ローリング・ストーンズ アナログ盤蒐集生活!

ただひたすらにローリング・ストーンズのレコードを紹介しているブログです。

ローリング・ストーンズ 日本盤シングル ノット・フェイド・アウェイ いろいろ!!

ローリング・ストーンズの日本での2枚目のシングル「ノット・フェイド・アウェイ/リトル・バイ・リトル」です。1964年(昭和39年)5月15日に発売され、規格番号はHIT-346です。ジャケットには英語、日本語のタイトルの他に作者の名前も大きくクレジットされています。この作者クレジットが何だかデザインの一部になっていてカッコいいですね!前作の「彼氏になりたい」のジャケットと同じ写真を使っています。

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裏側は当時のレコードの広告が載っています。当時の値段は330円です。

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こちらは66年(昭和41年)以降の裏側です。値段が370円と変更になっています。右下に©1966とあります。広告に「黒くぬれ!」が載っているので66年7月以降に変更になったと思われます。

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見開きの内側です。朝妻春昭さんの解説と歌詞が載っています。キースの名前がケイス・リチャードとなっています。ジャケット同様こちらも作者のクレジットが異常に大きいです。見開きの内側は330円版と370円版共に同じです。

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レコード袋は65年まで使われたピンクのものです。

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ラベルです。昭和40年頃まで使われていた左側にffrrの耳のマークがあるラベルです。このラベルは「彼氏になりたい」とこの「ノット・フェイド・アウェイ」しか存在しません。右側に回転数と規格番号HIT-346があります。マトリクスは機械打ちでDSt 859-2/DSt 860-1-1-1です。両面共JISマークがあります。

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B面のラベルです。

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こちらはLONDONのロゴの上にffrrの耳のマークがあるセカンド・ラベルです。左側に45 R.P.M.と回転数が、右側にHIT-346があります。マトリクスは機械打ちでDSt 859-1/DSt 860-1-1-3です。両面共JISマークがあります。マトリクスは他にDst 859-1/Dst 860-1-1-4とDst 859-3/Dst 860-1-1-2を確認しました。

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B面のラベルです。

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この当時、ストーンズのレコードがどの位売れたのか分かりませんが、このレコードはあまり見かけないですね。「ノット・フェイド・アウェイ」はバディ・ホリーのカヴァーですが、ストーンズが白人の曲をカヴァーするのは珍しいですよね!バディの方は軽めの感じだったのに対して、ボ・ディドリーのリズムを取り入れて重く黒っぽいサウンドに仕上げたのはさすがだと思います。アメリカではこれがデビュー曲でしたね。B面の「リトル・バイ・リトル」はストーンズフィル・スペクターの共作ですが、オリジナルというよりジミー・リードの曲を演奏していたらこんなのが出来ちゃったよ、という感じですね(笑)。前回の「彼氏になりたい」の時にも同じことを書きましたが、昭和39年の日本でこのレコードを買った人のセンスってすごくいいですよね~!