ローリング・ストーンズ アナログ盤蒐集生活!

ただひたすらにローリング・ストーンズのレコードを紹介しているブログです。

ローリング・ストーンズ UK盤 BLACK AND BLUE ① WEAオリジナル盤 いろいろ!!

ローリング・ストーンズのUK盤『BLACK AND BLUE』です。1976年4月20日に発売され、規格番号はCOC 59106です。ミック・テイラーが脱退したため、ウェイン・パーキンスやハーヴェイ・マンデルが参加した曲が聞けます。ロン・ウッドがメンバーとなってから初のアルバムですが、過渡期のためギターでは2曲しか参加していません。ジャケットは海岸で撮ったメンバーの写真が使われています。見開きで表側にミック、キース、ビルが、裏側にチャーリーとロンがいます。UK盤は手触りがソフトな感じです。

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右上にグループ名とタイトルがあります。グループ名の白は雲みたいだし、タイトルの青は青空の色とマッチしてきれいですね!

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裏ジャケです。UK盤は左下にベロマークと規格番号があるだけのシンプルな感じです。

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左下のベロマークの部分です。

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見開きの内側です。ストーンズにとって海での写真は珍しいですが、夕暮れの海がいい雰囲気ですね。まさにブラック・アンド・ブルーの世界ですね!

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見開き内側の右ページに各クレジットがあります。ローリング・ストーンズ・レコードと配給元のWEAのクレジットの部分です。

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クレジットの最後にストーンズ・レコードの登録商号のPROMOTONE B.V.とPrinted in Englandがあります。

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インナーです。ストーンズ・レコードのレコーディング・シートが使われ、誰がどの楽器を担当しているのか分かります。当時はこのインナーを見ながらレコードを聞くのが楽しみで、画期的なインナーだと思いました。こちらはA面側です。上部レコード取り出し口に丸くカットがあり、下部のコーナーは丸くカットされています。

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反対側です。こちらはB面の曲が載っています。

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ラベルです。このレコードはラベルが2種類あり、こちらは月夜を描いたカスタム・ラベルです。左側にCOC 59106とSTEREOがあります。左側にSIDE ONEとマト、著作権表記があります。曲目は左揃いで両面4曲ずつで作者やプロデューサーなどのクレジットが下にまとめられているのですっきりとした印象です。このアルバムは作者クレジットがキースが先になっていて、ミックが後になっているのが特徴です。これは同時期のシングル「Fool To Cry」でもキースが先になっていましたね。一番下に何故かUSA盤の番号のCOC 79104があります。マトリクスは手書きでCOC 59106 A1/COC 59106 B1です。その他にROLLING STONESとSTERLINGの刻印があります。このタイトルは殆どがA1/B2でA1/B1は殆ど見かけません。

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B面のラベルです。

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こちらはストーンズ・レコードのイエロー・ラベルです。こちらがセカンドプレスで77年以降のラベルと言われています。上部に小さくBLACK AND BLUEとあります。その右下にベロマークがあります。左側にマトのCOC 59106-AとMade in UKがあります。右側に規格番号のCOC 59106とその下にUSA盤の番号のCOC 79104と著作権表示があります。曲目は中央揃いになっていて、こちらもキースが先にクレジットされています。マトリクスは手書きでCOC 59106 A1/COC 59106 B1です。その他両面にROLLING STONESとSTERLINGの刻印があります。こちらもA1/B2以降が殆どでA1/B1は殆ど見かけません。 

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B面のラベルです。

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この『BLACK AND BLUE』はストーンズのアルバムで初めて発売日に買ったレコード(当時は日本盤)で思い入れのあるレコードです。初めて聞いたときはストーンズにしては音がクリアなのと、曲調がバラエティにとんでいるのに驚きました。特にA面のファンク→ロック→レゲエ→バラードという曲の流れがすごく気に入りました。当時はレゲエなんて全く知らず、「Cherry Oh Baby」を初めて聞いた時は「なんじゃこの民謡みたいなのは?」と驚きました。また、「Melody」のようなジャズ調の曲もストーンズとしては珍しいなと思いました。そしてなんといっても「Memory Motel」はストーンズのバラードの中で一番の名曲だと思います。当時はミック・テイラーが抜けて誰がメンバーになるのかと話題になっていましたが、ロン・ウッドと発表された時は意外で驚きました。私はミック・ロンソンが入ると思っていたので、ロニーはストーンズとしては何だか違和感で、その後数年はロニーをメンバーとして認めたくないという思いがありました。ビルとスチュはピーター・フランプトンをメンバーにしたかったそうです。そんなメンバー探しも今となっては懐かしいですよね!ストーンズとしては過渡期のアルバムですが、名曲揃いのいいアルバムだと思います。