jukeboy’s diary

ストーンズ大好き人間です。1972年から集めてきたローリング・ストーンズの各国盤や珍しいレコードを紹介しています。

ローリング・ストーンズ ドイツ盤AROUND AND AROUND いろいろ!!

ローリング・ストーンズのドイツ編集盤『AROUND AND AROUND』です。ドイツでは1964年11月に2枚目のアルバムとして発売されました。規格番号は初回盤がBLK 16315-Pです。この番号は発売の年によって変化していきますので順を追って紹介したいと思います。またジャケット、ラベルも同時に変遷していくレコードなのでまとめてみると結構面白いと思います。内容は当時のアルバム未収録のシングル、EPからの曲で水増し的なアルバムです。ジャケットは5人が並んでいる写真でミックが目をつぶっていて普通だったら没になるような写真が使われています。初回盤のジャケットはコーティングがなく、触った感じが柔らかい紙質です。セカンド・プレスからコーティングされています。

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64年から75年まではDECCAのロゴが右上にあります。それ以降は後で触れますが左下へ移動します。

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初回盤の裏ジャケです。観客がステージに上がってミックに抱き着いている写真が使われています。その下に曲目が書かれています。また、初回盤のジャケットはコーティングされてなく、初期ドイツ盤特有の艶が無い柔らかい紙質でペラペラしています。普通だったら初回盤がコーティングされていると思いますが、このアルバムの前後の『ファースト』と『No.2』を見てみると同じように初回盤のワインレッドにゴールド文字のラベルのものはコーティングされてなく、再プレスの赤ラベルからコーティングがあるのでドイツ盤のジャケットはコーティング無がオリジナルと判断しました。また、上部に2ヶ所ある規格番号の片方がBLKではなく、BKLとミスっているジャケットがあるようですが未確認です。

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セカンド・プレスの裏ジャケです。こちらは表裏両面コーティングされています。写真と曲目は同じですが、規格番号の下が空白になり、右下のクレジットが全く違います。

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初回盤のインナー・スリーヴです。上質な紙が使われ、表側の下にドイツ語でいろいろ書かれています。

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初回盤のラベルです。ワインレッドにゴールドの文字です。ラウンド・デッカと呼ばれるDECCAのロゴがあります。ドイツ盤特有のラベルの一番下に33と書かれた逆三角形のマークがあります。面表示はSeite 1です。マトリクスは機械打ちでLPD-010836-1 X/LPD-010837 Xです。両面共にManufactured in Germanyの刻印があります。

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67年からの赤ラベルです。文字のフォントや配置は上と同じですが右側にMONOのクレジットが追加されています。マトリクスは同じでLPD-010836-1 X/LPD-010837 Xです。両面共にManufactured in Germanyの刻印があります。ジャケットは2番目の裏ジャケのもので表裏コーティングされています。

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1970年9月に規格番号がSLK 16315-Pと変わり再発されます。裏ジャケの右上の部分です。上からBLK 16315-Pのオリジナル盤、セカンド・プレス、規格番号がSLK 16315-Pのものです。SLKのジャケットも表裏コーティングされています。

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左上の部分です。上からBLK 16315-Pのオリジナル盤、セカンド・プレス、規格番号がSLK 16315-Pのものです。SLK 16315-Pはここにはクレジットがありません。

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右下のクレジットです。上からBLK 16315-Pのオリジナル盤、セカンド・プレス、規格番号がSLK 16315-Pのものです。初回盤だけシンプルにグループ名とタイトルだけです。後の2種は同じクレジットです。

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左下のクレジットです。上からBLK 16315-Pのオリジナル盤、セカンド・プレス、規格番号がSLK 16315-Pのものです。オリジナル盤だけLANGSPIELPLATTEと書かれています。

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70年9月からのSLK 16315-Pのラベルです。規格番号が変わり、MONOの文字が無くなっています。マトリクスは同じでLPD-010836-1 X/LPD-010837 Xです。両面共にManufactured in Germanyの刻印があります。

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1975年5月から規格番号が6.21392に変わります。それと同時に表側のジャケットの右上にあったDECCAのロゴが、左下へ移動しています。中央は後で触れますが76年のNOVA RECORDSのロゴです。左側は80年代のDECCAのロゴがジャケットから消えてしまったタイプです。80年代は規格番号も820 717-1と変わります。また、規格番号が6.21392に変わってからはジャケットのコーティングはありません。

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裏ジャケ右上です。上から6.21392の赤ラベル、NOVA TECORDSのラベル、80年代のシルバーのラベルです。80年代はバーコードになってしまっています。

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左上の部分です。80年代プレスだけLONDONのロゴがあり、この時期にはもうDECCAではなくなってしまいます。

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右下の部分です。上から2枚が赤ラベル、NOVAラベル、シルバー・ラベルです。一番上の赤ラベルのP1964の位置が1行目にあり、次の赤ラベルとNOVAのジャケットはP1964が最後にあり最後の2行のクレジットが全く同じなのでこの順番で並べました。80年代のジャケットはP1964とあるだけでその他のクレジットはありません。

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ラベルです。75年5月からの赤ラベルです。マトリクスは機械打ちで6.21 392-01-1/2//6.21 392-01-2、他には6.21 392-01-1/1//6.21 392-01-2/1のも確認しました。前者のB面のマトは前回のマトLPD-010837 XをXXXXXXXと消した跡があります。Manufactured in Germanyの刻印はありません。また、ラベルにSTEREOとありますが、「Not Fade Away」「Bye Bye Johnny」「I Wanna Be Your Man」「Poison Ivy」はモノラル、その他は全部疑似ステです。 

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76年3月に発売されたNOVAのラベルです。上部にNOVAのロゴ、左側にDECCAのロゴがあります。マトリクスは機械打ちで6.21 392-01-1/2//6.21 392-01-2と赤ラベルの最初と同じです。前回のマトをXXXXXXXと消した個所も同じです。Manufactured in Germanyの刻印はありません。

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1980年から87年までのシルバーのラベルです。規格番号が820 717-1に変わります。ロゴがDECCAからLONDONに変わります。左側にMade in West Germanyのクレジットがあります。マトリクスはNOVA盤と同じで6.21 392-01-1/2//6.21 392-01-2です。

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88年からのLONDONのシルバーのラベルです。ここまでくるとMADE IN HOLLANDでヨーロッパ全土に出回っていたのでUK盤の時にも取り上げていないんですが、この再発のシリーズで編集盤は珍しいので取り上げました。 マトリクスは機械打ちで820 717 1  S1=1  670  07  1 1/820 717 1  S2=1  670  07  1 1 12です。ジャケットは上のラベルと同じです。

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ここに収録されている「2120 South Michigan Avenue」はこの時期には珍しく後半のギター・ソロが入ったロング・ヴァージョンです。また、同じアルバムがフランスでも発売されています。これと似たアルバムが昨年紹介したオランダ盤の『GREATEST HITS』です。本国イギリスではシングル、EPの曲を一切アルバムには入れなかったのでこういうアルバムが各国で生まれたんでしょうね。それぞれファーストとセカンドの間に位置しますが、フランスとオランダでは次の『No.2』を『No.3』と変更して発売したのに対してドイツでは『No.2』とそのままで発売したので当時のドイツの人はあれれ??と思ったでしょうね(笑)。このアルバムは編集盤ですが他のオリジナル・アルバムと重複がなくシングル、EPの曲をまとめて一気に聞けるので便利なアルバムですね!次回はフランス盤の『AROUND AND AROUND』を紹介します。