jukeboy’s diary

ローリング・ストーンズの珍しいレコードを紹介しています。

ローリング・ストーンズ UK輸出仕様 OUT OF OUR HEADS いろいろ!!

ローリング・ストーンズのUK輸出仕様の『OUT OF OUR HEADS』です。イギリスでジャケットやレコードが作られ、ヨーロッパ各国、主に北欧へ輸出されたレコードです。ジャケット、内容はUSA盤と同じです。UK仕様の『OUT OF OUR HEADS』より1ヶ月早く1965年7月30日に発売されました。規格番号はモノラルLK 4725、ステレオSKL 4725です。USA盤のシュリンクの上に貼られていたステッカーがこちらはジャケットに直接印刷されています。ジャケットは表側だけコーティングされています。

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右上にDECCAのロゴとMONO、STEREOとそれぞれの規格番号があります。

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ステッカーの図柄を印刷した部分です。デザインはUSA盤と同じですが、USA盤の右下にあったアメリカの規格番号の部分は消されています。

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裏ジャケです。こちらもUSA盤と同じデザインです。

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右上にMONO LK 4725、STEREO SKL 4725とクレジットされています。

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右下にDECCAのロゴと印刷所のクレジットがあります。印刷所はモノラル、ステレオ共に後期まで全部Robert Staceです。

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また、モノラルのジャケットではタイトルの表示が「I'm All Right」と「I'm Alright」の2種類存在します。「I'm All Right」の方が初期型と言われていますがレコードのマトリクスと照らし合わせてみると必ずしも一致しせずランダムに入っているので何とも言えません。ステレオは最後までずっと「I'm All Right」のままです。

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ラベルです。最初はモノラルです。右側にSide 1、タックスコードK/T、規格番号などがあります。マトリクスの逆さ文字の括弧はありません。出版社のクレジットはラベルの左側にまとめてあります。マトリクスは機械打ちでXARL-6791-1A/XARL-6792-1Aです。これと同じラベルで他に-2A/-1A、-3A/-1A、-3A/-3Aを確認しました。中でも-2A/-1Aが一番多いような気がします。-1A/-1Aはあまり見た事がなく相当レアだと思います。

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マトリクスの逆さ文字の括弧が( )のタイプです。文字のフォントが違い曲目が小さな文字になります。 BIEM/NCB/GEMAのクレジットが左側へ移動しています。また、出版社のクレジットも左右に分かれています。マトリクスは機械打ちでXARL-6791-2A/XARL-6792-3Aです。

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最初のラベルと似ていますがタックスコードが中央に寄り、マトリクスの逆さ文字の括弧が{ }となっています。マトリクスは機械打ちでXARL-6791-2A/XARL-6792-3Aです。

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また上のラベルのB面が変則的でこのフォントのタイプでBIEM/NCB/GEMAが左側へ移動しています。もしかしたらA面でこのタイプのラベルがあるかも知れませんが未確認なのでここではB面のラベルを載せておきます。

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一番最初のラベルと同じデザインですが溝の形が外側から内側へ変わります。これは68年以降のプレスになります。おそらくこれがモノラルの最終プレスだと思います。ラベルのタックスコードはK/Tのままですが、レコードの刻印は68年暮れからのJ/Tになっています。おそらくラベルは以前のものをそのまま使っていると思います。マトリクスは機械打ちでXARL-6791-2A/XARL-6792-1Aで上より若いです。

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ここからステレオです。ブルーのオープン・デッカです。マトリクスの逆さ文字の括弧はありません。マトリクスは機械打ちでZAL-6791-1L/ZAL-6792-2Lです。

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上とほぼ同じですがグループ名の下にプロデューサー・クレジットがあります。レコードの溝が内側にあるので68年以降のプレスだと思います。ラベルではタックスコードがK/Tとなっていますが、レコードの送り溝では68年以降のJ/Tの刻印があります。マトリクスは機械打ちでZAL-6791-1L/ZAL-6792-2Lです。また、ボックスト・デッカを除いてモノラル、ステレオを通じてプロデューサー・クレジットがあるのはこのラベルだけなのが意外ですね!

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マトリクスの逆さ文字の括弧が( )となっています。NBC/BIEM/GEMAのクレジットが左側へ移動しています。出版社のクレジットもラベルの両側にあります。曲目の文字のフォントが変わり小さな文字になっています。こちらもラベルではタックスコードはK/Tのままですが、レコードの刻印はJ/Tとなっています。マトリクスは機械打ちでZAL-6791-1L/ZAL-6792-2Lです。

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70年代からのボックスト・デッカです。マトリクスは機械打ちでZAL-6791-2L/ZAL-6792-3Lです。

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タックスコードがラベルではK/Tのままで、刻印ではJ/Tというのがかなり適当ですよね!このレコードは初期のUSAロンドン盤でもモノラル、ステレオ共にMADE IN ENGLAND盤がありますが、同じMADE IN ENGLANDなので音質は同じです。また、ここでは取り上げませんが、この後80年代にシルバーのラベルでEU盤が再発されています。UK盤の『OUT OF OUR HEADS』はこの時にカタログから消えてしまい、こちらのアメリカ仕様がヨーロッパ全域で発売されていました。UK輸出仕様のアルバムの中でも特にこのレコードは中古でよく見かけるので多分ヒットした「Satisfaction」と「The Last Time」が入っているので当時ヨーロッパでも相当数売れたと思います。