XZAL-9364-P-1Wです。印刷所のクレジットはSleeve Printed In Englandのみでポスター付きのステッカーはありませんがポスターは付いています。インナーは他のレコードと共有の普通の青いインナーです。「ROCK'N ROLLING STONES」に付いていた小冊子が入っているので73年頃のプレスかも知れません。

f:id:jukeboy:20170730202715j:plain

上のラベルと殆ど同じデザインですが、左側にあったSPEED 33 3/1のクレジットが無くなっています。その他は全く同じです。マトリクスがXZAL-9363-P-5W/XZAL-9364-P-1Wです。裏ジャケが穴あきではなくなりステレオ専用のジャケットになります。表側にポスター付きのステッカーはありませんが、裏ジャケの規格番号の下に(POSTER INCLUDED)があり、印刷所のクレジットもSleeve Printed in England by Clout & Baker Ltd.に変ります。このジャケットまで表面がコーティングされています。ポスターが付属して、インナーは他のレコードと共有の普通の青いものです。マトリクスの枝番が上より若いですが、ジャケットが穴あきからSTEREO表記への過渡期に当たるのでここで取り上げました。

f:id:jukeboy:20170818143502j:plain

裏ジャケの規格番号の下に(POSTER INCLUDED)があり、印刷所のクレジットがSleeve Printed in England by Clout & Baker Ltd.のジャケットです。モノラルの生産が終わりステレオだけになった時期のジャケットです。こうやって考えるとずいぶん長い間ポスターが付けられていたんですね!裏ジャケにこの表示があるので表側にはポスター付きのステッカーはありません。

f:id:jukeboy:20170806194028j:plain

80年代に入ってからのラベルです。マトリクスは逆さ文字は無くなり、P1969がその上に移動しています。BIEM/NCBの枠がなくなり、GEMAと横一列にクレジットされています。マトリクスはXZAL 9363/XZAL 9364 8G ∇E Dです。A面は手書きです。裏ジャケは規格番号のみで、印刷所はSleeve Printed in England by Clout & Baker Ltd.です。表面のコーティングは無く、ポスターも付属していません。コーティングが無いので裏ジャケからコーティングの会社のクレジットが消えています。インナーは80年代によく見られたImportant Noticeと書かれたものです。

f:id:jukeboy:20170730210134j:plain

『LET IT BLEED』のラベルで面白いのがMUNUFACTUED BY THE DECCA RECORD CO., LTDのクレジットがBYで改行されているのと、THEで改行されているものがあることです。大文字、小文字問わずに存在するのでどうしてこうなったのか分かりませんね!また、オープン・デッカとボックスト・デッカの過渡期にあたるので同じレコードでも片面はオープン・デッカ、片面はボックスト・デッカという変則的な組み合わせもあるようです。ヴァリエーションがたくさんあるタイトルなのでまだまだ新しい発見があるかもしれません。

また、インナーの担当楽器のクレジットはイギリスではレコード袋に印刷されていましたが、オーストラリア盤はポスターの裏側に印刷されているので、その部分を内側に折りたたんでしまうと気づかないという欠点があります。ニュージーランドは何故か白黒コピーしたような印刷の紙が入っています。何枚か確認しましたが全部そうなのでそれで発売されていたんですね。アメリカやドイツはレコード袋に印刷ですが、UK盤とはデザインが違います。日本はゲイトフォールド・カヴァーで見開きの内側にクレジットがありましたね。また、日本ではポスターは付いていなくてメンバーの写真が載っている長ーい歌詞カードが付いていましたね。これはいろいろなヴァージョンがあるのでまたの機会に『LET IT BLEED』各国盤も取り上げてみようと思います。