jukeboy’s diary

ストーンズ大好き人間です。1972年から集めてきたローリング・ストーンズの各国盤や珍しいレコードを紹介しています。

ローリング・ストーンズ フランス盤AROUND AND AROUND いろいろ!!

ドイツ盤に続き今回はフランス盤の『AROUND AND AROUND』です。フランスでは1964年10月20日、ドイツよりも早く発売されました。規格番号は初回盤が158.012、72年の再発盤が258.059Bです。ジャケットのデザインはドイツ盤と同じです。フランス盤は表側だけコーティングされていて、初期のジャケットはフリップ・バックになっています。

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右上のDECCAのロゴの部分です。初回盤はロゴの下に何も書かれていません。60年代後半から158.012 Sと入ります。一番右が72年以降に規格番号が258.059 Bと変わってからで下にSTEREOのクレジットがあります。ステレオといっても疑似ステです。なお、60年代の158.012の盤はモノラルという資料もありますが、ドイツ盤同様「Not Fade Away」「Bye Bye Johnny」「I Wanna Be Your Man」「Poison Ivy」の4曲はモノラルで残りは全て疑似ステとなっています。中のレコードのラベルがフランスのモノラル用だったことや音の広がりがあまりないのでモノラルという説が出たのだと思います。疑似ステのせいかこのフランス盤はやや迫力に欠けます。

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初回盤の裏ジャケです。フリップ・バックでグループ名やDECCAのロゴが赤で印刷されています。中央にファン・クラブの住所が書かれています。

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ファン・クラブの住所の部分です。初回盤は赤い枠ですが、再発は青になります。また見た事はありませんが、60年代後半のジャケットで一時的にファン・クラブの住所がないジャケットがあるそうです。すぐに復活したそうなのでこれは単に印刷ミスかも知れません。

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再発盤の裏ジャケです。フランス盤はジャケットの右下に発売日のクレジットがありますが、これは6-70となっています。フリップ・バックでグループ名とファン・クラブの住所の枠が青くなっています。DECCAのロゴは黒で左上に移動しています。

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72年からの規格番号が258.059に変わってからの裏ジャケです。フリップ・バックがなくなっています。グループ名とファン・クラブの住所の枠は青です。DECCAのロゴも同じく左上にあります。

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裏ジャケ右上の部分です。上からオリジナル盤、セカンド・プレス、規格番号が258.059のジャケットです。

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左上の部分です。オリジナル盤だけ規格番号で、それ以降はDECCAのロゴになっています。

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右下の部分です。発売日やMade in Franceの位置など微妙に違います。この部分の発売日のクレジットは他にも多数あると思います。

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左下の部分です。上から初回盤でこちらも全部クレジットが違います。

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インナーです。フランスでは64年から67年までこのパラフィン紙のようなインナースリーヴが使われていました。これにレコードを入れるとなんだか貴重なものを扱っている気分になりますが、破けやすいので完全な形で残っているのが少なくて残念です。68年以降は普通の白い袋に入っています。

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規格番号が158.012のラベルです。60年代に使われていたモノラルの黒ラベルです。MADE IN FRANCEはDECCAのロゴの上に沿って斜めにあります。ラベル左側にあるBIEMというのはパリで設立された録音権協会国際事務局の事で、日本でいうところのJASRACのようなものです。面表示はFace 1、Face 2となっています。規格番号の上にマトリクスがあります。曲名の後にShake、Blues、Limboなどドイツ盤によくみられる曲のタイプが書かれています。ドイツよりも少し早く発売されこのクレジットがあるという事はこのアルバムはフランス主導だったのかもしれません。マトリクスは機械打ちでLPD 010836 D1/LPD 010837 D1です。先にも書きましたがモノラルのラベルですが4曲を除き疑似ステです。このラベルは72年の規格番号が変わるまでこのラベルが使われていたようです。 

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規格番号が258.059のラベルです。フランス・デッカのステレオ用の黒ラベルです。FULL FREQUENCY STEREOPHONIC SOUNDのラインがラベルの中央にあります。また、Made in Franceがラベルの下へ移動しています。ラベルの左側のSACEMというのはフランスの著作権団体の事です。面表示はFace 1、規格番号の上のマトリクス表記は上のラベルと違い逆さ文字となっています。マトリクスは機械打ちでLPD 010836 D1/LPD 010837 D1です。上の158.012のレコードと同じマトです。

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しかしモノラル盤とステレオ盤で同じ疑似ステのマスターが使われているなんて60年代って適当ですよね!ドイツ盤同様、フランス盤の「2120 South Michigan Avenue」も後半のギター・ソロが入ったロング・ヴァージョンです。もしかしたらUK盤はEPに5曲も入れたので収録時間の関係で短くしてしまったのかと思ってしまいます。フランスではこの次のアルバムがUK盤『No.2』と同じ内容でタイトルだけ『No.3』と変えて発売しています。こういう穴埋め的なアルバムは各国にありますが、CDが出る前は勝手に独自のアルバムを作れたいい時代ですね!