ローリング・ストーンズ アナログ盤蒐集生活!

1972年から集めてきたローリング・ストーンズのオリジナル盤、各国盤や珍しいレコードを紹介しています。

ローリング・ストーンズ STICKY FINGERS スペイン盤Diffカヴァーいろいろ!!  

ローリング・ストーンズのDiffカヴァーで一番有名なのが何といっても『STICKY FINGERS』のスペイン盤でしょう!スペインではジッパーがダメだったようでこの缶詰から指が出ているデザインですが、こちらも相当ヤバいような気がします(笑)。内容も「Sister Morphine」がカットされ、一部の国でシングル「Brown Sugar」のB面にモノラルで収録されていた「Let It Rock」がここではステレオで収録されています。日本では「Let It Rock」が未発売でしたので、私は78年に西新宿でこのレコードを買いました。規格番号はHRSS 590-01で、このオリジナル盤にもベロマークが違う2種類のジャケットがあります。こちらは初版の右上のベロが赤いものです。ジャケットは両面コーティングされています。

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こちらは75年からの右上のベロが白いものです。ベロの大きさは赤のロゴよりも大きくなっています。こちらも両面コーティングされています。裏ジャケは両方とも同じです。

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裏ジャケです。他国ではシートで白黒で使われていた写真ですが、こちらはカラーで美しいです。

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80年には発売元がEMIに変わり規格番号も10C004-063616に変わります。ジャケットの表側のベロは赤です。ベロの上に規格番号があります。EMI盤はコーティングがなく薄い紙質のジャケットです。

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EMI盤の裏ジャケです。こちらもメンバーのカラー写真が使われています。

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右上のベロの部分を並べてみました。左から初版のWEAの赤いベロ→75年からの白いベロ→EMIの赤いベロです。真ん中の白いベロはあまり見かけません。

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裏ジャケの右下の部分です。上がWEA盤、下がEMI盤です。裏ジャケはこの部分が違うだけで後は全く同じです。

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シートです。他国と同じデザインですが曲名や楽器名などがスペイン語表記となっています。裏ジャケでメンバーの写真を使ってしまったためか裏側は何も印刷されていません。

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こちらはEMI盤のシートです。細かいクレジットを除いてWEA盤と同じです。

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WEA盤とEMI盤のシートの右上の部分です。規格番号が違っています。

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ラベルです。こちらはUK盤のようなデザインです。曲名はスペイン語表記になっています。「You Gotta Move」の作者がM.Jagger-K.Richardとなっています。マトは機械打ちでHRSS-591-01-A-1/HRSS-591-01-B-1です。他にはA-2/B-2のマトも確認しました。このラベルは75年に復活し白いベロのジャケットにもこのラベルのレコードが入っています。

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B面のラベルです。3曲目はタイトル部分が...となっており30秒の無音部分があります。この無音部分を1曲とカウントしているためB面は全6曲となっています。

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こちらはUSA盤のようなラベルです。一部の資料によると72年にはこのラベルに変わったようです。曲名のスペイン語表記は変わりません。マトは手書きでHRSS-591-01-A3/HRSS-591-01-B3です。他にも機械打ちのマトがあるようです。

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B面のラベルです。

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最初にも書きましたが、スぺインでは「Sister Morphine」がダメだったようで「Let It Rock」が収録されていますが、何故かその前に30秒ほどの無音状態があります。ラベルにも3. …とカウントされています。当時この曲をカセットに録音するときはレコードの溝を見ながらイントロ直前に録音開始するのに苦労しました(笑)。

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80年に配給元がEMI変わってからのラベルです。曲名は英語表記が先でスペイン語表記が後になっています。また、B面の30秒の無音はありません。「You Gotta Move」の作者は相変わらずM.Jagger-K.Richardsとなっています。マトリクスは機械打ちで、066-063152-A/064-053616-Bです。

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B面のラベルです。

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このジャケットはストーンズのDiffカヴァーの中で1番素晴らしいデザインではないでしょうか!ジャケットは両面コーティングで美しいし、裏ジャケのメンバーの写真もカラーで美しいです。レコード盤が厚くいい音を出してくれます。UK盤などのシングルではモノラルだった「Let It Rock」はここではステレオで収録されています。私は70年代に本でこのジャケットを知り、缶詰から指が出ているのに衝撃を受けました。曲目を見ると「Let It Rock」という知らない曲が入っていたので探し始め、78年に西新宿のディスクロードで入手しました。当時はDiffカヴァーというよりも「Let It Rock」という知らない曲を聞きたかった方が大きかったです。このアルバムとオーストラリア盤の『COLLECTER'S ONLY』と当時の日本盤を揃えると音源は大体揃ったので便利でした。その後EMI盤を入手したり、90年代には白いベロを発見しいろいろなヴァリエーションがある事を知りました。この記事は2016年7月7日のものを大幅に訂正加筆したものです。当初は白ベロがオリジナルと思っていましたが、atsu-yさんからスペイン盤のオリジナルは赤いベロでUK風のラベルで白いベロは75年からという事を教えて頂き、スペイン盤シングルの裏に載っている広告で赤が初版と確認することが出来ました。そしてキュースケさんにはDiscogsで発売別に載っている事を教えて頂きました。atsu-yさん、キュースケさん、ありがとうございました!