ローリング・ストーンズ アナログ盤蒐集生活!

ローリング・ストーンズのオリジナル盤、各国盤や珍しいレコードを紹介しています。

ローリング・ストーンズ トルコ盤 BIG HITS!!

ローリング・ストーンズのトルコ盤『BIG HITS』です。1967年に発売され、規格番号はTXL 101です。内容はUK盤仕様で、モノラルのみの発売です。ストーンズのトルコ盤は裏ジャケが通常とは違ったデザインが多く見られ、この『BIH HITS』もUK盤の表側が白黒になったものが使われています。表側はUSA盤の表側と同じ写真が使われています。販売元はデッカなので、このジャケットにDECCAのロゴがあるとなんだか違和感がありますね!USA盤よりも色が薄く、特にチャーリーの辺りや湖の上の部分や、下のミックの足の先の石ころがセピア色になっていますがこれは色あせではなく元々こういう色合いの印刷だったと思います。ジャケットはシングル・ジャケで各国盤にあった写真のブックレットは付いていません。

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左下のDECCAのロゴの部分です。

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曲目の部分です。

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裏ジャケです。文字の配置や写真などUK盤のジャケットそのままですが、写真が白黒になり、バックの色も白なのでまるで色がとんでしまったような感じで雰囲気が全く違います。3辺フリップバック仕様となっています。

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左下にDECCAのロゴがあります。その下に規格番号のTXL 101があります。

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右下の部分です。トルコ語で「このレコードはメロディー・レコード・ファクトリーで作られました」と書かれています。

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インナーです。トルコ・デッカの専用のインナーです。左側が斜めにカットされていますが、これはレコードの取り出し側で元々こういうデザインです。

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ラベルです。DECCAのロゴの形とリムが無いところが南アフリカ盤と似ています。その下にLONG PLAYINGとffrrの耳のマークがあります。右側にSide 1、TXL 101とマトがあります。曲目は左揃いでタイムや、作者、プロデューサー・クレジット等がなくシンプルなデザインです。マトリクスは機械打ちでXARL-7503-1A/XARL-7504-3Aです。これはUKモノラル盤と同じマトです。

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B面のラベルです。

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このレコードはジャケットとラベルのどこにもトルコのクレジットがありませんが、裏ジャケのクレジットがトルコ語で書かれているのでトルコ盤と分かります。内容はイギリス仕様で、ジャケットがアメリカ仕様という変則的なレコードです。音はモノラルでUKモノラル盤と比べるとそんなに悪い音ではありませんが、全体に奥に引っ込んだ迫力不足のような感じです。ジャケットは裏ジャケが独自のもので色がないだけでこんなにも印象が違うのかと驚いてしまいます。表側の色合いも何だか違いますしまだまだ60年代は国によって独自のジャケットがあって面白いですよね!

ローリング・ストーンズ 日本盤 ビトウィーン・ザ・バトンズ いろいろ!!

ローリング・ストーンズの日本盤『ビトウィーン・ザ・バトンズ(ボタンの間に)』です。1967年(昭和42年)4月20日に発売され、規格番号はSLC 173です。日本盤はジャケットの上部に大きくタイトルとグループ名があります。見開きで、裏ジャケも独自のデザインとなっています。初期型はぺらジャケで後期へ行くとハード・カヴァーになります。最終型は見開きではなくなってしまいます。帯も紺帯→赤帯と変化していくので順番に紹介していきます。最初はオリジナルの紺帯です。ジャケットはぺらジャケで表面は艶があります。当時の値段は2000円です。

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こちらは赤帯です。ジャケットは硬い紙質に変わります。中止になった来日記念帯が付いています。

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赤帯は当初2000円でしたが、73年~74年頃のオイルショックで2300円になります。右が2000円、左が2300円です。価格の部分だけ違うだけでその他の部分の変更ありません。

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紺帯の裏側は何も印刷されていませんが、赤帯の裏側はキングレコードのカタログが載っています。文字も赤い色となっています。

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右上にロンドンのロゴと規格番号があります。

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裏ジャケです。こちらは日本独自のものとなっています。ゴルフをしているメンバーは珍しいですよね!ちなみにイアン・スチュワートは大のゴルフ好きで、ツアー先でもわざわざゴルフ場に近いホテルに泊まっていたそうです。こちらにも上部に大きくタイトルとグループ名があります。

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左下にグループ名とジャケットのチャーリーのボタンにあった丸いタイトル文字が書かれています。

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右下に値段があります。曲目は全て日本語で書かれています。

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見開きの内側です。左側にUK、USA盤の裏ジャケにあったチャーリーのイラストが描かれています。チャーリーのイラストは英語の下に日本語の訳があります。右側に朝妻一郎さんの解説があります。

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チャーリーのイラストには日本語の訳が付いています。英語圏以外でもこのアルバムは発売されていますが、訳が付いている国は珍しいです。

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左側のページの左下にdrawings/charlie wattsとあります。

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ここから右ページです。左上にSTEREOがあります。

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右上に規格番号のSLC 173と価格が書かれています。

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左下にロンドンのロゴがあります。

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下部中央に発売元のキングレコードのクレジットがあります。

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右下にプロデューサーや作者、アレンジのクレジットがあります。オリジナル・ライナー・ノーツとしてチャーリーのクレジットもあります。その下に著作権表示の©1967があります。

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歌詞カードです。

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歌詞カードの裏側です。

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ラベルです。最初はプロモからいきます。上部にLONDONとSTEREOがあります。左側に見本盤と面表記NO.1があります。右側に非売品と規格番号があります。曲目は中央揃いになっており作者は下にAll selections wrttens by Jagger Richardとあります。その下にUKステレオ盤のマトのXZAL 7644と日本盤のマトのSDLB 2124が書かれています。マトリクスは機械打ちでSDLB 2124-2-1-8  XZAL-7644-4K/SDLB 2125-2-1-5  XZAL-7645-4Kです。両面にJISマークがあります。また、日本のマトの反対側にXZAL~とUK盤のマトがあります。これ以降レギュラー盤のラベルにも全てこのUK盤の-4K/-4Kのマトがあります。UK盤と同じマザーを使っているんでしょうか?

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B面のラベルです。

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プロモは当時のキングレコードのプロモ専用のスリーヴに入っています。実際にどこかで使われていたのか曲目を印刷した紙が貼ってあります。

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ここからレギュラー盤です。当時のキングのステレオ用の青ラベルです。上部にffssとLONDONのロゴがあります。左側に面表記、右側に規格番号のSLC-173があります。タイトル、曲目の部分はプロモと全く同じです。マトリクスは機械打ちでSDLB 2124-2-1-11/SDLB 2125-2-1-8です。両面にJISマークとUK盤のマトがあります。

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B面のラベルです。

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赤帯になってからの後期型のラベルです。上のラベルとほぼ同じですが、右側の規格番号の上に回転数が追加されています。マトリクスは機械打ちでSDLB 2124-4/SDLB 2125-7です。JISマークは線で消されています。両面にUK盤のマトがあります。

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B面のラベルです。

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赤帯2300円になってから見開きではなくなってしまいます。表裏は見開きと同じですが、歌詞カードに見開きの内側にあったチャーリーのイラストと解説が付けられているものに変わっています。

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2つ折りの反対側です。

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ラベルです。2番目のラベルと文字の配置等は同じですが溝が違い平面的になっています。マトリクスは機械打ちでSDLB 2124-14/SDLB 2125-7です。こちらもJISマークが線で消されています。両面にUK盤のマトがあります。

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B面のラベルです。

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この頃発売された日本盤はアルバムは高級品といったイメージが強いせいかジャケットは見開き仕様で、裏ジャケが本国と違うものが多いですね。表側が寒い冬なのに対してゴルフ場でのメンバーという全く違う季節の写真を持ってきたのが面白いです。メンバーがボーリングをしている写真もありましたが、ゴルフっていうイメージもありませんよね。実際にプレイしていたのかは不明です。また、ジャケットの表裏に大きくグループ名とタイトルを入れたのも日本盤の特徴です。また、マトに日本のマトの他にUK盤のマトがありますが、これってUK盤のマザーを使っているんでしょうか?70年代のワーナー盤でもUSA盤のマザーを使っているらしくUSA盤のマトが書かれていましたが、こんなに早い時期に海外のマザーを使っているとしたら驚きです。私はこのレコードを最初に聞いたときストーンズの演奏や曲の良し悪しよりもとにかく音がいいと思いました。ステレオ感といい、各楽器のバランスが60年代にしてはいいですよね!

ローリング・ストーンズ インド盤 ファースト!!

あけましておめでとうございます!昨年はたくさんの方にアクセスして頂きましてありがとうございました。今年も5日~1週間に一度のペースでストーンズのレコードを紹介していきますのでよろしくお願い致します。

今年の第一弾はローリング・ストーンズのインド盤『ファースト』です。インドでのDECCA時代のアルバムはファーストから80年の『SLOW ROLLERS』まで全タイトルイギリスと同じ規格番号でリリースされています。ジャケットもほぼUK盤と同じですがこのファーストだは裏ジャケが異なっており、メンバーの写真がありません。1964年に発売され、規格番号はLK 4605です。インドでの販売元はグラモフォンです。ジャケットは一体ですが表側は白い台紙の上にLP大のスリックをそのまま貼ったようになっています。スリックは薄い紙で糊のためかしわが目立ちます。

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右上にDECCAのロゴがあります。それ以外は何のクレジットがありません。

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UK盤は左上にMONO、LK 4605とありましたがインド盤は何のクレジットがありません。

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裏ジャケです。3面フリップバック仕様となっています。フリップバックの部分だけ色が違います。各国盤にあったメンバーの写真がないのでシンプルなデザインとなっています。

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右上にMONO、LK 4605があります。

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曲目の部分です。「I Need You Baby」表記となっています。また、スチュの担当楽器の部分で「Can I Get A Witness」が「Can't I~」となっています。

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左下にDECCA のロゴがあります。

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下部中央に回転数や配給元のグラモフォン、INDIA等のクレジットがあります。

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右下に鳥の絵がありますが何を表しているのか不明です。

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ラベルです。インド・デッカのモノラル用の赤ラベルですが一見するとUK盤に似ていますね!上部に大きくDECCAのロゴがあり、その下に左から回転数、LONG PLAYING、ffrrの耳のマークがあります。出版社クレジットは左側にまとめられており、右側にSide 1、と規格番号、その上にマトリクスの逆さ文字、下にRecording First Published 1964があります。曲目は中央揃いで、曲名の後に作者があります。一番下に小さくMADE IN INDIAとあります。マトリクスは機械打ちでXARL-6271-1A/XARL-6272-4Aです。

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B面のラベルです。

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インド盤は音がいいといわれていますが、このファーストもUK盤と全く同じ音圧、音質で安定した音が聞けます。「Tell Me」のアコギの音もキレイではっきりしています。レコード盤もしっかりしていて近隣の東南アジア諸国のプレスとは全く違うのが特徴です。このインド盤は裏ジャケのメンバーの写真がなく独自のデザインとなっていますが、写真がないだけでこんなにも印象が違ってしまうんですね!インド盤はストーンズ以外でもビートルズも音がいいと言われています。見つけても状態の良いものが少なく、高値で取引されているのが難ですが、UK盤に匹敵する音が聞けるので貴重だと思います。

ローリング・ストーンズ UK盤 THE ROLLING STONES No.2 いろいろ!!

過去ログを見ていてこのアルバムを紹介するのを忘れていたことに気が付きました。UK盤は一部を除いて発売順に紹介していますが、『No.2』は当時日本では発売されておらず、馴染みのないアルバムですがすっ飛ばしていたとは…。以前Paste Over Coverには触れておりますがここで改めてジャケットやラベルをまとめてみようと思います。タイトル通りストーンズにとって2枚目のアルバムで、1965年1月15日に発売され、規格番号はLK 4661です。シングルでいうと「Little Red Rooster」と「The Last Time」の間になります。このアルバムはモノラルのみの発売です。ジャケットはデヴィッド・ベイリーが撮影したメンバーの写真で表側にはDECCAのロゴがあるだけでグループ名もタイトルもありません。暗い写真で初期のストーンズの危ない雰囲気をよく表していると思います。表側はコーティングされています。

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左上にMONOとLK 4667があります。

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右下にDECCAのロゴがあります。

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裏ジャケです。初期盤は上下フリップバック仕様となっています。

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右上にMONOとLK 4667があります。また、後で触れますがライナーに問題となったblind manがあります。

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左下に印刷所のJames Upton Ltd.のクレジットがあります。その右上にDECCAのロゴと、その下に The Decca Record Company Ltd.があります。

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右下にフォトグラファーのディヴィッド・ベイリーと、アレンジとプロデューサー・クレジットがあります。

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曲目の部分です。1曲目の「Everybodey Needs Somebody To Love」は『NOW』のヴァージョンと違い、ベースから始まるロング・ヴァージョンです。このヴァージョンは日本では1980年まで未発売で、私はCD化になってから初めて聞きました。

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初期盤のライナーには「もしあなたがパンを買えないようでも、盲人の頭を叩いて財布を盗んでこのアルバムを手に入れろ。」という文が書かれています。

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このblind manの部分を応急的に処置するために新たなライナーを印刷した紙をジャケットの裏に張り付けたのがPaste Over Coverと呼ばれるものです。ジャケット裏面全体に紙が貼られています。ビートルズのブッチャー・カヴァーみたいですが、これも結構高値で取引されています。

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修正後のライナーです。blind manの部分がごっそりなくなっています。後期盤で表側のコーテイングはありますが、裏ジャケはフリップバック仕様ではなくなっています。

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左から初期盤のblind man→Paste Over Cover→後期盤でblind man表記無です。blind manのが部分がなくなりライナーの文の長さが短くなっています。Paste Over Coverは裏側にわずかにかかっているコーティングの上に張り付けてあるのが分かります。なお、フリップバック仕様でなくてもblind manは存在します。

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左下の部分です。上から初期盤で印刷所のクレジット有→Paste Over CoverでPrinted in England表記→後期盤でこの部分のクレジット無しです。なお、Paste Over CoverにはPrinted in Englandがあるものと無いものの2種類ありが、無い方がおそらく後期であまり見かけません。そのクレジット無しの印刷がそのまま後期盤のジャケットに使われたと思います。

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インナーはデッカのモノラル専用のものが使われています。

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ラベルです。デッカ・モノラル用の赤ラベルで、DECCAのロゴの上にMADE IN ENGLANDがあります。ロゴの下にLONG PLAYINGと回転数、ffrrの耳のマークがあります。著作権表示と出版社は左側にまとめられています。右側にSide 1と規格番号のLK.4661があります。規格番号の上にタックスコードK/Tとマトリクスの逆さ文字があります。曲目は1曲1行で作者も連ねています。キースのクレジットがRichards表記となっています。マトリクスは機械打ちでXARL-6619-1A/XARL-6620-1Aです。ジャケットはフリップバック仕様でBlind man表記です。

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上のラベルと似ていますがグループ名の下にプロデューサー・クレジットやアレンジ、録音場所等のクレジットが追加されています。いろいろクレジットが追加されたため曲目の間隔が狭くなっています。マトリクスは機械打ちでXARL-6619-1A/XARL-6620-2Aです。ジャケットはフリップバック仕様ではないblind man表記です。

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こちらも上部にMADE IN ENGLANDのみのラベルですが、左側にあったBIEM、NCBのクレジットが規格番号の下へ移動しています。曲目のフォントが全く違います。マトリクスの逆さ文字のカッコは{ }です。マトリクスは機械打ちでXARL-6619-2A/XARL-6620-2Aです。ジャケットはフリップバック無のblind man表記です。このラベルを初版としている資料もありますので-1A/-1Aがあるのかも知れません。

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ここから上部のリムがMADE IN ENGLAND-THE DECCA RECORD CO., LTD.のラベルです。このリムの部分を除き一番上のラベルと全く同じです。マトリクスは機械打ちでXARL-6619-2A/XARL-6620-1Aです。ジャケットはフリップバック仕様でblind man表記です。

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上部のリムがMADE IN ENGLAND-THE DECCA RECORD CO.,LTD.のラベルです。左側に著作権表示と出版社、右側に規格番号があります。規格番号の上にタックスコードK/Tとマトの逆さ文字があります。曲目は「Everybody Needs Somebody To Love」の作者が2行目に移動したためバランス良くなっています。グループ名の下にプロデューサー・クレジット等はありません。マトリクスは機械打ちでXARL-1A/XARL-6620-1Aです。ジャケットはフリップバック無、blind man表記も無です。また、このラベルと同じラベルでマトリクスが-2A/-1AのレコードがPaste Over Coverに入っていました。

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ここからは70年代のボックスト・デッカのラベルです。ボックスト・デッカになってからはラベルにMONOのクレジットが入るようになりましたが、最初はそのMONOのクレジットがないラベルです。この後のラベルと比べるとよく分かりますが中心の穴の上にMONOの文字がありません。左側にSide 1、右側にLK 4661とマトがあります。マトは逆さ文字ではなくなっています。マトリクスは機械打ちでXARL-6619-1A/XARL-6620-1Aと両面1Aとなっています。ジャケットはblind man表記ありです。

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ここからはボックスト・デッカでラベルにMONO表記があるラベルです。左側に回転数が加わり、上のラベルでは改行無しで続いて表記されていた曲目が1曲毎となっています。マトリクスは機械打ちでXARL-6619-2A/XARL-6620-2Aです。ジャケットはblind manありと無の両方確認しています。

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上のラベルとほぼ同じですが、DECCAのロゴの左下に大きく回転数33 1/3 rpmが追加されています。その下に元にあった回転数があるので、回転数の表記が2ヶ所になっています。その他の部分は上と同じです。マトリクスは機械打ちでXARL-6619-4A/XARL-6620-4Aです。ジャケットはblind man無です。

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80年代のデッカの白ラベルです。DECCAのロゴの下にナント!STEREO表記があります。疑似ステかな?と思い聞きましたが実際はモノラルです。ラベルの次の写真で分かるようにこのレコードはジャケット表側のMONOは消えていますが、裏ジャケはMONO表記です。マトリクスは機械打ちでXARL 6619 5X ▽ 420  1 1/XARL 6620 5X ▽ 420 1 1です。blind man表記はありません。

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80年代プレスとそれ以前のジャケットの左上です。それまではMONO LK 4661がありましたが、80年代プレスのジャケットの左上には何も書かれていません。裏ジャケは全く同じです。

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ラベルやマト、ジャケットの組み合わせはあくまでも私の持っているレコードですので、同じラベルでも違うマトやジャケットの組み合わせがあると思います。ライナーのblind manは当時イギリスの上院議会で取り上げられるくらい問題になったらしいですが、ジャケットの変遷を見ると必ずしもある時期で修正後のジャケットに切り替わったわけではなく、ボックスト・デッカになってからもblind manが存在しているのでこの辺はかなり適当だったと思います。また、フリップバック仕様に必ずしもマト-1A/-1Aが入っているわけではなく、後期のジャケットに-1A/-1Aが見られたりするので初期型はこうだ、とはっきりしたことが言えないのが現状です。最近は単独でCDが発売されたりと脚光を浴びているアルバムですが、80年以前は日本で発売されていなかったせいか馴染みのないアルバムとなってしまうかもしれません。しかし改めて聞くと素晴らしいアルバムですよね!今後もっと評価されるべきアルバムだと思います。今回でUK盤の60年代デッカのアルバムは全て紹介しました。今後はデッカのコンピレーション盤や、まだ紹介していないデッカUKシングルのプロモなども取り上げていこうと思っています。

ローリング・ストーンズ アルゼンチン盤 SUS MAJESTADES SATANICAS!!

ローリング・ストーンズのアルゼンチン盤『SUS MAJESTADES SATANICAS』です。これは『サタニック・マジェスティーズ』ですが、現地語で表記されています。そしてなんといっても『BIG HITS』のジャケットが使われています。ある意味珍品扱いですが、アルゼンチンでは当時『BIG HITS』は発売されず、そのジャケットがそのまま使われたようです。1968年初頭に発売され、規格番号はLLM-17285です。アルゼンチンではステレオは発売されず、モノラルのみの発売です。ジャケットは見開きで表面と内側がコーティングされているような艶があり、見開き表側は一枚の紙で薄いペラペラなジャケットです。

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右上に規格番号があります。その下にLujoとありますが、スペイン語で贅沢という意味ですが、ここでは何を表しているのか分かりません。

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左上にLONDONのロゴがあります。

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裏ジャケです。こちらも『BIG HITS』と同じ写真が使われています。タイトルと曲目は全てスペイン語で書かれています。

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タイトルとグループ名の部分です。

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曲目の部分です。

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見開きの内側です。『BIG HITS』の最後のページが使われています。右側はコーティングされているような艶がありますが、左側はコーティング無です。

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レコードは見開きの内側から取り出すようになっています。

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右側のページ左下に著作権表示があります。

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右側のページ下部中央の部分です。各クレジットがありますが、全てスペイン語で書かれています。

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右側のページ右下にLONDONのロゴがあります。

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インナーです。アルゼンチンでは配給元がオデオンで、オデオンの専用インナーが使われています。これを見るとアルゼンチンではビートルズも同じオデオンだったんですね!『SGT ペパーズ』と『BETWEEN THE BUTTONS』が載っています。

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インナーの反対側です。文字だけですがこちらもレコードのカタログです。

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ラベルです。アルゼンチンのロンドンのモノラル用の青ラベルです。曲名がスペイン語表記になっています。その後英語表記がありますが、この部分を除くとラベルの全てがスペイン語表記となっています。上部にLONDONのロゴがあります。上部のリムの最後にARGENTINAとあるのでここでアルゼンチン盤と分かります。中央にタイトルのSUS MAJESTADES SATANICASがあります。右側にマトリクスと℗1968があります。作者クレジットは一番下にMick Jagger-Keith Richardとあります。ビルのクレジットだけ何故かBILL WYMANと全て大文字となっています。マトリクスは機械打ちでARL 8126/ARL 8127です。 

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B面のラベルです。

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80年代に入りアルゼンチン・ロンドンの配給元がポリグラムに変わります。88年にストーンズのタイトルが一斉に再発され、『サタニック』は3Dではありませんが通常のジャケットで発売されました。規格番号は820 129-1で、音もステレオになっています。ちなみにこの時、アルゼンチンでは初めて『BIG HITS』が発売され、ジャケットはUK盤と同じデザインです。この時『BIG HITS』を見たアルゼンチンの人は今まで『サタニック』と思っていたものが実は違うと分かりこんがらがったでしょうね(笑)。

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右下に青空に雲のような模様に紛れて目立ちませんがポリグラムのロゴがあります。

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裏ジャケです。こちらはUSA盤の版下を使ってクレジットなどを追加してあるためタイトルや曲目は英語表記となっています。コピーしたように印刷がややぼやけています。

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右上に規格番号があります。

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裏ジャケ下部のクレジットの部分です。こちらは左側の部分です。コンパクト・ディスクとレコードの番号が逆になっています。これからの3枚は後で付け足したような不自然な感じで遠目に見るとシールを貼ってあるように見えますが印刷です。

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上の写真の右側です。配給元はRCAのクレジットがあります。元々あったロンドンのロゴがぼやけているのが良く分かると思います。

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上の写真の右側です。polyGramと著作権表示があります。

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裏ジャケ下部右側の部分です。

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見開きの内側です。写真では分かりづらいですが、他国と比べるとコピーしたように印刷が不鮮明です。色合いも濃く何となく変な感じです。両側に渡って上下に青のラインがあります。

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青のラインの部分です。このラインが上下にあります。

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UK盤と比べると色合いが全く違います。上がUK盤、下がアルゼンチン盤です。アルゼンチン盤の方が全体に暗く輪郭もぼやけています。

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ラベルです。80年代ポリグラム黒ラベルです。上部にボックスのLONDONのロゴがあります。タイトルはスペイン語で書かれています。曲名はスペイン語の後に英語表記があります。面表記はLADO 1/LADO 2です。プロデューサー・クレジットや作者クレジットはタイトルの下にあります。マトリクスは手書きで27405/A//27405/Bです。途中にスラッシュがあるのでAB面の境は//です。

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B面のラベルです。

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音はUKモノラル盤と比べるとこもっていてあまりよくありません。依然紹介したメキシコ盤のような曲間の長さの違いや繋がっている曲が途切れていることはなく、通常のミックスです。再発ポリグラム盤はステレオですが音が悪いせいか何となくステレオの分離が悪いような気がします。しかし、このアルゼンチン盤はやはり何といってもジャケットでしょうね!これはサタニックの別ジャケと知らなかったら完全に『BIG HITS』だと思って間違えて買ってしまいますよね。私はこのレコ-ドは中野D児さんの本で知り、すぐに原宿の2階にあった時のギミーシェルターで買いました。ギミーシェルター開店当初は珍しいレコードがたくさんありましたね。見開きの内側のブックレットもなくペラペラなジャケで最初はビックリしました。このレコードを買った時は各国盤を集め始めた頃で、まだ世界中にどれだけストーンズのレコードがあるのか全く知らず手探りな状態で集めていたことを思い出します。