ローリング・ストーンズ アナログ盤蒐集生活!

ローリング・ストーンズのオリジナル盤、各国盤や珍しいレコードを紹介しています。

ローリング・ストーンズ ドイツ盤 GOT LIVE IF YOU WANT IT いろいろ!!

ローリング・ストーンズのドイツ盤『GOT LIVE IF YOU WANT IT』です。1967年1月に旧西ドイツのHOR ZUという会社から発売され、規格番号はSHZT 547です。このHOR ZUというレーベルはSpringer Group of Companiiesという会社から発売されていたTV用の雑誌の名前で1965年からレコード・レーベルと提携してレコードを発売するようになりました。発音は「へ―ル・ツー」らしいです。ビートルズの『HELP!』もこの会社から出ていましたね!ジャケットは各国盤と同じですが左上に大きくHOR ZUのロゴがあります。上部に大きくグルー名とその下にLIVEとあります。GOT LIVE~というタイトルは左下に小さく書かれていますが、ライヴ盤を強調するためLIVEの文字だけ黄色になっています。USA盤と比べると色とりどりで派手なジャケットです。後で規格番号の違うジャケットを紹介しますが、このオリジナル盤のSHZT 547のジャケットだけ表裏コーティングされた厚いしっかりとしたものとなっています。

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左上のHOU ZUのロゴの部分です。下にドイツでの販売元のTeleefunken RecordとDeccaを合わせたTELDECの表記もあります。 

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左下のタイトルの部分です。LIVEのみ黄色になっています。

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右下にもLIVEとあります。

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裏ジャケです。こちらも基本はUSA盤と同じデザインです。

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左上に規格番号SHZT 547とStereoがあります。

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下部中央にRoyal Sound Stereoのロゴがあります。

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ドイツ盤はジャケットとラベルが時代によって変わっていきますのでここでは中のレコードのラベルと合わせるようにジャケットに番号を振っておきます。違いのある部分のみを挙げておきます。最初はジャケット表側のオリジナル盤でのHOU ZUのロゴがあった部分です。右から①オリジナル盤のHOU ZUからのリリース、②規格番号が6.22429に変わってからの赤ラベル、③NOVAラベルです。①はコーティングありで、②③はコーティング無です。

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裏ジャケの右上の部分です。上から①オリジナル盤でこの部分は空欄です。②規格番号が6.22429の赤ラベル、③NOVAラベルです。

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下部左下の部分です。上から①オリジナル盤でRoyal Sound Stereoのロゴがあります。②6.22429の赤ラベルでDeccaのロゴがあります。③NOVAのラベルでNOVAのロゴがあります。

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ラベルです。最初はオリジナル盤です。上部にHOR ZUのロゴがあります。TELDECの表記はありますがDECCAのロゴはありません。左上のリムにMADE IN GERMANYがあります。左側にRoyal Sound Stereoのロゴが、右側に規格番号のSHZT 547と面表記があります。面表記はSeite 1です。左上のリムにMADE IN GERMANYがあります。マトリクスは機械打ちでK ZAL-7517-X/K ZAL-7518-Xです。両面にManufactured in Germanyの刻印があります。ジャケットは①のオリジナルです。

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B面のラベルです。

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上のラベルと同じ規格番号SHZT 547のラベルですが、上部にHOR ZUはありますが、その左側にあったRoyal Sound Stereoのロゴがありません。ラベル中央の左右に大きくSTEREOの文字があります。その他の文字の配置は上と同じです。いつ頃このラベルに変わったかは不明です。マトリクスはK ZAL 7517-Ⅰ X/K ZAL 7518-Ⅰ Xです。上のマトの末尾にⅠが追加されています。両面にManufactured in Germanyの刻印があります。ジャケットは①オリジナルです。

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B面のラベルです。

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規格番号が6.22429に変わってからの赤ラベルです。上部にDECCAのロゴがあります。右側に規格番号の2.22429があります。その下に面表記があり、Side 1となっています。上のラベルでは一番下にあったグループ名がタイトルの下に移動しています。タイトルとグループ名は大文字表記となっています。曲名は1曲1行でまとめられています。最後の2曲はタイトルが長いのとスペースが無いため2行に渡ってクレジットされています。マトリクスは機械打ちで6.22429-00-1/1//6.22429-00-2です。途中にハイフンがあるのでAB面の境は//です。Manufactured in Germanyの刻印はありません。また、オリジナル盤のマトをXXXXXXXXと消してあります。ジャケットは②です。

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B面のラベルです。

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NOVAのラベルです。上部にNOVAのロゴが、その左下にDECCAのロゴがあります。右側にSTEREOと規格番号の6.22429があります。曲目は左揃いになっています。一番下にAN ORIGINAL DECCA RECORDINGとあります。マトリクスは機械打ちで6.22429-00-1/6.22429-00-2です。Manufactured in Germanyの刻印はありません。また、オリジナル盤のマトをXXXXXXXと消してあります。ジャケットは③です。

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B面のラベルです。

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ドイツ盤は最初からステレオのみの発売でした。音はUSAステレオ盤と同じですが、何といってもドイツ盤の特徴はグループ名やLIVEと大きく書かれた派手なジャケットにあると思います。HOU ZUの赤いロゴも派手さを助長している感じです。ドイツではこのアルバムに限らず独自のベストやクラブ・エディション盤でもジャケットに大きくグループ名やタイトルを入れたりしています。そういえば以前紹介したキースの「Run Rudlph Run」のシングルもドイツ盤だけバックの照明の部分が色とりどりで派手でしたよね!そういうお国柄なのか分かりませんが、このアルバムは派手なタイトル文字や大きなグループ名、表裏コーティングされた美しいジャケットで独自の雰囲気を醸し出していていいですね!

ローリング・ストーンズ UK盤 BLACK AND BLUE② EMI以降の再発盤いろいろ!!

前回に引き続きUK盤の『BLACK AND BLUE』です。今回はEMI以降の再発盤を紹介します。ジャケットの表側は各盤同じで、裏ジャケの細かいクレジットの違いがあるのでここでは表側の写真は省略します。最初はEMI盤です。EMI盤は1980年3月14日に発売され、規格番号はCUN 59106です。裏ジャケの右上の規格番号と右下のEMIのクレジットで見分けが付きます。

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裏ジャケ右上の部分です。CUN 59106と当時のEMI独自の長い番号OC064-63 187があります。

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右下にEMI Records Ltd.と住所があります。この時はカセットでも発売されていたようです。

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左下にベロマークがあります。これはWEA盤と同じですね。

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見開きの内側の右面の下部中央にROLLING STONES RECORDSとDistributed by EMI Records Ltd.と著作権表示があります。

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インナーはWEA盤と同じデザインですが全てのコーナーが丸くカットされています。

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裏側は上部のレコード取り出し口に切り口が入っています。

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ベロマークの左側の番号がCUN 59106とEMIの番号に変わっています。

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左下に規格番号のCUN 59106があります。

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ラベルです。EMI盤は月夜が描かれたカスタム・ラベルしか存在しません。左側にCUN 59106とSTEREOがあります。右側にSIDE ONEと著作権表示があります。曲目は左揃いになっており、WEA盤同様キースが先のクレジットとなっています。マトリクスは機械打ちでCUN 59106 A-1/CUN 59106 B-1です。

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B面のラベルです。

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 ここからCBSからの再発盤です。CBSからは1988年1月に発売され、規格番号は450203 1です。CBS盤は残念ながら見開きではなくシングル・ジャケとなってしまいました。裏ジャケに曲目が書かれています。

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曲目の部分です。

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右上に規格番号450203 1とバーコードがあります。

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左下にベロマークがあります。

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下部中央にDistribution CBS RecordsとMade in Englandがあります。

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CBS盤は残念ながら専用のインナーは無くレコードは普通の白い袋に入っています。ラベルです。ストーンズ・レーベルのイエロー・ラベルです。上部にジャケットと同じ書体のグループ名とタイトルがあります。左側にSIDE 1と回転数とStereoがあります。右側に規格番号の450203 1があります。曲目は左揃いになっており、このCBS盤はミックのクレジットが先になっています。リムの最後にMADE IN ENGLANDがあります。マトリクスは手書きで450203-1-A1/450203-1-B1です。CBS盤はこのイエロー・ラベルしかありません。

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B面のラベルです。

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ここからユニバーサル(ポリドール)盤です。これはボックスの中の1枚として発売され、Made in EUですがジャケやラベルの違いを見るために取り上げます。ユニバーサル盤は2010年11月22日に発売されました。規格番号は0602527142906です。ジャケットはぼやけたような感じですべすべの味気のないものとなっています。見開き仕様で裏ジャケ左下の番号が違います。

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裏ジャケ右上にバーコードがあります。

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左下にベロマークとポリドールのロゴ、規格番号があります。

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見開きの内側は同じ写真ですのでここでは省略します。クレジット等は一切なく写真のみとなっています。インナーです。デザインは同じですが角が直角になっています。

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裏側の下部に著作権表記、ユニバーサルライセンス、Made in the EU等のいろいろなクレジットがあります。

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ラベルです。夜空のカスタム・ラベルとなっています。右側のSIDE ONEの下にポリドールのロゴがあります。クレジットはキースが先になっています。リムにMADE IN THE EUがあります。マトリクスは機械打ちで88688E1/A  2719240-A//88688E2/A  2719240-Bです。AB面の境は//です。

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B面のラベルです。

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2018年にはユニバーサルから再びストーンズ・レーベルのカタログがボックス・セットとして発売されます。規格番号もCOC 59106とオリジナルと同じです。裏ジャケのバーコードもなくなりオリジナル盤とそっくりですが、やはり写真が不鮮明なのと紙質がオリジナル盤と全く違います。まあ、こちらをオリジナル盤と称して売ってると困りますが…。

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裏ジャケの左下にベロマークと規格番号があります。

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見開きの内側はオリジナル盤と同じです。右側のクレジットにユニバーサルのライセンスとMade in EUがあります。

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インナーはオリジナル盤と同じですがコーナーが直角となっています。

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インナーの裏側です。

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このレコードには各国盤に付いていた歌詞カードが付いています。紙質は艶のある薄い紙です。

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各面の左下に作者クレジットがあります。ここでもキースが先になっています。

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B面側の右下にベロマークとナント!P-10174と日本盤の番号があります。どうやら日本盤の歌詞カードをコピーしたようですね(笑)。まさか42年後にヨーロッパでの再発盤に日本盤の歌詞カードが使われるとは当時の関係者は思ってもみなかったでしょうがこの辺がテキトーですよね!

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ラベルです。この再発盤も月夜のカスタム・ラベルが使われています。左側に規格番号のCOC 59106とSTEREOがあります。この部分だけ見るとオリジナル盤と間違えそうです。右側にSIDE ONEと2018年の著作権表示があります。作者クレジットはキースが先になっています。マトリクスは手書きで0602557974577 A/0602557974577 Bです。

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B面のラベルです。

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こうして再発盤を追ってみるとEMI盤はまあジャケットの写真も鮮明で、インナー等もオリジナルの版から作っているのが分かります。ラベルもカスタム・ラベルを使用していますし好感が持てます。CBS盤はCD時代になりレコードにあまり力を入れていなかったのか、シングル・ジャケでラベルも普通の黄色いものとなっています。インナーは無く白い袋に入っているというのもレコードが売れなかった時代を表しているようです。最近のユニバーサルの再発はオリジナルに忠実に作っていますがやはりジャケットが不鮮明なのが残念です。それぞれの時代で何度も再発されていますが、このレコードは内容が素晴らしく時々取り出しては聞いているいいレコードです! 

ローリング・ストーンズ UK盤 BLACK AND BLUE ① WEAオリジナル盤 いろいろ!!

ローリング・ストーンズのUK盤『BLACK AND BLUE』です。1976年4月20日に発売され、規格番号はCOC 59106です。ミック・テイラーが脱退したため、ウェイン・パーキンスやハーヴェイ・マンデルが参加した曲が聞けます。ロン・ウッドがメンバーとなってから初のアルバムですが、過渡期のためギターでは2曲しか参加していません。ジャケットは海岸で撮ったメンバーの写真が使われています。見開きで表側にミック、キース、ビルが、裏側にチャーリーとロンがいます。UK盤は手触りがソフトな感じです。

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右上にグループ名とタイトルがあります。グループ名の白は雲みたいだし、タイトルの青は青空の色とマッチしてきれいですね!

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裏ジャケです。UK盤は左下にベロマークと規格番号があるだけのシンプルな感じです。

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左下のベロマークの部分です。

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見開きの内側です。ストーンズにとって海での写真は珍しいですが、夕暮れの海がいい雰囲気ですね。まさにブラック・アンド・ブルーの世界ですね!

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見開き内側の右ページに各クレジットがあります。ローリング・ストーンズ・レコードと配給元のWEAのクレジットの部分です。

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クレジットの最後にストーンズ・レコードの登録商号のPROMOTONE B.V.とPrinted in Englandがあります。

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インナーです。ストーンズ・レコードのレコーディング・シートが使われ、誰がどの楽器を担当しているのか分かります。当時はこのインナーを見ながらレコードを聞くのが楽しみで、画期的なインナーだと思いました。こちらはA面側です。上部レコード取り出し口に丸くカットがあり、下部のコーナーは丸くカットされています。

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反対側です。こちらはB面の曲が載っています。

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ラベルです。このレコードはラベルが2種類あり、こちらは月夜を描いたカスタム・ラベルです。左側にCOC 59106とSTEREOがあります。左側にSIDE ONEとマト、著作権表記があります。曲目は左揃いで両面4曲ずつで作者やプロデューサーなどのクレジットが下にまとめられているのですっきりとした印象です。このアルバムは作者クレジットがキースが先になっていて、ミックが後になっているのが特徴です。これは同時期のシングル「Fool To Cry」でもキースが先になっていましたね。一番下に何故かUSA盤の番号のCOC 79104があります。マトリクスは手書きでCOC 59106 A1/COC 59106 B1です。その他にROLLING STONESとSTERLINGの刻印があります。このタイトルは殆どがA1/B2でA1/B1は殆ど見かけません。

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B面のラベルです。

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こちらはストーンズ・レコードのイエロー・ラベルです。こちらがセカンドプレスで77年以降のラベルと言われています。上部に小さくBLACK AND BLUEとあります。その右下にベロマークがあります。左側にマトのCOC 59106-AとMade in UKがあります。右側に規格番号のCOC 59106とその下にUSA盤の番号のCOC 79104と著作権表示があります。曲目は中央揃いになっていて、こちらもキースが先にクレジットされています。マトリクスは手書きでCOC 59106 A1/COC 59106 B1です。その他両面にROLLING STONESとSTERLINGの刻印があります。こちらもA1/B2以降が殆どでA1/B1は殆ど見かけません。 

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B面のラベルです。

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この『BLACK AND BLUE』はストーンズのアルバムで初めて発売日に買ったレコード(当時は日本盤)で思い入れのあるレコードです。初めて聞いたときはストーンズにしては音がクリアなのと、曲調がバラエティにとんでいるのに驚きました。特にA面のファンク→ロック→レゲエ→バラードという曲の流れがすごく気に入りました。当時はレゲエなんて全く知らず、「Cherry Oh Baby」を初めて聞いた時は「なんじゃこの民謡みたいなのは?」と驚きました。また、「Melody」のようなジャズ調の曲もストーンズとしては珍しいなと思いました。そしてなんといっても「Memory Motel」はストーンズのバラードの中で一番の名曲だと思います。当時はミック・テイラーが抜けて誰がメンバーになるのかと話題になっていましたが、ロン・ウッドと発表された時は意外で驚きました。私はミック・ロンソンが入ると思っていたので、ロニーはストーンズとしては何だか違和感で、その後数年はロニーをメンバーとして認めたくないという思いがありました。ビルとスチュはピーター・フランプトンをメンバーにしたかったそうです。そんなメンバー探しも今となっては懐かしいですよね!ストーンズとしては過渡期のアルバムですが、名曲揃いのいいアルバムだと思います。

ローリング・ストーンズ UK盤 FOOL TO CRY いろいろ!!

ローリング・ストーンズのUK盤シングル「Fool To Cry/Crazy Mama」です。1976年4月20日に発売され、規格番号はRS 19121です。イギリスではストーンズ・レーベル(以下RSR)からの5枚目のシングルとして、アルバム『BLACK AND BLUE』と同時発売されました。レコードはベロのカンパニースリーブに入っています。

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ラベルです。最初はプロモからいきます。イギリスではRSRになってからプロモはあまり作られませんでしたが、このシングルはプロモが作られました。ラベル上部に大きくAとあります。規格番号はRS 19121 DJとなっています。このシングルには3:59のエデイット・ヴァージョンがモノラルで収録されています。『SUCKING IN THE SEVENTIES』に収録されているエディット・ヴァージョンと同じ編集ですがモノラルのエディットはこのレコードと、フランスのプロモ・シングルでしか聞けません。下部に下部にSPECIAL DJ VERSION NOT FOR SALEとあります。作者クレジットはRichard/Jaggerでキースが先に書かれています。マトリクスは手書きでRS 19121 A DJ/RS 19121 B DJです。他に両面にROLLING STONESがあります。

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プロモ盤のB面のラベルです。こちらは「Crazy Mama」の通常のヴァージョンが収録されていますが、モノラルとなっています。

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ここからレギュラー盤のラベルです。オリジナルと言われているソリッド・センターのラベルです。こちらはプロモと違いアルバムと同じヴァージョンがステレオで収録されています。左側にMade in UK、右側に規格番号のRS 19121があります。その下にタイム表記とSTEREOがあります。作者クレジットはプロモ盤同様キースが先にクレジットされています。アルバム『BLACK AND BLUE』でもキースが先のクレジットになっていますね!マトリクスは手書きでRS 19121 A2/RS 19121 B2です。他に両面にROLLING STONESがあります。

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B面のラベルです。こちらもプロモとは違いステレオで収録されています。

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プッシュ・アウト・センターです。センターの部分が変わっただけで、文字の配置はソリッド・センターのラベルと全く同じです。マトリクスも同じでA2/B2です。

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B面のラベルです。

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普通のセンター・ホールのラベルです。こちらも文字の配置等は全く同じです。マトリクスも同じでA2/B2です。

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B面のラベルです。

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WEA時代のストーンズ・レーベルのシングルはこれで最後になります。イギリスでは「Brown Sugar」から「Fool To Cry」まで各アルバムにつきシングルは1枚といったリリースとなっています。(他国では2~3枚)しかも各シングルにソリッド・センター、プッシュ・アウト・センター、普通のセンターと3種類存在していたことになります!「Fool To Cry」は『Black And Blue」の中でも最初期に録音された曲で、エレクトリック・ピアノはミックが弾いています。その他ギターはウェイン・パーキンス、シンセサイザーはニッキー・ホプキンスで、ロニーは参加していません。バラードで当時はえ?これをシングルA面に持ってきたかと驚きました。76年ツアーでは毎回演奏していましたね。B面の「Crazy Mama」はビリー・プレストンがピアノで参加しています。ベースはキースですが、ブートで聞けるビルと思われるベースが「She Was Hot」のように上下していてこの曲に関してはビルのベースの方がストーンズらしくて良かったような気もします。こちらは77年のエル・モカンボでも演奏していますが、早くオフィシャルでこの時のライヴも出して欲しいですよね!バラードとロックの2曲共ストーンズらしい曲のカップリングで今聞いても結構いいシングルです。

ローリング・ストーンズ パキスタン盤 PAINT IT BLACK!!

ローリング・ストーンズパキスタン盤「Paint It Black/Long Long While」です。1966年に発売され、規格番号はF-12395です。パキスタンでのストーンズのレコードはこれと「We Love You」の2枚しか確認されておらず、他にはどんなレコードが発売されているのか不明です。ピクチャースリーヴは元々無く、カンパニースリーブに入っています。

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カンパニースリーブの裏側も同じデザインですが、上部レコード取り出し口が数ミリカットされています。

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カンパニースリーブはレコードの取り扱い方などの注意書きが書かれています。右下にTHE GRAMOPHONE CO. OF PAKISTAN LTD.があります。その上に小さくMADE IN PAKISTANがあります。

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レコードはマルチカラー盤となっています。当時ストーンズのカラー盤はカナダやギリシャなどでも作られていましたね。また、このレコードは黒盤もありますが、つい数ヶ月前にeBayで2000ドルなんていうとんでもない値段で売られていたのでそちらは手に入れていません。

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A面のラベルです。カーヴド・デッカの黒ラベルです。右側にMADE IN PAKISTANと規格番号のF-12395があります。マトリクスは機械打ちでXDR-38032-T1/XDR-38068-T1です。

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B面のラベルです。

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音はUK盤と比べるとややこもりがちで、特にイントロのドラムの音などは段ボールの箱を叩いているような感じです。パキスタンというとどうしても軍事政治国という気がしますが、72年まではイギリスの連邦国だったのでこういうロックのレコードも発売されていたのだと思います。先にも書きましたがパキスタンではこのレコードの他に「We Love You/Dandelion」が発売されていますが、発売は1970年で規格番号が何故かDL-25306とドイツの番号となっています。写真で見た事がありますが「Paint It Black」同様黒のカーブドデッカのラベルでDL-25306と書かれています。「Paint It Black」はUK盤の番号だったのにこれは謎ですね!こういった珍しい国でのレコードを見ると一体どれだけの国でどの位のストーンズのレコードが発売されていたのか思い気が遠くなりそうですね!